青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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朝から小雨模様で午前中はリフォームの現場、午後から新築の現場の追加工事。途中孫の運動会で少しだけ顔を出す。午後からは晴れ間が広がり回復するのかと思ったら夕方から小雨が降る。 
 
久しぶりの雨で雑草が生い茂ることだろう。毎年5月は雨が少なく晴れて暑い日がある。今年も今週前半まで暑かった。地球温暖化なのか暑くなっている。工事をする関係から言えば冬暖かいと工事ができる。 
 
昔は春から着工秋には完成というのが多かった。年配者は真冬に工事と言うと嫌な顔をする。理由はコンクリートや左官工事などがやりにくいのがあった。材木も工事中に乾燥が進むこともある。着工してから製材して現場で乾かすこともある。 
 
そう言う認識から言うと冬は問題が多い。今でもその感覚は残っている。実際はコンクリートも耐寒材もあるし材木は集成材だから乾燥している。冬だからと言って工事が特にできないことはない。 
 
建材化が進む住宅会社では事実上季節は無視して契約する。理屈から言えば特に問題はない。ところが当社のような手刻みと漆喰の現場はそうはいかない。真冬は左官ができないし雪が吹き込んだり風が強いと大黒とか曲がりはしみがつく。 
 
もっと問題なのは引き渡し後の暖房が問題だ。漆喰仕上げなので暖房で急激な乾燥は割れの原因になる。柱も割れる確率が高くなるしあとで手直しが大変だ。引き渡し時期を暖房のいらない季節にすることも大事だ。 
 
年々減っていく職人と乾燥した国産材は手に入りにくくなっている。その上工事時期まで制限されると工期がかかってコストに跳ね返る。それでなくとも安いとは言えないのにますます建てる方が減ってくると言うことだ。