青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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浄化槽設置の現場へ寄って土留めのの現場へ。昼頃から雨が降り一時中断後土留め工事再開。作業場では大黒や梁の刻み。木の大好きなお施主様が大黒は梁の加工の様子を写真に残したいと。一生の記念とかで張り切ってパチパチやっていた。 
 
先月は雨が多く基礎屋は大変だったらしいが今月は晴れが続く。今日も降るのは降ったのだがすぐ止んだ。外の仕事は工期が読みづらい。生コンの流し込みの時に降ったりタイミングよく晴れるとは限らない。天気次第と言う仕事だ。 
 
職人不足はどの業種でもあるが外の仕事とか危険なのは特に足りない。2社ある基礎屋も職人は60代以上が主流だ。跡継ぎの若社長が40代で一番若いが職人はベテランだ。後何年続くかわからないが職人たちが引退するときが必ず来る。 
 
天気に左右されたり泥や埃にまみれたりと典型的な3K職場だ。アルバイトに来るものまで年配者が多い。5,6年もすると元気の良い老人クラブみたいな雰囲気になるだろう。以前に伐採職人たちが一服で集まってヘルメットを取るとエッと驚くような年配者だった。 
 
公共土木の会社もかっては老人パワーに頼っていたが近頃は若者が増えた。労働環境や賃金など業界あげて改善に努めた結果だろう。住宅業界も少しずつでも改善されると良いのだが。2,3人の零細企業では心もとない。 
 
当社でも難しい手刻みのできる大工が激減している。加工のための作業場も減ってやりたい若者が出ても環境が許さない。ただの3K職場でなく材料や加工機械が減って職人は極端に減りそうな気配だ。覚えることばかり多く肉体的にもキツくて現場も少ないとくればやるのがいなくなるのは自明の理だ。 
 
東京オリンピックに向けて職人不足は決定的なので高い手間賃につられて出稼ぎも出るだろう。地元の職人がさらに減ることもありえそうだ。