青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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山を見る

今日もほぼ昨日と同じ。セッセと図面を描いて見積もりを頼んで….その繰り返し。時折業者から電話が来るくらいで静かなものだ。パソコンの前に座ってばかりいるので少し運動不足気味だ。隣の公園でも散歩に出ろと家内が催促するが。 
 
森林組合の担当者から電話があり伐採をいつにするかと。急げば今週できると言うがまだ早い。自分の山も伐る予定なので一緒にやりたい。組合の都合より製材の都合がある。今伐ると本当は水が上がって乾燥しにくいし割れやすい。虫もつきやすいし。 
 
来月以降に予定を組んでもらって一緒に製材したい。自分の山はカラマツと杉が主だ。広葉樹も多少はあるかもしれない。2,3日前に山を見たが雑草がすごく入る気にならない。もう少し気温が下がらないと汗もかく。 
 
カラマツは樹齢が50年以上なので伐り時になった。風で倒れて間が空いてみっともなく無くなった。全伐して植え直したい。周りに杉もあってこちらも間隔が狭くなった。これも手入れをしておきたい。 
 
何年か前から気になっていたのだが思い切れない。どこか伐るときにと思っていたのが伸び伸びでやっと伐る。あまり在庫を置かないようにしているので余計出す気にならなかった。 
 
伐れば使うか売却しかない。チップにしかならないようだと売るしかない。建築用材に使えるものは自分で使いたい。杉はどんなものであって使い道はある。カラマツは自分にはあまり必要ない。幸いなことに松食い虫のおかげで需要があるので売れる。 
 
カラマツは一部外壁用として残して売却する。杉はほとんど使う予定だから売却益で伐採工賃が出るかどうか。持ち出しも覚悟しないとならない。今週中にも山を見ておかないとならない。


法の盲点

昨日より暑いかもしれない。半袖でも暑いが夕方には雨の予報だ。気持ちの良い秋晴れが続いても事務所から出られない。自宅への往復しか外に出ない。 
 
今日は図面それも苦手な構造計算をした。平屋なのでそれほど荷重はない。金物も少ないしほとんどプレートだけで良い。一応コーナーにはホールダウン金物を入れる。金物は大きければ良いと言うわけではない。 
 
構造計算と言ってもそれほど大したことをするわけではない。通称壁量計算と言って筋違の数を計算する。それにN値計算をして金物を決める。荷重によって耐えられる数値がある。 
 
お粗末な話だがこの計算ができるようになったのは15年ほど前だ。それまでは検査もないし適当に入れていた。どこの柱にどのくらいの荷重がかかるかなんてよくわからなかった。工務店が主流の当時はそんなものだった。 
 
耐震性が注目されるようななったのは最近だ。金物だけでなく基礎や構造材もチェックされるようになる。同時に防腐剤を塗布するとか防火の観点から板張りが制限されるようになった。特に外部が厳しくなった。 
 
違反ではないが行政の指導を受ける。違反でない以上当社としては告示仕様で通している。真壁造りで柱に防腐剤塗布なんてできるわけがない。樹種によって省略される規定を利用する。 
 
厳密に基準法を守って建てると伝統工法と呼ばれるやり方はほぼできなくなる。当社は厳格な伝統工法ではないが法に触れるところはやらないようにしている。もちろん告示や法の盲点のような部分は研究をしていかなければならない。


プロの勉強

昨日に続き暑い、事務所で図面ばかり描いているからわからないのですが。朝は上着を羽織らないと散歩は寒い。日中は暑くなって半袖がちょうど良い。何とも中途半端な季節になりました。 
 
先日お客様と住んでいる所へお邪魔した。住んでしまってから見せろとは言いにくいものだ。お礼は薪ストーブの薪。偶然お客様同士が同級生でそれはそれで何とかなったのですが。 
 
住んでからの感想は貴重な情報源になる。設計する上でのことですが。年末引渡しだったのですぐ暖房をした。最初の年より次年度の方が暖かいと言う。私的には変わらないものと思っていた。 
 
