午前中は打ち合わせ、ついでに見学会の現場へ案内する。午後は図面と明日の準備。広告も入るし何人来場するか。予約制だと急減するのが普通だ。スリッパや資料など旗も必要だな….様々準備するものがある。
今回はどう言うわけか過去に見積もりして成約できなかった方が来場する。不調に終わっても諦めずに再訪問で復活したものだ。当社の現場や見学会で見積もりまで至ったが何かが足りなくて成約できなかった。お施主様にしても一度当社の現場をご覧になれば他社はいかにも物足りない。
事情はいろいろあって先方の事情もあるがほとんどは金額になると思われる。予算に合わないと言うことだがこちらもそう簡単に仕様変更できない。代わるものが無いのと技術的なものが大きいのでさして変わらない。本物に拘れば何を選んでも工賃がかかる。
大工は自社。それも息子が全て仕切る。上棟式で棟梁が若いと参加者からよく言われる。ベテランすなわち腕が達者とは限らない。熱意と思い込みが全てなので食えれば良いやと言う程度の大工は腕も三流だ。若くても宮大工のところで修行して熱意があれば腕はすぐ追い付き追い抜く。
あまりにも棟梁らしく無いのでベテランの一番年上の大工と二人で酒や塩を撒く。ほとんどの方は年寄りの方を棟梁と思い込む。まあ息子も別にどうでも良いと言うのだが私も気にしない。要は出来が全てで使えなければ途中で交代もある。息子は当社の仕事がないときは他所に応援に行く。もちろん若いから一番下っ端扱いになる。