青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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見学会

今日も見学会は続く。午前中一組、午後一組。ほぼ予想通り。新築とリフォーム、これも予想通り。半分は新築だろうと思っていた。明日は招待した方もいるので若干は多いかもしれいない。地図を入れてだれでもOKのやり方に比べ予約制は電話が来てから現場へ行っても間に合う。その間他の仕事ができる。 
 
見学会は何度かやったが予想をはるかに超えて大勢来たときもあった。逆に一日いっぱい待っていても一組だけと言うこともあった。一般的に分かりやすい場所とか工事中も目立って見られているところとかは多いものだ。今回はよほど詳しく知っている方でないと来れない。 
 
多分少ないと踏んでいたので予約制にしたわけだ。電話なりメールが来てから現場へ直行しても間に合う。何よりたくさん来ていただいても確率が落ちるだけだ。何組も来場していただくと一人一人とじっくり話ができなくなる。 
 
初めて出会って互いの人となりがわかるのは重要だ。そう言う意味で当社のように少ない現場でやっているところでは大勢の来客はあまり意味がない。過去に二日間で4組しか来場がなかったのに全員建てた例もある。予約制であれ何であれこちらに関心があれば客は来場する。明日が最後なので頑張らないと。


見学会

午前中は打ち合わせ、ついでに見学会の現場へ案内する。午後は図面と明日の準備。広告も入るし何人来場するか。予約制だと急減するのが普通だ。スリッパや資料など旗も必要だな….様々準備するものがある。 
 
今回はどう言うわけか過去に見積もりして成約できなかった方が来場する。不調に終わっても諦めずに再訪問で復活したものだ。当社の現場や見学会で見積もりまで至ったが何かが足りなくて成約できなかった。お施主様にしても一度当社の現場をご覧になれば他社はいかにも物足りない。 
 
事情はいろいろあって先方の事情もあるがほとんどは金額になると思われる。予算に合わないと言うことだがこちらもそう簡単に仕様変更できない。代わるものが無いのと技術的なものが大きいのでさして変わらない。本物に拘れば何を選んでも工賃がかかる。 
 
大工は自社。それも息子が全て仕切る。上棟式で棟梁が若いと参加者からよく言われる。ベテランすなわち腕が達者とは限らない。熱意と思い込みが全てなので食えれば良いやと言う程度の大工は腕も三流だ。若くても宮大工のところで修行して熱意があれば腕はすぐ追い付き追い抜く。  
 
あまりにも棟梁らしく無いのでベテランの一番年上の大工と二人で酒や塩を撒く。ほとんどの方は年寄りの方を棟梁と思い込む。まあ息子も別にどうでも良いと言うのだが私も気にしない。要は出来が全てで使えなければ途中で交代もある。息子は当社の仕事がないときは他所に応援に行く。もちろん若いから一番下っ端扱いになる。
 


待ち続ける仕事

朝方はそれほどでもないが日中は晴れて暑くなる。半袖が欲しくなる。カーテンの取り付けや下水道の検査があって現場で立ち会う。昨年見積もりをした方から電話があって明日現場を案内する。今日は図面や申請書類などの作成に追われる。設計者なのだが得意とは言えないからしんどい。 
 
連休中は毎年ホームページの閲覧数が落ちる。後半になると盛り返すだが少なめに推移する。今年は新聞の広告効果からか閲覧数が増え気味だ。業者関係も相当数いるだろうから客が増えたと喜んでばかりもいられない。 
 
ホームページやブログは時代の流れからいくと遅れ気味だろうか。フェイスブックとかラインとか新しい動きが主流になった。若い方だけに限るとブログなんて古臭いのだろう。もっと個人的なつながりを求める傾向があるようだ。 
 
当社のホームページは商業目的なので個人のことには関わらない。一方的な発信で原則仕事以外は受け付けない。どこかに一緒に遊びに行くとか何かの集まりを主催するとかはない。住宅会社の中にはOBの集まりとか薪ストーブの集まりなどをやっているところもある。 
 
