青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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ウニ丼

公務員の娘のボーナスが出るのでウニ丼を食べに行った。30年も前から贔屓のところがあって毎年のように行く。有名な観光地にあっていつも休みの日は混んでいる。 
 
ネットの普及で美味しいと評判のところはすぐ広まる。ここは昔からの食堂で海に近いので海鮮料理が主だ。建物はケヤキとか本物を使った昔風の作りでどちらかと言うと古臭い。 
 
流行りのカフェとかイタリアンとかのイメージからは遠い。畳敷でせんべい布団に座って食べる。なのにここ何年か混んでかなり待たないと入れない。コロナの今の時期でもほとんど変わらない。 
 
食べるメニューは決まっていて少しずつではあるが変化している。ウニの量が気持ち減ったように感じる。添え物も量や味が変化している。基本的な味付けとか変わらないが値段とコストの関係で変わる。 
 
初めてきた時は祖父を連れて来た。歩くのもままならないのに好物のウニ丼と聞いて一緒に行くときかない。えらく感動してそれが最後のご馳走になってしまった。 
 
当時と変わらぬ味と建物は時代の流れに沿っているとは思えない。なのだがインスタ映えするだけの偽物料理とは大違いの味と素材は今も健在だ。あらゆる世代がひっきりなしに来客し愛されるのは本物の魅力なのだろう。


施主様の変化

今日は電話も鳴らず来社もない。迷惑メールも減ったしすこぶる快適である。せっかく付けたエアコンも活躍機会もなくエネルギーコストもかからない。 
 
車の走行距離も減ってそちらも経費節約になった。業者に見積もりを依頼しているが総じて安い様な気がする。お盆過ぎの現場が見通せないのだろう。 
 
ここで確実に決めていかないと年内は厳しい。建材メーカーも事情は同じで販促に余念がない。とは言うもののこちらにとってはそれ程のメリットも無い。これと言った手も無いってことか。 
 
不景気と言っても新築が半減したと言う訳ではない。2,3割減っても大打撃なのだが踏ん張れなくて弾き飛ばされるのもいるだろう。 
 
横ばいでベスト、2,3割ダウンは皆と同じ、半分以下は店じまいの準備。過去の不景気を切り抜けてきた業者も今回は差が出そうだ。 
 
施主様の変化を見通せないと先はない。若者の都会志向は減るだろうかそれとも食えなくて増えるか。新築需要は何と言っても若い世代が頼みだ。リフォームは年金の多い高齢者が主力だろうか。 
 
ここ2,3年でわたしらの子世代が家を建てるようになった。自分の子供が理解できないってことは施主様が理解できないことだ。何ともシンドイ時代になったものだ。


イアホン

朝から雨で梅雨空が一日中続く。気温も上がらず肌寒いくらいだ。ゴミ焼却も兼ねてストーブに着火した。書類などが冬だったら焚き付けに使うので貯まらない。外部に出せないものもあるのでいつも燃やしている。 
 
2年前からiPhoneを使っている。探し物をしてイヤホンを見つけた。購入以来使用したことがあない。ちょっとiPhoneにつないでみた。で、その音質に驚いた。 
 
パソコンにつないで使えるスピーカーはある。高級品ではないから音質がいいとは言えない。大音量で聞いたこともないし本気でお音楽を聴いているのではない。 
 
そのイヤホンだが付属品でついてきたのだが一度も使用していない。試しに昔の曲を大きな音で聞いてみた。素晴らしい、音がこんなに身近に感じるなんて。知らなかったのかと言われるとその通りだ。 
 
娘がいつも耳に入れているのがこれだった。ワイヤレスもあっていつも音を持ち歩ける。学生の頃好きなバンドのLPを思い切り聞きたいと思っていた。狭いアパートで音質の悪いオーディオでは叶わない。 
 
それがいつでもどこでも好きなだけ聞ける。しかも音がこんなに近く感じるなんて。早速音質の良いワイヤレスを購入した。ただ電話を取ったり会話ができないのは困ったことだ。


アフター

曇りがちの天気で夕方から雨。午前中は図面作成、午後から工場の補修で現場へ。その後雨漏れの現場へ行って補修。戻ると6時過ぎになってしまった。 
 
アフターや小工事が増えてそれなりに忙しい。工場の社長から自宅の補修も依頼される。こうやって仕事が増えていく。だから小工事だからと言っても馬鹿にできない。 
 
仕事は繋がっていくものと長年の経験でわかってきた。少し遅いかもしれないが。とにかく丁寧に迅速にお客様のところへいくことだ。後延ばしはいけない。すぐやるのが原則だ。 
 
コロナ影響は新築にはあるがリフォームや小工事には無い。生真面目でキッチリと物事を片付けたがる方が多い。些細なことでも直したり対応することだ。 
 
とかくアフターはクレーム絡みが多い。つい面倒臭いので後延ばしする。そこがトラブルの元となるのだ。すぐ対応する、これが一番肝心だ。すぐ対応して怒られることはないが遅れるとイヤミの一言があったりする。


市街化区域外

朝から晴れて暑いとまではいかない。午前中は今度の現場の下見に行く。親の土地に分筆して建てる。広い敷地なのでどこに建てるかで分筆の面積や位置が決まる。 
 
測量が進んで隣接する地主に立ち会ってもらって確定する。個人とか町道はすぐできるが国道と接しているので国の立会いが必要だ。簡単には来てもらえないので何ヶ月もかかる。 
 
全部の境界が確定後分筆作業に入る。どこまで宅地化するかを決めないとならない。建物の位置が重要で敷地からはみ出ないように分ける。つまり設計作業と密接に関係がある。 
 
私の自宅に息子の家を建てる際も結構時間がかかった。いわゆる市街化区域でないと面倒なのだ。国土調査が入っているとかなり楽だが田舎はまだのところが多い。 
 
そもそも市街区域外は建物を抑制する地域なのだ。理由もなく家は建てるられ無い。市街化が無制限に広がらないように規制されている。自分が生まれた所とか農業や関連事業をやるとかでないと許可が取れない。 
 
行政はコンパクトな方が経費がかからない。ただ別荘を建てたいとか田舎が好きだだけだと難しいだろう。給排水から生活道路の整備まで行政は金がかかるからだ。IMG_1420