青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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見学会

連休も終わって今日から通常営業。午前中は展示場への来客と会計事務所の来訪。午後は両方の現場へ行って打ち合わせ。資材発注をしたり職人との打ち合わせ。 
 
連休は見学会があってほぼ毎日仕事。昨日の日曜は予定がなく休み。予約制なので来客は少ない。少ないが時間を打ち合わせてじっくり説明できる。HPやブログを見ている方が多くて最初から突っ込んだ話ができる。初対面とは言えブログを読めばなりなりに私のことを知っている。 
 
ある程度こちらの情報を調査してからの対面はやりやすい。少なくとも私の考えとかやり方のようなものは理解できる。もちろん会って予想通りだったか否かはわからないが。 
 
過去には住所地図を載せての見学会も経験済みだ。広告を見ただけでも来場できるから数は多い。逆に私のことをよく知らない方でも来ると言うことだ。来て頂いてあれだが当社にとって確率の高い方ばかりではないと言うことだ。 
 
来場者は家を建てることに温度差みたいなものがある。今初めて興味を持ったか何年も勉強しているかとかで来場した時の受け答えが違って来る。相当突っ込んだ話をする方と全く家つくりの基礎ができていない方もいる。 
 
不特定多数を集める形式の見学会は理解が進んでいない方が多い。予約制は逆で何年か前から調べて私のこともよく知っている。家つくりはある意味施主様との共同作業であるから知っていることは大事だ。 
 
それに住宅会社と違って相手をするのが私一人だと言うのもある。一度に沢山来られても相手できないのだ。会場となる現場は貸してくださる施主様がいて汚されたり中の間取りを見られるわけだから不用心だ。そのことを思えばどこの誰なのかわからないのは問題がある。 
 
少ない来場数と効率の良い成約率の高そうな方のみだけの方が楽だ。そもそも当社は年間何棟も建てられない。それを思えば少ない来場者でもそれなりに見込み客がいたのはベストな結果だったと思う。何より当社のことを県産材とか古民家とかのイメージを持った方が多かった。DSC_5157

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古民家リフォーム

日中は汗ばむほどの天気で見学会が開催中で現場に一日いた。午前午後と何組かのご来場があった。明日以降も予約が入っている。朝はお施主様もいらして心配なのか気にしている。 
 
いつも思うが建材とプレカットの家つくりに飽き足らない方は多い。多いのだが違うものは何かと言われれば思いつかない。プレカット以外は手刻みなのだがその違いすら知らない。そのことを一言でわかってもらうのは難しい。 
 
ビニールクロスと建材は嫌いだと言っても本物は何かと言われれば知らないのだ。古民家という言葉は何も知らない素人にもわかりやすい。何となく本物っぽい感じがするのだろう。建材多用の家つくりと古民家は対極にある。 
 
注文住宅は価格的にも低価格化が進むがリフォームは決まりがない。予算的に余裕があるのは圧倒的にリフォームだろう。住宅の低価格化は利益率の低下を招くがリフォームは工事受注額が低下する。 
 
新築で本物の家つくりを考える層とリフォームの高級化は比較に何らないほどリフォームが多い。新築で本物の家を望む客は少ないがリフォームの客は多い。ほとんどが60代で退職金持ちが多い。 
 
長くない老後は金を残すより自分の生きがいを優先したい。自分のために今までの夢を実現したいと思うのだ。その希望はプレカットでは到底実現不可能なのだ。そこに古民家リフォームの将来性がある。新築見学会であってもリフォームを考えて来場する方もいる。名称未設定-1


完了検査

朝から新築の現場で大工の手直し。終わってリフォームの現場へ戻る。新聞広告が入っているので何件か電話があった。細々材料やゴミ片付けで夕方までかかる。夕方リフォームのお客様と打ち合わせ。すぐ暗くなって明日にもまた打ち合わせ。 
 
リフォームの現場は道路側がささら付きの下見貼りになる。本格的な和風なのだが小屋もついでに同じ板張りにした。小屋と言えば普通はサイディングとかトタン張りが多い。玄関前になるので母屋と同じように仕上げた。アプローチのイメージがグンと上がること請け合いだ。 
 
