青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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解体現場は給排水、電気、大工とゴチャゴチャ車が集まる。建物本体の解体は今日から始まった。各職種ごとに打ち合わせが進み現場を離れたのは10時過ぎ。事務所へ戻り請求書を作成して小屋の現場へ行く。 
 
昼食後雨漏りの現場で金物の取り付け。以前見積もりした客のところへその後の挨拶伺い。なかなか厳しい。戻って図面を書いたり先日のセミナーのアンケートを書いたり。また解体の現場へ夕方行った。 
 
今回の小屋の現場は小屋と言うにはそぐわない程趣味の部屋に近い。下手な住宅のリビング以上に趣味的な要素が詰まっている。施主は薪ストーブをつけながら趣味の木工に熱をあげる。作業場なのだが薪ストーブの暖かさと板張りの癒しの空間になっている。そこにいるだけで快適な時間が過ごせる、施主のお言葉です。 
 
こう言う空間作りを夢見ている方は多いに違いない。いつもそう思っていたが具体的に提案や見せる機会がない。見れば欲しくなる方が多いと思っていた。デザインとか断熱とかそう言う言葉で表せない空間が作れる。 
 
少し高めの天井と土間空間の作業スペース。暖房は薪ストーブなので輻射熱のほんわりとした暖かさは格別だ。いや、今施主が気がついたと言うことですが。小屋や作業場を欲しいと言われたら大抵はコストを切り詰め安く上げることを考える。できた空間は癒しも何もない建物にすぎない。 
 
住宅でもデザインと言う名のもとに建材、クロスでの切り張りに終始する。素材から吟味したものては大違いだ。出来たてはともかく時間の経過とともに安っぽくなっていく。それをうまく説明するのが難しい。しかも安くなるわけでもないとなればパーになる確率が高い。