青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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薪ストーブ

大寒も過ぎたが厳しい寒さは続く。今冬は年末から寒かったので身体も慣れて寒さを感じない。コロナで事務所と自宅以外は滅多に行かないので歩くことがない。仕事も無いし訪問者も滅多に来ない。 
 
昨年はそのうちコロナは終わると仕事があったが流石に今年は厳しい。年末少し現場があって期待したのだが。何のことはない今までで最悪のペースではないか。流石に心が折れると言うかゲンナリする。 
 
薪ストーブを毎日2箇所着火する。6時には自宅を8時には事務所だ。着火用の薪も準備万端なので点火作業も楽々だ。ストーブは着火後30分は暖かくない。部屋を温めるには2時間ほどかかる。薪がただ燃えているだけである。 
 
スイッチオンですぐ暖かい灯油やエアコンなどとは違う。薪ストーブも大きく2種類あって鋳物と鉄板がある。鋳物は見た目は良いが温まるのに時間がかかる。鉄板はデザインはイマイチだが熱くなりやすい。 
 
私は鉄板を使っているが着火してフルに燃やせるように薪を用意している。乾燥した針葉樹はすぐ燃えて高温になる。広葉樹は温度は低いが火持ちが良い。最初針葉樹で徐々に広葉樹と言うのが理想だ。 
 
昨年の冬は薪不足で他所からもらったりした。それもあってナラを大型一台買って割った。薪が不足すると家族が騒ぎだして大いに不安になる。慌てて作業場の残材を燃やしたりするが不安は解消しない。 
 
で、作業場の整理で薪が出現し今年は持ちそうだ。割ったナラは来年以降になる。薪ストーブ使用の方がいつもセッセと山から薪を出しているが気持ちはよくわかる。今年はその不安が全くないのでおおらかに暖かく過ごせる。


除雪

年末からの寒波が厳しかった分今は楽だ。事務所前の歩道の雪も溶けて歩きやすくなった。向かいの歩道は日影になるので溶けにくい。新しい家が増えて除雪に熱心なところとそうでないところの差がある。 
 
基本的に自宅前の歩道の除雪はほとんどのところがやっている。隣が綺麗なのに自分のところをやらないと気になる。概ね高齢の方の家はきちんとやっている。問題は新しく越してきたところだ。 
 
町内会に未加入とかゴミゼロ運動にも不参加なところもある。まあぶっちゃけ協力的でないってことだ。私のところは接道長さが45mあって長い。普通の倍はあるので除雪はしんどい。 
 
隣の公園は町内の除雪機を持っている方がやっている。もちろん広大な面積だから個人がやるのはキツい。事務所は公園に沿って建っている。通行量も結構なので除雪は助かるだろう。窓からいつも見ているが歩きにくそうだ。 
 
公園と歩道に挟まれた三角敷地なので本当は除雪は協力した方が良い。なのだがいつも歩道しかやったことがない。せめて歩道ぐらいはセッセとやらないとならない。20年前だったら一斉に除雪するからお向かいとあいさつぐらいは交わす。 
 
新しい方とは会話することもなくやらない方とはもっと会話がない。時間が経てば変わるかもしれないが町内の雰囲気が変った。事務所を構えて28年経って私より古いのが圧倒的に減った。


コロナの新年

コロナの新年が今年も明けた。もう飽きたと思いながらも我慢しかない。もちろん営業成績も散々でどうやって生き延びたか思い出したくもない。などと愚痴はもう言うまい。気持ちは明るくちょっぴり他人の悪口を混ぜなら続けていく。 
 
間が空いて面白くない方もいるかもしれない。仕事に直接結びつかないのを承知で好き勝手を言う。70歳を過ぎて気持ちも身体もガタがきた。ひっきりなしに医者通いが続き次は何を治すかウンザリだ。 
 
歳をとると言うことがダイレクトに実感する。今まであり得なかったことが続けて起こる。歯が痛い、血圧が高くてフラフラする、老眼でテレビも見にくい、補聴器無しでは会話できない….。 
 