ただこのささらは付けるのに手間がすごくかかる。だから立派に見えるのかもしれない。これから塗装をするのだが黒っぽくしたいと思っている。まあ色々デザインを考えているがお施主様とも打ち合わせをしないとならない。 
 
昨日の完了検査はあっさり終わったが証書が出るのもすぐだった。今日の午前中で降りてもらってきた。連休明けと思っていたので拍子抜けした。検査自体は年々厳しくなったのだが降りるのも早くなった。 
 
完了済み証が出ないと登記ができない。登記しないと抵当権の設定ができなくて銀行の手続きが遅れて…….となる。だから完了済み証は喉から手が出るほど早く欲しい。すんなり出て助かるのだ。 
 
同じ日にフラットの検査もあってこちらも簡単に済んだ。適合証が出て銀行手続きができる。こちらもあれこれと指摘点があったが説明だけですんなり納得してもらった。すべからくこうありたいものだがうまくいくとは限らない。CIMG6248


構造計算

午前中はリフォームの現場で打ち合わせや資材発注。早めに昼食をとり新築の現場へ。フラットの完了検査と建築確認の完了検査が午後から続けてある。訂正や書類を揃えたりで夕方までかかった。 
 
毎回思うのだが建築確認は年々細かくうるさくなっている。今まで写真を撮らなかったのが今回はありだ。ストーブの遮熱壁もついていればというところがあったが寸法から位置までチェックされる。 
 
今回はストーブの本体を変更して遮熱壁の高さを変えた。本体位置が壁から離れて遮熱壁の高さが低くなる。訂正と図面再提出、変更届を出す。文字どうり軽微な変更なので訂正で済むと思ったら外れた。まあ図面と届けで済むので簡単ってば簡単だが。
 
シックハウスの事件以来の換気扇は相変わらずの厳しさだし火災警報器や吸気口もチェックされる。断熱材も省エネの観点からチェックが入るようになった。施工写真付きで提出する。浄化槽も蓋を開けてチェックが入る。敷地図も実測する。 
 
先日建築士の4号特例が廃止かと出ていた。これは住宅など簡易な建物は建築士の構造チェックがあれば計算書とか出さなくても良い。これからは全て構造計算書の提出を義務づけると言うものだ。 
 
構造計算はともかく壁量計算という簡単な方法でチェックはしていた。それが正式な構造計算になると言うものだ。ぶっちゃけ構造計算は難しく構造建築士と言う別資格者がいるくらいだ。住宅以外が当てはまる。 
 
これを全ての建物に適用すると言うことだ。かく言う私も構造計算は苦手だ。外部に委託するか自分で苦労して覚えるかだ。この歳で勉強はしんどいことではある。名称未設定-1


最後のチェック

まずリフォームの現場へ行って打ち合わせ。その後すぐ新築の現場へ。今日も業者が大勢押しかけて大混雑。あれこれ指示しながら合間にチェック。あれこれ問題だらけで業者ごとに何かある。 
 
最後の仕上げの時期はいつもこんな感じだ。問題点を紙に書くのだが多すぎて書ききれない。すると見逃すことが多くなる。業者同士でバッティングする場合は深刻でどちらが優先か私が判断しないとならない。床のモルタルを打って電気屋が照明器具を取り付けできない。月曜は完了検査なので照明器具がつかないのはダメだ。 
 
これだけ業者が集まると車だけでも7,8台は超える。当然現場前の道路に並ぶのだが悪いことにお隣も工事中だ。あちらも道路に止めるので通行できない。結局私が行って向こうと交渉する。 
 
こんな簡単なのであれば苦労はしない。判断しにくいのとか業者に無理難題をふっかけることにでもなれば苦労する。しかしやらないでいると現場が進まない。しかも完了検査は明後日だ。拝み倒したり脅したり何とか進めないといけない。 
 
夕方からお施主様のご家族が来てあれこれ説明をする。今はまだ新しい家ができた喜びで問題もないがこれから色々不都合が出て来る。手直しもあるし追加工事も出て来る。子供達は今日初めて見たので大いに喜んで早速部屋の交換とか騒いでいる。親にすれば建てた甲斐があろうというものだ。名称未設定-1