青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

090-1060-9764

昨日も打ち合わせ、午後からいつもの温泉。今日はリフォームの現場で塗装業者と打ち合わせ。すぐ作業場で材木の積み込み。午前中、午後と大型トラックで現場搬入。午後から小雨模様になったがなんとか終える。いよいよ明日から土台敷きから始まる。 
 
刻みも一月半もかかって細部まで全部加工した。普通だと上棟できるように刻めば一度休んでまた加工する。現場を空けるのだが空けなくともよくなる。以前だったら大工も人数が多かったので棟梁が毎日抜けて加工した。 
 
今は2,3人体制が普通なので棟梁が抜けると組み立てもできなくなる。大工は一人で仕事をしたがらないのが多い。重いものを持ったり担ぐからだが相方がいないと苦労する。全部ではないが仕上げ前は一人はしんどい。 
 
加工機械が完備していると加工精度も上がり時間も減らせる。なのでいつも刻みは長めにとって一気に加工する。基本的に現場途中で抜けないようにしている。リフォームが重なると他所を頼んだり途中では抜けないようにする。 
 
集中してやることで技術も上がるし効率も良くなって早くなる。現場を取ってくる親方はあちこちの現場を並行してやりたがる。職人を効率よく動かせるので現場ごとの空きがなくなる。施主のことより自分の経営を優先する。 
 
いい仕事をしていい家を建てようとするではない。商売として効率よく儲けようと言うことだ。大昔の棟梁はあまり仕事を重ねないようにゆっくりと進めた。請負い制が増えて社長は効率最優先で儲けようとする。何箇所も現場を取ってうまく回せば利益率が上がる。じっくりといい仕事をする昔の棟梁が消えてしまった。CIMG7020