思うに漆喰や材木が乾燥して気化熱を奪うからだろうか。完全に乾燥するまでは寒いと言うことか。今まで気にしていなかった新しい事実だ。この歳になっても覚えることはあるものだ。 
 
そう言えば息子の家が完成してすぐの冬は今ほど暖かくなかった。今は孫も真冬でも薄着で遊んでいる。最初の年は寒くてストーブをガンガン燃やしていた。薪の減る量が違う。 
 
暖房は一般的に家の壁から床まで全て温まると暖かく感じる。輻射熱なのだが漆喰など湿気が少しでも残れば輻射熱が違って来る。それが最初は寒く感じる原因なのだろう。木材も同じだ。 
 
ベテランだからと言っても自信を持ちすぎるのはまずい。設計者はデザインだけでなく構造強度から省エネまで全て考慮する。体感温度まで十分に計算しないと客に満足してもらえない。
 
今回は客の勉強より私の勉強になった。お礼の薪は相当弾まないとならない。製材から出た皮の乾燥した薪が大量にある。伐ってないのもまだまだあるので準備しないと。


リンゴ

日曜は朝から予定があって少し疲れた。いつもの散歩の後家内と朝市に出かけた。同級生が出店しているのでちょこっと寄る。色々買い込んで戻って朝食。隣の息子たちも朝市に出かけたが一緒にならない。 
 
孫が朝市で綿アメを食べて気に入ったようでこの頃たまに出かけている。先週も旬の桃が安かったようで大量に買い込んでいた。孫にはたまに早起きするのも良い。 
 
私はリンゴの煮たのが好物で紅玉通称まんこを買う。今の時期は冷蔵もあまり出回らない。それが新種のまんこそっくりのリンゴが出ている。もちろん冷蔵ではなく収穫したてである。 
 
10個ほど買い込んで早速煮込んだ。ヨーグルトと一緒に食する。煮る際に黒糖を入れる。黒糖の甘さとリンゴの酸っぱさがえらくハマるのだ。年中出回るわけではないからブルーベリーとかブラックベリーでも作る。 
 
とにかくヨーグルトと手つくりのシャムを混ぜて食うのが大好きだ。煮る際の黒糖以外に蜂蜜とかグラニュー糖も試した。酸っぱさを生かすのは黒糖が一番良い。 
 
今の時期に収穫できる種類があるのがわかっただけでもよかった。出しているのが一軒だけだったからあまり一般的ではないのかもしれない。あるのがわかっただけでもこちらは嬉しいが。


大工不足

午前中は網戸の不良で現場へ。事務所へ戻り業者と打ち合わせ。午後はまた新しいお客様と打ち合わせ。昨日よりもさらに涼しくなってやっと秋らしくなった。いつも図面描きで現場が待ちどうしい。 
 
昨日はメーカーのショールームへお施主様といった。営業から催促されていたのと記念品がもらえるからだ。秋の需要期がこれからなのでメーカーの動きが良い。なんだかんだと景気が良いのかもしれない。 
 
経済指標も景気拡大が長いと言うが東京だけがいいのかもしれない。オリンピック景気は確実に地方の職人不足に拍車をかけそうだ。徐々にではあるが職人の手間賃も上がり気味だ。 
 
先月の引渡し後息子は来月の現場までよそに働きにいっている。当社の仕事がなければいつもそうしている。そうするとよその会社の景気がよくわかる。 
 
職人それも大工不足はかなり深刻のようだ。現場が決まっても大工が見つからず延期もあると言う。当社も大きな現場では大工不足になってしまった。応援の大工が予定通り来なかった。 
 
当社のようなところにも応援の大工を貸して欲しいと電話が来る。当社の仕事が切れた時でもないと貸せない。なのだが色々しがらみがあって何日か貸す時もある。 
 
現場がたくさんあれば自社大工が暇になることがない。現場が続いているように見えても大工が開くときはある。小さい仕事とかあれば良いのだが都合よくいかない。だからと言ってなんでも取って来るわけにもいかない。