青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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雨も上がって快適な皐月晴れ。照明器具を運んだり見学会の新聞広告を作る。毎回自分で作っている。3年前まで新聞社任せだったが思うようなイメージに仕上がらない。だったら自分で作りゃ良いや…となるわけです。ところがグラフィックデザインもそれなりに難しく時間も取られる。 
 
設計と似たような作業が必要で作りながら訂正の連続になる。次の日見るとまた直したくなる。これが延々と続くが時間に比例して仕上がりが丁寧になる。隙がなくなりある意味では面白さも消えていく。 
 
設計はグラフィックと違いお施主様の意向と言うのがある。芸術作品を作っている訳でないので好きなようにとはいかない。設計は障害物レースのようなもので問題をクリアしながら自分の意図する方法に持っていく。ただ言うことを聞くだけではチグハグなものができる。 
 
設計者は常に自分の理想と施主の意向のギャップに悩まされる。あまり施主の言うことを聞かないタイプも多い。言うことを聞くから施主の満足を得られるかと言うとそう単純ではない。施主は自分の意図する以上のものを期待する。言う通りでは面白くない。 
 
設計者のウリは素人には思いつかないデザインをすると言うのがある。私はそう単純に考えてはいないがデザインオンリーと言うのが今時の主流だ。素材や技術にこだわるのは少数派かもしれない。特に若年層に見られる。 
 
家はファッションではないから飽きたからと言って取り替えはない。住宅デザインは流行があるから10年後どうなるかわからない。もう少し長いスパンで見る必要がある。自然素材とか本物にこだわると制約があるのでできないデザインもある。そこをどうやって今風に見せるかと言うことだ。
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