青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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午前中はお施主様と打合せ。現場へそのまま行って材料の引き上げやゴミを持ち帰る。リフォームの現場へ行くと下駄箱の製作の真っ最中。今回の目玉でもある大仕事です。 
 
実は昨夜遅く作業場で担当大工と息子の二人で欅の厚板を加工したのです。幅が50センチあるので当社の加工機しか入りません。普通の大工はせいぜい広くても45センチぐらいの機械しか持っていません。しかも手動なので重くて大きい欅は苦労します。 
 
その点全自動カンナ盤は押さなくとも自動でできます。しかもカンナ屑はダクトでサイロに送られるので掃除が要りません。大工の疲労度は格段の差があります。これで仕事をしたらもう戻れません。 
 
で、その欅の板を現場搬入してあらかじめ作って置いた箱の上に取り付けます。カウンター材は日に当てたり風に当たると捻れて狂います。言うは易しで一発でピタッと合わせるのは面倒なのです。 
 
当社ではほぼ全ての新築で下駄箱は製作しています。天板は様々の樹種や寸法ですが基本的には一枚板を加工します。大きく挽いて乾燥させて置いた材木を割って何枚かの板をとったり梁に使います。 
 
この在庫の材が減ってきてあと何箇所できるか心配です。今あるのはほとんど欅で他には栓や銀杏が少しです。丸太で購入後5,6年は寝かせないと使えないので資金的には苦しくなります。ですが画竜点睛でたった一品でも本物の一枚板を使うことで現場がグッと締まるのです。CIMG7588