青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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昨日のみぞれ混じりの季節外れの天気が回復して晴れる。少し肌寒いが現場のゴミが濡れるのは困る。明日からまた崩れそうだが内部の仕事ばかりで影響はない。 
 
3年前に屋根の葺き替えをしたことがあって雨が漏りそうだと電話がきた。さっそく現場へ行き確認する。地域材の家作りの本を見て前回は仕事を依頼された。その時ベランダの屋根を葺き替えるために木造の床を撤去した。工事後もそのままにしてあった。 
 
お施主様は木が好きで山持ちである。それもあって地域材の本は見ていた。今回は私が広告を出しているのを見て電話が来た。で、床の話が出てきたわけだ。 
 
ベランダは鉄製で床だけ栗の板が貼ってあった。たまたま私はヒバの板が在庫であった。フローリングでも作ろうとネットで試しに買ったものだ。値段が高くて結局は加工することもなく倉庫に積んであった。 
 
それを思い出して木が好きな方ならヒバは喜ばれると思い見積もりした。何枚か足りなかったが隣の製材所の在庫で間に合うと思う。ただし製材所のものはヒバではなくサワラだった。ヒノキの変種でサワラは赤いがこれは黄色い。まるでヒバのようだが年輪を見ると荒い。成長が早いからだ。 
 
お施主様と交渉したらサワラでも良いと。来週にも息子たちが加工してやることになった。これも広告のおかげかもしれない。広告は新規の方だけでなく古い客にも思いだしてもらうチャンスになる。 
 
一昨年古民家風を見積もりしたことがあってローンでキャンセルになったことがあった。簡単に言うと通らなかったのだ。高年齢で自営業の方は通らない方が多い。収入も財産もあるのだが会社の借り入れと年齢で引っかかる。 
 
先日久しぶりにお会いしてまだまだ未練たっぷりの様子だった。私の広告を見ていてご夫婦で何とかならないものかとおっしゃる。今回の古民家の広告はかなり影響力があるようでもしかすると後年大きな転換期になるかもしれない。