雨が降ったり晴れたりの一日。現場には今日から塗装が入る。大工は後片付けと手直し。不都合があって階段を作り直す。設計が悪かったのか大工が悪いのか。今となっては作り変えるよりさそうだ。
階段は一直線だと簡単だ。狭いところを廻り階段になるのが難しい。しかも3段廻りとかになると綿密な計算が必要だ。大概こう言う現場は吹き抜け部分が小さいから頭がぶつかりそうになる。
無理な設計なのか大工が理解できなかったのか。踏み面も小さく蹴上も大きくなる。狭い階段によくあることだ。大工に寸法だけ指示して作らせるのだが今回は指示がうまく伝わらなかった。
大工は階段が作れると一人前と言う。ゆったり作ると吹き抜け部分で頭がスレスレになる。階段が長くなり窮屈になる。狭くて急な階段はスペースも節約でき多くなった。
踏み面の大きい階段は昔は多かったが小さい家が増えて最近は減った。昔の家は幅も広くゆったりした階段が多かった。急な階段は危ないと言う面もあるがせっかちな方には早く上がれる。
建売などは基準法スレスレの急な階段もある。スペースの節約でこう言うところが犠牲になる。安全は金がかかると言うことだ。