青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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昨日に続き暑い、事務所で図面ばかり描いているからわからないのですが。朝は上着を羽織らないと散歩は寒い。日中は暑くなって半袖がちょうど良い。何とも中途半端な季節になりました。 
 
先日お客様と住んでいる所へお邪魔した。住んでしまってから見せろとは言いにくいものだ。お礼は薪ストーブの薪。偶然お客様同士が同級生でそれはそれで何とかなったのですが。 
 
住んでからの感想は貴重な情報源になる。設計する上でのことですが。年末引渡しだったのですぐ暖房をした。最初の年より次年度の方が暖かいと言う。私的には変わらないものと思っていた。 
 
思うに漆喰や材木が乾燥して気化熱を奪うからだろうか。完全に乾燥するまでは寒いと言うことか。今まで気にしていなかった新しい事実だ。この歳になっても覚えることはあるものだ。 
 
そう言えば息子の家が完成してすぐの冬は今ほど暖かくなかった。今は孫も真冬でも薄着で遊んでいる。最初の年は寒くてストーブをガンガン燃やしていた。薪の減る量が違う。 
 
暖房は一般的に家の壁から床まで全て温まると暖かく感じる。輻射熱なのだが漆喰など湿気が少しでも残れば輻射熱が違って来る。それが最初は寒く感じる原因なのだろう。木材も同じだ。 
 
ベテランだからと言っても自信を持ちすぎるのはまずい。設計者はデザインだけでなく構造強度から省エネまで全て考慮する。体感温度まで十分に計算しないと客に満足してもらえない。
 
今回は客の勉強より私の勉強になった。お礼の薪は相当弾まないとならない。製材から出た皮の乾燥した薪が大量にある。伐ってないのもまだまだあるので準備しないと。