個人的な信頼感とか紹介によるつながりなどもあまりない。古民家や国産材が好きな方が当社を選ぶと言った形をとる。もちろん友人とか親戚もあるのだが基本的にはお施主様に選んでいただく。 
 
ホームページもブログもその一環として客に探して選んでいただくためにやっている。だから個人的なことや仕事以外で何かをやると言うことはない。見学会や現場を見て直接来る方がほとんどだ。 
 
仕事を完璧にやることと人付き合いが良いことは関係がないと思っている。いつ来るかわからない客のために在庫を溜め込みセッセと勉強もしている。いい職人がいると聞けば会いにも行くし丸太の話があれば飛んでいく。 
 
それもこれも来るべき良い仕事のためにしていることだ。良い材料と良い職人は当社には命と同じことだからだ。いつ来るかわからない施主を待ち続ける。有り余る仕事なんて開業以来縁がない。来た仕事を完璧にお施主様に喜んでもらえるよう一生懸命やるだけだ。
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細部の仕上げ

網戸取り付けと建具、清掃。ほぼ完成の状態になりストーブとカーテンをこの後予定する。20日には見学会も始まる。新聞の広告の原稿も渡した。何人の引き合いがあるものか。 
 
仕上げの最後の時期になると細々気になるところが出てくる。仕方がないもので完成してみないとわからない。使い勝手や使用感のようなものだ。欠陥というほどでもないのだが直したくる。完璧主義とか厳しくとかではない。自分だったら使いにくいと思うからだ。 
 
個人の趣味の領域かもしれないがひっかるものがある。なおしてもまた気になるものでキリがない。そうやって現場でブツブツ言いながらあれこれ悩む。ボーッとしているようでも頭の中はフル回転だ。職人たちは暇つぶしだとか邪魔扱いする。邪魔ってば邪魔だろうが。 
 
しつこいのは性格なので治らないがどうでも良いようなことには口を挟まないようにしている。全体の流れとか構成デザインの類は全責任を持たないといけない。些細なことばかりこだわっていられない。 
 
見学会も招待者に配ったりして何人か予定している。次の現場のためにも早くケリをつけたいところだ。あと1週間もすれば引渡しなのでつけたくなくても終わるのだが。
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住宅ローン

日曜は午前中は打ち合わせ。午後はいつもの温泉行き。今日は朝から現場のチェックと手直し。養生を剥がしてからでないと瑕疵は見つけにくい。やり残しも時間がたつほど見つかるもの。コーキング忘れやビスの打ち漏れ、はてはゴミを収納の中に置き忘れる。周りも一回りしただけでも色々見つかる。 
 
照明やスイッチ類も設置後でないとわからない。暗すぎたり明るすぎたり…明るいのは調節できるから良い。暗いと器具交換になってしまう。LEDになってリモコン付きが増えて調整が可能になった。水栓などの使い勝手は住んでみないとわからない。 
 
現場管理は間違い探しなのだがどちらかと言うと不得意な方だ。それよりここを変えれば良くなるとかそればかり考える。間違いは職人任せでも問題があれば直せる。しかし職人はこう変えれば良くなるとかの提案は滅多にしない。いや年々しない傾向が強くなった。余計なことを言うとタダでやらされると思い込んでいる。 
 
人口減とか地方衰退で若年層も減っている。しかも低収入やフリーター化で家を建てるのが難しくなった。住宅会社などはそう言うローンも難しい層をなんとかしようと必死だ。2,3年前なら到底通用しないのが通ったりする。宝くじに当たった訳ではないから払うことに違いがない。 
 
職場環境も悪くなりもろに不景気なのに無理して35年ローンを組む。夫婦どちらかが病気にでもなったらどうするか。子供の教育よりは家と言うのだろうか。こちらはそんなローンだと躊躇して断るようにしている。本当にこんな層に家が必要なのだろうかと思うからだ。業界の流れはそう言う層にも積極的にローンを組ませるようだ。
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