コロナで仕事も減り同業者達も愚痴を言う元気も無くなった。住宅業界は元請けだけがさっぱりで下請けの職人達は忙しい。減っているからだ。貸し出している息子も正月早々仕事に行った。 
 
安物と大手の住宅だけが目につくが地元の中小は先が見えない。工務店などは下請け業者で生き延びている。いつかはそうなるだろうとは思っていた。断熱がどうとか強度がと元請け業者には面倒なことばかり増える。 
 
設計管理がしっかりしないと住宅は取れない。デザイン最優先の家作りは国産材にこだわる当社にも厳しい。リフォームだけは在来工法の家ばかりだから向いている。だからリフォーム専門業者になってしまった。 
 
ぶっちゃけ大手のリフォーム業者はデタラメと高額が付き物だ。あまりの高額に当社にも見積依頼が来る。面白くないなんて言ってられない。取らないことには生きていけない。こだわりの家の注文が来ることを祈って頑張るよりない。


果樹

昨日は暖かったのに今日は寒い。事務所の後ろは三角の空き地が7坪ほどある。事務所の建物の脇を通って行く。滅多に行くこともないが公園側からはしっかり観られる。 
 
で、その空き地だが柿の木でも植えようと思う。ここは公園の下のトンネル工事に貸して返却時に石だらけで帰ってきた。いわゆる土ではなく砕石だらけで硬い。事務所の建物を建てるときにわかっている。 
 
簡単に言うと木などは植えられない。ほんの10センチほど土をまぶしてあるだけだ。だから木を植えようとすると深く掘るか嵩上げするしかない。嵩上げは費用がかかるので穴を掘ることにした。 
 
ツルハシとスコップで直径1m深さ50センチの穴を掘った。もちろん凍っているから簡単ではない。ゴロゴロと大きな砕石を一つずつとって掘る。あとは公園から落ち葉を集めて入れ黒土を運んで被せる。 
 
春になったら鶏糞とか鹿島土を入れて植樹する。自宅にはイチジクとブドウを鉢で植えている。いつか移そうと思っているがここは日があまり当たらない。ある程度樹勢がつき背丈ほどになれば問題ない。 
 
で、家内と相談して柿を植えることにした。あまり手がかからないしお隣に迷惑をかけるようなところでもない。自宅で空き地に様々果樹を植えている。周囲は家がないので影になったり落ち葉で迷惑をかけないからだ。 
 
それに私が死んでも残るし孫子の代にも実を食べれる。今も祖父が植えた柿やリンゴを食べている。柿は私が小学生の時に植えたが大木になりもらいに来る方がたくさんいる。花も楽しめるし誰が植えたか思い出す。


受け入れる

先月の健康診断で指摘された病院通いをしている。聴覚は生まれつきだから処置なし。高血圧も若い時から指摘を受けているのでこれも処置なし。今回から緑内障疑いが出た。緑内障って何だったけ。 
 
2年前からメガネが合わないのか見づらい。テレビやパソコンが見にくい。メガネの所為にしていたがどうも緑内障疑いらしい。すぐ手術ってわけではないが徐々に悪くなったら可能性あり、だそうだ。 
 
まあ歳をとればそんなものだろう。来年の免許書換えに伴う高齢者講習が少し心配になってきた。今までは裸眼で済んだが次は眼鏡使用になりうそうだ。裸眼で0.4はアウトだろう。歯もあちこち痛くなって治療に通わなくては。 
 
検診には関係ないが歩くのが遅くなった。すぐ疲れるのと膝が痛くて正座できない。しかも歩くとどうもガニ股になっている。子供の頃祖父がガニ股になって歩いているのを覚えている。買い物に行って鏡に映った自分がガニ股になっている。 
 
膝が痛いのと関係ありそうだが酷くなってきた。もう何もかも老化の典型ではないか。ゲンナリする話だが現実は厳しい。娘や家内にしつこく言われると気が滅入る。.どうしようも無いって言い張るが…。 
 
こうやって現実を受け入れざるを得ないのだろう。諦めとも違う変な気持ちだが慣れるよりない。先人もこうやって受け入れてきたではないか。誰も見ていないって開き直るかだ。まだ諦めきれないのがシンドイのだが….。