青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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現場も残すところ一月となった。大工は来週で完成を目指している。壁が終了して床も貼り始め造り付けや棚を来週予定している。漆喰の材料も発注し歩道の切り下げの申請も出した。 
 
床は杉なので柔らかく傷がつく。養生は丁寧にやらないと後で困る。内装に杉の羽目板が多いが床も杉が増えた。素足で歩くと暖かく気落ちがいい。広葉樹の床は傷がつきにくいが冷たい。 
 
杉床は基本的に無垢の一枚板を加工する。広葉樹は長尺材が難しいでの継ぎ足す。継ぎ足すのが嫌いで一枚板にこだわれば杉とか赤松、唐松など針葉樹になる。 
 
針葉樹は一般的に柔らかいので傷はつく。年数を経て汚れたり傷になっても構わない方でなければ使えない。クリとかナラは硬くて丈夫なので経年変化があまりない。1階は広葉樹2階は針葉樹だと両方の良さを引き出せる。 
 
針葉樹は建てる方から言わせれば養生が大変でしかも長尺なので貼りにくい。繋ぐのをユニと言うがユニだと短いので貼るのが容易だ。大した技術ではないが。 
 
あとは湿気たり暖房で伸び縮みが針葉樹の方が激しい。と言うことは隙間ができたり盛り上がる。盛り上がるのは広葉樹も同じだが。後で汚れるのが嫌なら広葉樹で温かいのが良いなら針葉樹だろう。