青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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今日で現場は終了。大工が後片付け清掃をして鍵をかける。新年8日から稼働する。事務所は明日で片付け4日から仕事開始。毎年似たような感じで正月も4日も経てば飽きてくる。大した用もないがなんとなく事務所へ行く。 
 
今年はほぼ一年現場が続いた。有難いことですが少々疲れ気味だ。なので絶対に6時以降は仕事をしない。土日も仕事があったりするし平日は現場がある。設計者であると同時に現場監督でもあるから忙しい。 
 
当社の現場監督はよそとは少し違う。よそは基本的に建材を取り付けて家を建てる。職人は取り付けサービス業のようなものだ。あそこの棚はどの木を使ってどんな寸法に加工するとか手作りが当社のウリだ。 
 
よその現場では下職たちもただひたすら取り付け業務しかない。こうやれば便利とか格好が良くなるのになんてのはない。どこの業者がやっても皆同じと言うことで創意工夫とか技術力は差別化できない。 
 
そこが変だよ日本人なんてテレビ番組があったが日本人は均一化が大好きだ。皆と同じものなのに些細な差で満足したがる。建材の組み合わせを少々いじくってデザインと言う。肝心の木の構造とか使う素材には無関心だ。
 
監督の仕事は建材の発注業務と業者の手配がメインで現場はあまり来ない。別に教えるような技術もないし打ち合わせもないからだ。当社はほとんど特注品で作っているようなもので私が行かないと職人はどうしたらいいかわからない。 
 
だから職人からの電話と図面の催促がやたらに多くなる。普通に取り付けだけだったらないことなのだ。こう言うやり方は現場が重なったりするとメチャクチャ忙しくなる。だから疲れる、いっぱい現場はやりたくないと言うことになる。