青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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継続する仕事

今日は早く起きたが散歩はなし。いつも通り事務所へ行くと大工と塗装屋が準備完了。朝一で施主様と打合せ後リフォームの客のところへ。午前中かかって午後から材木の配達に行く。 
 
何回かお世話になった社長から材木の調達を頼まれる。大した儲けにはならないがいつも仕事をいただいている。製材所へ行き手頃な材木を修正挽きしてもらい届ける。 
 
社長には自宅の新築はもちろん工場の新築、リフォームと何度もお世話になっている。信頼してもらっていると言うことだがリフォームはこれが一番大事だ。何度ももらえるようにならないと仕事が増えない。 
 
大した金額でもないのに製材所へ発注し配達する。私自身が配達するところがミソなのだ。これでまた社長には信頼してもらって次の仕事につながる。 
 
新築工事は一度きりで二度とないのが普通だろう。新築であっても自宅だけでなく工場とか身内の新築もある。こう言うのが続けて取れないと商売は長続きしない。 
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板貼り

体調が良くなくて一日自宅療養。今日も午前中病院通い、ってほど大げさな話でなく風邪を引いただけですがね。今日は大工が一人休みで外部の押し縁付けを一人で終わらせる。一度塗装すみなので仕上げだけ残る。 
 
カラマツの板は幅広と狭いのと二種類作った。今回初めて狭い方を貼ったが洋風には良い感じだ。狭い分押し縁が多くて大工は大変だ。北欧の家にあるようなガッチリした感じに仕上がった。
 
同じ木なのに寸法や貼り方で印象が変わる。今度のカラマツも横張りにするとまた違う。アメリカの住宅によくある南京下見張りで派手な色にペンキを塗る。ペンキだから素材の板はどんなものでも腐らなければ良い。 
 
日本人にはイマイチ馴染みにくいのは繊細でなく大雑把だからだろう。たとえ塗装品でも下の素材が感じられないのは気になる。建材と木の外壁の違いだ。本物の厚板を貼ると存在感が違う。 
 
木の種類でも違うし板の幅や貼り方向でも違ってくる。幅広板を縦張りすると和風の感じだし狭いのを縦張りすると北欧風になる。当社としては素材でイメージを作るやり方をしたい。 
 
住宅会社などは建材の外壁材を色違いで張り分けてで材する。何となく深みもないしオモチャっぽい。本物の板を集めるのも貼る大工を探すのもどちらも大変だからだ。 
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カラマツの外壁

朝は晴れていたが昼に強めの雨。昨日の強風と言いいろいろな問題が噴出。あちこち走り回って対策を寝る。古い家だと屋根の唐草が腐りトタンが剥がれる。事務所は下からの強風がすごい。 
 
外部の押縁を大工がつけて塗装屋が塗っていく。下の板を貼った時に一度塗ってある。押し縁をつけた後に仕上げの塗装をする。今日は軒裏と一階のコーキング入れをやった。 
 
大分イメージが湧いてくるようになった。羽目板の外壁はよくあるが厚板を押し縁をつけやり方は珍しい。どちらと言うと昔の家に多かった貼り方だ。今回は狭めの板につけたので近くで見ると和風っぽさもなくいい感じだ。 
 
北欧風の家によくある感じに仕上がった。カラマツの板は作るよりないので手に入れるのは容易でない。しかも高くつく。抜け節が多い木なのでそれなりに年数の入った木から出ないと取れない。 
 
カラマツは割れたり捻れたりが特徴なのであまり薄く製材すると使えない。せめて18ミリくらいないと無理だ。そこまで金を掛けてやるのは少し無理っぽい。今回は自分の山から出したカラマツがあったからできた。IMG_1226


自然素材

昨夜から少し熱があって風邪をひいた。午前中は大工と給排水業者、塗装業者。昨日組み立てたバスユニットに接続配管をする。塗装は外壁材に一度塗装する。押し縁をつけたらまだ塗装をする。 
 
外部塗装は3回塗りが基本で少しずつ黒くなる。最初は木に染み込むので塗料がたくさん入る。2回目から被膜の上に再塗装するので塗料があまり入らない。いくら持ちが良いとなんども塗装しても亀裂が入り剥がれる。 
 
施主様は1度目の塗装で薄かったと思う方もいる。外壁塗装は遠目に見て印象を確かめる。1度目は染み込む分薄くなり文句が出ることもある。何度か重ね塗りをしてやっと希望の色に近づく。 
 
とかく近くで見ると木部塗装は雑で荒っぽくみえるものだ。建材のように圴一に塗る事は出来ない。本物素材は塗料も受け付けないものが多いし割れや歪みが出やすい。 
 
当社のウリである真壁造りも漆喰が割れるから現しにする。大壁だと割れが入りやすいが特に気にしないようにしているようだ。本物の木部は塗料も剥がれやすいし劣化が早い。 
 
だからダメなのでなくそれを自然と思うところがミソなのだ。何でも割れた狂ったと大騒ぎする傾向が強くて業者は苦労している。そんな思いまでして自然素材にこだわるにはかなり思い込みが強いか建材にない魅力が好きなのだろう。 
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バスユニット

昨日よりだいぶ暖かい。現場もバスユニット搬入組み立てや屋根の雨樋付けが入る。大工は内部天井の下地やカーテンボックス、出入り口枠などをつける。ここまでは順調でこのままのペースで行きたい。 
 
バスユニットは1階の鉄筋コンクリート造の部分に設置する。天井高さがギリギリで何とか組み立てた。しかし天井換気扇が出せない。換気扇の高さ分を見ていなかった。 
 
隙間を何とか回り込み外部に出した。普通の住宅ではあり得ない高さなので今まで経験がない。1階は鉄筋コンクリートで2階が木造になる。しかも全面カラマツの板貼りになる。 
 
敷地に合わせて総二階ににすると北側斜線制限に引っかかる。2階がリビングなので天井高さを取りたい。必然的に半地下の1階が低くなる。玄関ドアも天井にめり込んでいる。 
 
様々な苦労が出るのは承知の上で特殊な建て方になる。外観も少し個性的になるだろう。メーカーの営業が来てよその状況を聞くがどこも宜しくない。大手より地場の業者が苦労している。 
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