青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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木材保護塗料

気温が低い日が続き体もすっかり慣れた。風もなく晴れた日などは暖かく感じる。明日まで現場は一人だが明後日から増える。応援も予定しているがまだ目処がつかない。2月中に大工工事は目処がつく。 
 
外部は板を張ると塗装が入る。今度は古びた感じの色にしたいと希望された。基本的に板は木部専用の塗料を使う。石油系とか自然素材とか様々あるが今回はウッドロングエコを使う。
 
これは着色するのではなく経年変化で色が変わる。木材保護塗料と銘打ち膜を作る塗料とは違う。柿渋とかベンガラなどのような染み込む塗料という感じだ。塗った直後は無色だが2,3ヶ月すると茶色っぽい色になる。 
 
特に膜を作るのではないから水は弾くような感じだはない。内部に染み込まないものだろうか。時間が経つと色もまだらで塗っていないような感じになる。古びた感じと言うか無塗装の感じになる。 
 
樹種によって色が違うが杉は薄い色になる。唐松は濃い色になり感じがまたちがう。他の木は試したことはないがグレーとかになるのもある。木の目とか節などが浮き出て自然な感じになる。 
 
建材などの外壁材は基本的には色がついている。その色は長く保つものが良いとされる。ウッドロングエコはいきなり古びて数年経過したような色になる。考え方が全く逆で色が保たない。しかし染み込んだものが腐りにくくして保つ。


薪ストーブ

昨日は予定していた仕事がキャンセルで休んだ。いつもの温泉とテレビの相撲観戦。寒い日が続いて日が出ると暖かく感じる。事務所と倉庫にあった薪を自宅に運んだ。 
 
今度の現場は残材がお施主様へ置いていくことになった。いつもだと持ち帰りの残材があるので薪が減らない。製材の雑材がいっぱいあるのでまきに困ることはないが。 
 
針葉樹の残材は薪としてはすぐ燃え尽きるので面倒くさい。ひっきりなしにくべないとすぐなくなる。いわゆる火持ちが悪い。広葉樹であれば長く燃えるので何度もくべなくても良い。 
 
広葉樹は一気に燃えないので火力もない代わりに火持ちが良い。しょっちゅうくべると言うことは扉を開けることだから爆ぜた火の粉が飛ぶ。それが床に落ちて型がつく。 
 
鋳物の薪ストーブは火力が強い針葉樹ばかり燃やすのは禁止だ。割れたり中の遮熱レンガなどが壊れる。自宅は鉄板ストーブなので気にしたことはない。 
 
薪ストーブはオープンの暖炉の変形として出て来た。小さな部屋用とか煤などの汚れを嫌う方に向いている。暖炉の前の空間が相当大きくないと設置できないし熱効力が悪い。大きな薪をガンガン燃やすようでないと暖かくない。 
 
小型で部屋を汚さないストーブは現代の住宅向きだろう。囲炉裏や暖炉は憧れる方もいるが効率が悪くあまり暖かくないし時間もかかる。インテリアには良いかもしれない。
 


人手不足

今朝はさらに寒さが和らいだように思う。連れ出したワンコと田んぼの道に行くとそれなりに寒い。風はなくとも遮るものがないところは寒い、当たり前だが。現場は家に囲まれているから風は強くない。 
 
今日も大工は息子一人、当分助っ人はあてにはできない。時間はかかっても丁寧な仕事ができると言う考えもあるが工期に影響する。今日も製材所へ問い合わせたがまだ返事がこない。 
 
これからの時代は人手不足が常態化しそうな気がする。特に職人はほぼ決定的だろう。せっかく仕事を取っても着工できない恐れがある。ものの値段ではなく人件費で現場が成り立たなくなる。 
 
高齢化社会になって景気が悪くなってと普通は考える。しかし高齢者も消費者である以上仕事はある。あっても人手がないから求人が激しくなる。職探しに有利になって転職も容易になる。 
 
もしかしたら若い世代は就職に困らない時代が来るかもしれない。それは中高年の再就職にも言えて健康で働ければ食うに困らない。インバウンドで日本に来た外国人がタクシーの運転手が高齢なのに皆驚く。 
 
定年前の世代は大手の企業や公務員などと収入に格差がある。65歳になると立場が逆転するかもしれない。働きたくても無理やり追い出されるところと定年などあまりない職業で違って来る。 
 
皆が同じように働けるわけではないがそう言う職業の方は有利だ。70代まで働けば年金も含めそれなりに余裕が出て来る。その前提になるのは健康を維持することだ。あまりストレスもなく酒タバコもやらず常に運動することだ。


他所の値段

今日はだいぶ寒さも和らいだ、と言うより慣れたかも。ワンコを連れ出しても顔が痛くなるような寒さはない。日が当たる部分だけ溶けても他は雪が積もったままだ。うっかり歩くと滑ってしまう。 
 
図面を描いている方は何人かいるが1年以上になる方もいる。一度は他所にお願いするからと途切れてまた復活した。ここ一年ほどで業界も景気が良いのか価格も強気になった。 
 
当社では最初に大体の金額はお話しする。高いと呆れられてまた戻ると言うことは他所も同じぐらいだったか。当社は低価格がウリではない。こだわれば高くなるのは仕方がない。 
 
安物のチラシも心なしか減った。あちこち回るのは普通なので他所の値段までわかることがある。こだわりもなく建材とプレカットの家が手刻みと同じなわけはない。経費だって多分当社の方が安いはずだ。 
 
ぶっちゃけ原価が安いのに同じに売れば儲かる。当社は原価が高いのに同じと言うことは儲からないのか。人数が少ないし余計な宣伝もしない。 
 
他所様の商売をあーだこーだは言えない。適正な利益で自然素材いっぱいの手刻みの家を他所と同じに提供している。たまに当社の値段を高いと言う方もいる。手刻みもプレカットも違いがないと思っているからだろうか。


事務所

今朝は昨日よりさらに寒い。で、道路が凍って滑るのでワンコはお休み。現場も午前中は雪が降ったが大工がささらつけ。外部仕上げももう少しだがここから手間がかかる。 
 
何人か設計の仕事があって朝から晩まで図面描き。外が寒いのかどうかがわからなくなる。私は基本的に事務所では飲み食いはしない。冷蔵庫は何も入っていない。夏は冷たい飲み物を少し入れてある。 
 
事務所も24年経過してだいぶ古びてきた。ドアが錆びてこれは原因がわかっている。型ガラス入りだったのを透明に変えた。型ガラスは4ミリで透明になると3ミリになる。付属のゴムをそのまま使ったから漏る。 
 
他は樹脂サッシだが日が当たって変色が多少出てきた。外壁はガルバリウム鋼板貼りだが特に変色もなく歪みは最初からあった。倉庫などに使われるからコストダウンそのものだ。本来は屋根材だから耐久性は問題ない。 
 
惜しむらくは断熱で10.5センチの壁厚に10キロのグラスウールが入っている。今の基準だと気休めに近い。内部はシナ合板貼りで外部用の塗料を塗った。ラッカーやニスは日に焼けやすい。外部用はあまり変化がない。 
 
床暖房が入っているがこれはこれで快適ではある。立ち上がりが遅いのが難点だが。薪ストーブをつけようと思ったがしょっちゅう出入りする事務所には向いていないかもしれない。 
 
いつかは外壁を板貼りにしようと考えていたが果たせないでいる。年齢を思えばできないかもしれない。展示場もどうにかしようと思っているが答えは出ない。