青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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厳しい冷え込みが続き今日も寒い。作業場で加工中の大工と預けてある在庫から必要な材木を引っ張り出す。山に積んである梱包を解いて一本ずつチェックする。 
 
建材と違い材木から仕上げ材を作るので使えるものを選定する。そして加工をして現場へ搬入する。作業場にも在庫はあるが隣の製材所に預けてあるのが多い。 
 
リフトで積んである材木を下ろし一本ずつ節や割れの有無や目を見る。後で曲がりそうなのや割れそうなものは見てわかる。分けたものを仕上げ材と下地材に積み直す。 
 
もちろん乾燥していないものは問題外で最低でも1年くらいは置いてある。乾燥途中で曲がったり割れたりするのでリスクはある。 
 
製材所から買うと生だったり価格も高い。丸太で買って製材すると安くなるが分けたり選ぶ手間が増える。選定の基準が製材所からこちらに移るからより厳しく選べる。 
 
こう言う手間がコストに吸収されるなら良いのだが予算がない場合はキツイ。在庫リスクまで考えるとその都度買った方が経営上は良いのだがこだわりの部分は薄れる。 
 
製材所が減っている現状はいつまでできるか見通せない。隣の製材所があと何年続けるかで当社も判断する時が来る。 
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