青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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今日も少し曇りがちだが暖かい。現場も解体が始まって寒いよりはやりやすい。解体前の写真を撮りに行って鍵を預かる。外部は工事が始まって撮れないが内部は引越しも済んでやっと撮れる。明日から大工たちが入って解体が本格的に始まる。 
 
小屋の工事も終わって施主と色々お話した。とにかく喜んでいただいて大黒や曲がりが気に入っていただけた。もともと木工が趣味というくらい木が好きな方だ。実は前に敷地脇の木を伐ったことがあった。 
 
その時も本人は枝やゴミ処分を自分で引き受けた。畑もあって小屋も所有している。そちらでも薪ストーブを設置している。つまり薪には不自由しないわけだ。今回は自宅にも付けたいと思い母屋ではなく小屋を建てた。 
 
小屋と言っても薪ストーブなど趣味の要素が強い。もちろん小屋として収納もする。自分の趣味の道具なので自分専用の部屋みたいなものだ。仲間との語らいや趣味の仲間との作業用だ。子供時代のトムソーヤーの世界ってわけだ。 
 
我が家も家内が趣味のアートフラワーの部屋が欲しいと催促されている。我が家は息子たちの家と切り離したので70坪が55坪くらいまで小さくなった。続きの和室と台所に二階建ての寝室があるだけだ。 
 
いわゆる子供部屋だったところを寝室に使っている。切り離した部分に自分用の部屋を欲しかったようだ。花材や花器を収納するところがなくて外の物置小屋に置いてある。家内としては常時眺めていたいのだろう。 
 
定年後の中高年世代の趣味や生きがいに住宅のリフォームがシフトしている。子供のいなくなった空き部屋は小さくて使いにくい。思い切って外の空き地に小屋風に建てたほうが早い。これをキッカケに本物の大黒や曲がりを使ったものを提案したい。これが古民家リフォームの真髄だ。