青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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秋晴れの快適な1日。現場は浄化槽設置工事。町の補助金事業なのでコンクリート打設の上設置。来週初めまでかかる予定だ。その後いよいよ遣り方だしになる。本格的な基礎工事にはいるわけだ。 
 
作業場では大物の加工も目処がつき大工たちが次の工程を考える余裕が出てきた。構造材の加工から屋根の仕上げ方や窓の納まりなどに目がいくようになった。これまで何を話しても上の空で大物と格闘で余裕がなかった。 
 
構造に目処がつけば最終の仕上げに考えが及ぶ。もちろん設計者である私はとうに図面作成済みなのですがね。屋根の納まり一つ取っても細部の寸法は大工と相談しないとできなところがある。使用材も在庫であるのか買うのか。在庫があるとすると数が間に合うのかとか。 
 
発注者でもある私はこれからの方が忙しくなる。基礎工事を監督しながら資材の発注をする。材木だけでなく建材や金物等拾い出しをする。同時に足場設置とか板金、瓦も手配する。その合間に電気とか給排水も目を配る。 
 
現場監督は上棟時が一番忙しい。私の場合は元請けなので式次第も考えなければならない。次第ってほどのことはないにしてもどういう要領でやるかはこちらで考える。大黒柱に紅白の布を巻くとか棟札を書いてもらうとか祭壇も準備する。 
 
昔の大工さんはこう言うにうるさいのがいて一切取り仕切るのがいた。司会まで買って出て便利この上なかった。木遣りの一本も唸りたがるくらいだった。 
 
時代変わって上棟式もやらないのが増えて大工たちもただの下請けなのでほとんど興味がない。当社としてはお施主様次第だが基本的にはやることにしている。私が司会をして息子が棟梁として家の四方に酒と塩を捲く。後はお施主様から順に大黒柱の祭壇に拝むと言うやり方だ。ほんの30分もあれば済んでしまう。 
 
工事の安全とかよりもお施主様に記念のイベントだと思っている。些細な思い出だが記憶に残れば幸いだ。
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