青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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昨日よりも気温が上がって外に出るとクラクラする。全国的に見ると大したものでもないだろうが。昨日は朝早く町内の草刈りがあって参加した。霧のような雨が降って作業には最適だ。終わってそのまま薪割りをした。 
 
前にも書いたように我が家にはエアコンがない。涼しい座敷で寝ているが夜間は冷え込む。朝は寒くて起きるほどだ、もちろん窓は閉めたまま寝る。それでも日中はさすがに暑くて逃げるところがない。 
 
夜間は良いとして日中の暑さが問題である。特に家内はいる時間が長く文句タラタラである。退職して4年経つが徐々に家にいることが多くなった。30度を超える日は一月あるかどうかだ。 
 
普通は居間とかリビング空間は南側にある。日中の日差しは容赦なく照りつけるから逃げるところはない。夜には周りの山から涼しい風が降りてくる。日中の日差しはどこでも同じだから日が当たれば暑い。 
 
軒の出の大きい座敷は廊下部分にしか日が当たらない。畳は夜まで当たらないから涼しい風が吹くとすぐ冷える。このカラクリは分かっていたから設計する際はいつも気にしている。 
 
方角と時間で季節によりどこまで陽が入るか計算できる。この調節に有効なのは軒の出が一番やりやすい。意外と和風の方が涼しいのはこのためだ。今風のデザインだと軒は出さないし開口は縦に長い。 
 
和風だと横に長い引き違いが多く季節で日の出入りが計算しやすい。冬陽が差し夏は入らない家ができる。デザイン的に思うようにならない場合があるからいつもできるとは限らない。一見古臭くパッとしない外観でも住めば快適な家ができる。