昨日は午前中打ち合わせ、午後からいつもの温泉へ。途中手打ちのそばを買った。300グラムほどのパックが600円！。いつも買う蕎麦屋さんのは400円ぐらいだからかなり高い。どんなにうまいのかと食べたらがっかり。
収穫後すぐなので新そばの季節だ。地域おこしなのか建物は立派で自動ドアがついている。ところが電気代節約なのか手動で開けろと。店内には地元産の野菜などが並ぶ。どこにでもある予算消化的な公共建物である。
店内では打ったそばを販売している。そば粉の香りもなくツナギが多いのか太くて固い。好みもあるのであれだが明らかにマズイと思う。地元産とか地域おこしで売るようなものではない。値段も高いし。
いつもそばは同じ蕎麦屋で買っている。自社の畑で栽培したそば粉を使い固さ食感が絶妙だ。もちろん香りも一級品だ。比べるべくもないがオバさんが打つそばはレベルが低い。二度と買わないだろうがこうやって特産品の評判を落とす。
ネットで評判になれば遠くからも買いに来る時代である。連休にはあちこちから客が来て3時間待ちの食堂もある。実力より高く評価されているようなところもある。あるが何かが違うから評判になる。一度評判になればネットで拡散して全国から客が来る。
岩手の山奥にポツンとオバさん達が打つそば屋がある。近隣の景色が素晴らしくバイクのツーリングが多い。連休には外国製の県外ナンバーの大型バイクがたくさん集まる。ネットで広まったのかツーリングシーズンはすごく混んでいる。
そこまでレベルを上げろとは言わないが近隣のレベルに合わせるべきだろう。役所的な発想と向上心のない従業員では無理もない。インバウンドが注目されている。売り物がこの調子ではすぐ飽きられる。いくら景色や建物が素晴らしくてもダメだ。
なんの商売でも向上心がなければダメだろう。昨日よりは今日、今日よりは明日と常に改善して行く熱意がなければ競争に負けてしまう。当社も他所よりは常に負けないつもりで仕事をしている。手刻みがどこでもやらなくなっても続けて行くつもりだ。