青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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湿っぽく肌寒い一日。まるで梅雨時のような天気でこないだまでの暑さが嘘のようだ。今日はリフォームの現場しかないので朝一で現場へ行った。床が終わって出入り口枠をつけ始めた。ここまで来ると仕上がりの感じがわかって来る。 
 
今月から古民家リフォームの広告を載せている。月に4回3ヶ月以上掲載すると言う条件である。過去にも何度か掲載したので6回の時と8回の時があった。気まぐれに連続で載せたり1週間以上開けたり定まらない。 
 
古民家と言う言葉なのか反応がある。3ヶ月掲載中に何人か電話が来る。さらにブログの閲覧数も少し増える。その閲覧数も昨年末以来微増を続けている。昨年末も広告を載せていた。 
 
ブログは当社の仕事のやり方とかポリシーのようなものを判断する方法になっている。立派な事務所や展示場があっても土地は借り物で建売として売却予定の形が多い。いつでもすぐ止められる。 
 
セールストークで展示場や見学会で客を掴み外注で工事する。だから事務所には営業マンと電話番しかいない。その点ではブログは簡単に消えないので嘘は書けない。展示場も建売のように売却しにくく作った。ずっと使うつもりで凝った作りになっている。 
 
ところが自分が引退するとなった場合は壊すしかない。勿体無いし金に変えられなくしている。廃業とかの時は不便この上ない。これが気に入ってくれる方でも登場すれば別だが難しくしてしまった。 
 
実は一度だけ若い女性が結婚を機に新築する話があった。展示場を見てこれを欲しいと言うのだ。その時は引退はおろか廃業する気もなかったので断った。今考えると売却した方が良かったかもしれない。もっとも事務所ごとなので引退するとかしないとならないが。


タケノコ

ここしばらく暑い日が続いたので寒く感じる。曇って雨が降りそうな天気で気温が上がらない。午前中はリフォームの現場へ行ったり車検の書類を届けたり。昼食前に事務所の周りを片付けた。草も伸び放題でせっかくのサツキも咲き始めても見栄えがしない。 
 
展示場の前に小さな庭がある。自宅から竹を持って来て植えた。3年になるが毎年タケノコが出て増え始めた。竹はなかなか強くて一度根を張るとちょっとそっとで除去できない。自宅でも毎年タケノコを潰すので苦労している。 
 
展示場の庭は階段の脇に木でも植えようと作った。タケノコが出て成長すると色が黒くなる種類だ。出て何ヶ月かで黒くなる。孟宗竹の一種だろう。 
 
竹は根が張り始めると遠くまで伸びる。展示場は周りがコンクリートで覆われているので外に出れない。コンクリートを突き破ることは不可能だ。だから竹を植えようと思ったわけだ。 
 
まだ父が存命の頃に客からもらった竹を植えたことがあった。勢いがつくと直径が10センチにもなる種類だ。畑の隅に植えたら成長して隣まで伸びるのを知っている父が毎年こまめにタケノコを潰す。4,5年でとうとうタケノコも出なくなり絶滅した。 
 
竹の勢いで家中が竹だらけになったのが近所にある。空き家だったので文字どうり家の中まで出て来た。それを知っている父がせっせとタケノコを取り続けたわけだ。殺すのも大変なのでタケノコを取り続けた。 
 
展示場は南側が道路でひくくなっている。中が丸見えになるので木でも植えようと思ったが果たせなかった。金もかかるし成長も遅い。竹ならば早いしすぐ目隠しになるに違いない。家内は反対で将来絶滅させる苦労を思うとやめた方が良いと。かっこいい目隠しになるか増えすぎて始末困るかどうなることか。CIMG6322


農地

朝一で新築の現場で残工事。午後からリフォームの現場へ。合間に業者と打ち合わせ。ゴチャゴチャと忙しくあっという間にブログの時間。先週から暑い日が続いたが今日は涼しい。 
 
自宅の周りは田園風景が広がり田植えが終わって緑も濃くなった。自分の田んぼは田植えをしなくなって15年くらいになる。貸しているのだが貸し先が何度か変わった。今は農地中間管理機構という県の出先機関に貸している。 
 
