青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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今日もスカッとはしないが晴れて暑い。午前中は会計事務所の来社で午後から現場へ。確認申請や銀行提出のために図面や測量図を書く。あちこち役所を廻ったりしてデータを集める。座標がわかると測量図ができる。見積もりもできて最終金額を決定する。 
 
設計事務所だからと言っても測量の分野はよく分からない。座標計算も最近やっとできるようになった。と言ってもCADに入力するだけだが。どちらかと言うとこう言うのは苦手なほうだ。もともと文系の出身だしそもそも数学的なものが嫌だから文系なのだ。 
 
面倒なのでアドバイスをもらえるところへ頼んでいる。測量屋とか土地家屋調査士などが多い。今日も旧知の土地家屋調査士のところへ聞きに行った。測量図はどこへ行くと手に入るかとか境界線上の構築物はどこまで問題になるかなどだ。 
 
土地家屋調査士さんは同年齢で子供も一緒だ。彼のところも息子があとを継いでいる。ベテランの良いところは役所でもめた場合の解決法がわかることだ。溜まったノウハウは法の範囲を超えた解決法を見つける。違法というのではなくどこへ頼めば通せるかすぐわかるからだ。 
 
定年後とか引退後の過ごし方は人それぞれだ。自営の良いところは自分で決められることだが頭で稼げるのは有利だろう。ボケ防止にも良い。肉体的なものは無理でもノウハウを生かせる仕事はいつまでもできる。資格が必要な仕事でも経験は大事だ。頼りになるのは問題解決が必要な場合だ。 
 
彼のところはいつ行っても誰か先客がいる。すんなりと行かない場面に彼のアドバイスは慈雨のように次の展開に役立つ。仕事はうまくいって当たり前だ。ちょっとしたアドバイスで手間もかからず丸く収まるのはものすごく得をした気分になる。