青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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連休は天台寺の保存修理工事の見学に行ってきた。平成25年からスタートして28年度に完工予定だったが遅れている。予想以上に腐朽が進んでいたのだろう。今は屋根の葺き替えがあって見学できる。 
 
改修前は本堂にあった本尊は仮の場所に移されていた。本尊を収めるところだけを見ることができる。柱なども継ぎ足しで補修されている。柱以外はカツラが多用されていて近くにカツラの木が多い。 
 
屋根は銅板葺きだったのを昔の板貼りに戻している。吉野地方から取り寄せた杉の丸太を鉈で割る。柾目方向に割り表面はカンナがけはしない。水が侵入しにくいのと隙間で毛細管現象が起きないからだ。 
 
玉切りした丸太を見ると年輪が細くて樹齢は2,300年ぐらいだと言う。これを7,8枚重なるように葺いていく。重なる部分は竹製の釘を使って一番下まで貫通させないようにする。これだけ重なると雨漏りもない。 
 
周辺はもともと杉の山だったのが戦前に売却されてしまった。それ以来荒廃が進み50年前から復興の機運が進んで今日に至る。個人的なことを言えば瀬戸内寂聴師の講話が始まった初期に子供を連れて参加したら頭を撫でてもらったことがある。 
 
当日は気温が低く雨も降ったり人出も少なかったようだ。法話の時は境内はおろか石段まで埋まる。山頂まで登るだけでもかなりの運動になる。周辺の杉の大木の根っこがいっぱいあって昔は荘厳な雰囲気だったと思われる。CIMG7294

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