事実上タダで貸している。その代わり固定資産税がない。なのだが近隣の水利組合とか共同作業は免除にはならない。何ともしがたいのが農地だ。 
 
宅地同様農地とて価格は下がっている。タダでもあげたいと言うのもいるくらいだ。自分で耕作しないと困った財産だ。畑であれば植林したり放置できるが田んぼはそうはいかない。 
 
水利組合というくらいで水路が自分のところを通っている。下の田んぼへ流さないとならないので自分のところで止められない。放置して草が生えると隣に迷惑をかける。だから強制的に耕作しないとならない。 
 
宅地の見込み地であれば将来売れることもあるが郊外ではありえない。息子にそのまま引き継がせてもただ迷惑なだけだろう。かと言って簡単に売れる見込みもないし所有し続けるしかない。宅地ですら下がり続けるのに農地はマイナスの財産でしかない。


官営民営

真夏かと思わせるような陽気。日曜の午後から近隣にあるチューリップ公園に出かけた。散り始めて無料開放になったチューリップを鑑賞。半分ほど花が切り取られて葉だけになってしまった。日当たりが悪そうなところがかろうじて満開。 
 
15年くらい前だったか子供と来たことがあった。出来立てで花も少なく風車だけが目立つ公園だった。増えたのは花だけで施設もあまり変わらない。来場者もそれほどではと思わせるところだ。 
 
森林関係の補助金で建てたもので近隣には産業らしいものと言えば木炭だ。10年以上前に栗の大木がたくさんある山を見に来たことがあった。あまりの多さに購入は断念したがその後どうなったか。 
 
左様に何もないところにいきなりオランダ風の風車ができチューリップが植えられた。近くにダムができてその関連で何か作ろうとなったのだろう。寂れていると言うほどでもなく管理もきちんとしておりそれなりに人が来るのだろう。 
 
過疎化の進む典型的な山奥に何かを作るとしたらこんなものしか出来ない。予算もなし人もいないとなれば補助金頼りになる。管理だけが町になって職員が常駐する。夏の快適シーズンでこんなものなら冬は開店休業だ。今後の展望も特に持てない典型的な施設だろう。 
 
昨日は朝市にも行った。友人が出店していることもありたまに散歩を兼ねて家内と行く。同級生にもあったりして飽きない。買い物は特に安いと言うほどでもなく新鮮さだけがウリだ。たまに掘り出し物があったりして面白い。 
 
かたや民営でもう一つは完全に官営だ。場所も違うし比較するのは無理があるが活気がぜんぜん違う。人口減少の未来は官営からでなく民営からしか生まれない。いかに人に集まってもらうか予算だけでなく知恵がものを言うようだ。CIMG6320


引き渡し

昨日にも増して暑い一日。朝一番で引き渡しの迫る現場へ家具類を届ける。現場では電気工事が残り工事を片付ける。いつも最後になるのは電気工事。エアコンとかテレビアンテナとか最後に取り付けるのが多い。 
 
引き渡しのために電気と給排水の業者を呼んで説明する。一通り説明をして鍵を渡して終了。まあ後は住んでからのアフターってことになる。見ただけではなかなかわからない。実際に住んで見てわかることは多い。 
 
業者もメーカーや問屋を呼んで説明する。別に変わったこともないが建てる業者の力を示す意味もある。施主の前で威張ってみたい。欠点やクレームまがいのことはメーカーに聞くのが一番だ。何と言っても詳しい内容はメーカーが一番知っている。 
 
午後はリフォームの現場で打ち合わせ。大工は一人で息子たちは作業場。いよいよ一階の床を貼って内装のイメージが湧いてくる。思ったより色が薄いとか目がはっきりしないなど貼らないとわからない。 
 
お施主様もご家族でいらして現場の様子をご覧いただく。家族それぞれ思いはあって希望も様々だろう。しかし細部に囚われるのは素人だからで全体のイメージを変えないようにしないとけない。設計者からすれば見えない部分も計算づくなのだが素人にはわかりにくい。 
 
出来て初めてわかると言うのではプロには失格だ。見えない部分を設計して初めてプロだ。高さや幅などの寸法的なことも色や模様などまでどう言うイメージになるか調整している。現場でボーッと突っ立って何時間も見ていると職人たちに邪魔扱いされる。頭の中はフル回転で考えているのだが….。