青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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昨日より暑いかもしれない。半袖でも暑いが夕方には雨の予報だ。気持ちの良い秋晴れが続いても事務所から出られない。自宅への往復しか外に出ない。 
 
今日は図面それも苦手な構造計算をした。平屋なのでそれほど荷重はない。金物も少ないしほとんどプレートだけで良い。一応コーナーにはホールダウン金物を入れる。金物は大きければ良いと言うわけではない。 
 
構造計算と言ってもそれほど大したことをするわけではない。通称壁量計算と言って筋違の数を計算する。それにN値計算をして金物を決める。荷重によって耐えられる数値がある。 
 
お粗末な話だがこの計算ができるようになったのは15年ほど前だ。それまでは検査もないし適当に入れていた。どこの柱にどのくらいの荷重がかかるかなんてよくわからなかった。工務店が主流の当時はそんなものだった。 
 
耐震性が注目されるようななったのは最近だ。金物だけでなく基礎や構造材もチェックされるようになる。同時に防腐剤を塗布するとか防火の観点から板張りが制限されるようになった。特に外部が厳しくなった。 
 
違反ではないが行政の指導を受ける。違反でない以上当社としては告示仕様で通している。真壁造りで柱に防腐剤塗布なんてできるわけがない。樹種によって省略される規定を利用する。 
 
厳密に基準法を守って建てると伝統工法と呼ばれるやり方はほぼできなくなる。当社は厳格な伝統工法ではないが法に触れるところはやらないようにしている。もちろん告示や法の盲点のような部分は研究をしていかなければならない。