青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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庭木

今日も雨で風も出て事務所のハナミズキが散って一面花びらだらけになった。ツツジも終わりハナミズキが終わればサツキの番だ。月末あたりが満開かも。 
 
例年サツキが終わってから枝を切る。ハナミズキ以外は切って形を整える。ミズキは成長が遅く切るようには伸びない。ドウダンツツジも遅いのであまり切らない。 
 
ツツジ類は毎年切らないと形が崩れる。それに切るのも簡単だし特に手入れと言うほどの技術もいらない。今年はハスカップも自宅から移したが花はたくさん咲いた。実がつくかどうかはまだわからない。 
 
挿し木にしたハスカップも10本ぐらいは葉が出てきた。挿せばすぐ芽が出ると聞いていたが簡単だった。ただ実がつくまでには時間がかかるだろう。肥料も少し撒いて置いた。 
 
ハスカップのあるところには4年前から栗が2本植えられている。息子が大きな実がつく種類と渋皮が剥けやすいのを植えた。桃栗3年と言うが3年で実がつき昨年はかなりの量になった。 
 
家内は栗ではなくイチジクを植えたがった。知人から植えた実をジャム風につけたものをもらった。美味しかったので自分でも作りたいと言う。当地でも育つのがわかっているから植えたがる。 
 
寒いのも今日までで来週からいつもの陽気に戻るらしい。現場も基礎も始まるし本格化する。下水道のマンホールの付け替え工事が一緒に始まる。少し混乱するかもしれない。


ストーブの匂い

昨日と打って変わって風雨が強く寒い一日。昨日の遣り方出しが正解でした。明日も危ないし月曜からの基礎工事に間に合います。作業場では刻みも順調に行き来週から柱や梁の加工と仕上げになります。 
 
今回の現場は古い団地の一角にある。県の造成で作られているので3階建の県営アパートなどもある。造成してから40年は経ているので建物は建て替えられたのもが多い。 
 
県の造成であるから地盤も土留めなどもしっかりしている。道路はさすがに古くなりあちこち痛んで草が生えている。ここに前の建物の解体後に新築する。解体はだいぶ前に済んでいたので草や竹が生えていた。 
 
遣り方の前に竹林を刈り木を伐採した。根深い草も刈り込んで綺麗にしてから基礎工事に入る。ただ根が残っているのでまた草は生えて来る。これから何に使うにしろ草の根は取り除いたほうがいいだろう。 
 
古い住人が多いこの街はリフォームなどの需要も多いだろう。工事中も通行人は建物同様高年齢が多い。工事する側から言えば日中在宅の方が多いので騒音などのクレームが多い。 
 
こう言うところに新築する場合は薪ストーブの設置には注意が必要だ。煙や匂いは風の向きで同じ方向に流れる。隣地とのトラブルの原因になることもある。できるだけ煙突の高さをあげるとかしないとならない。こちらには夢の暖房方でもお隣には匂いで悩まされることにもなりかねない。


敷地の傾き

今日は朝から暑くて午前中は現場の草刈りをしたので汗をかいた。午後から大工たちと遣り方を出した。建物の位置決めで基礎工事などの基本となります。基礎の高さなども決めますので土地利用にも影響があります。 
 
家を建てる場合に確認申請を出すのですが高さと位置を確定します。法規上の適合をチェックする訳です。ところが施主様には意外と基礎などの高さの方が重要な場合があります。 
 
普段出入りする玄関などの高さは階段付きにするとか道路より低いとかが大事なのです。特に敷地が水平であれば問題ないのですが傾斜があれば面倒です。出入り口に合わせると基礎自体が高くなったり低すぎたりします。 
 
長期的に低い基礎は雨などの侵入や逆に高すぎると周りの土が流れたりします。これをどうバランスを取るかは遣り方の時に決まります。極端な傾斜地でもない限りそれほど問題にはなりませんがあとで車庫とか作る場合にやりづらくなったりします。 
 
また基礎を下げると周辺の残土が大量に発生して費用がかかります。工事費が増えないようにバランスをとります。盛り土をして流れない程度に基礎高さを調整するのです。 
 
水平な土地であれば問題なしですがほとんどの敷地は程度の差こそあれ傾いています。素人目には水平に見えてもプロから見ると傾きがあります。そして工事する場合にどの程度残土が発生するかは十分に注意するポイントです。CIMG7334

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仕事の依頼

暑い日、多分今年の最高気温。連休から次々と来る仕事が溜まってせっせと図面描き。もちろん全部決まるとは限らない。かの安藤先生もおっしゃっていますが連戦連敗….と言いたくなる。 
 
この歳でこんなに仕事が来るのはありがたことです。同級生は孫相手の悠々自適の年金生活だ。こちらには無縁なことですが忙しいのも大変です。机に座っている時間が長く尻が痛くて寝れない。 
 
たまにはワンコを連れてゆっくり散歩でもしたい。できないなら断ったら良いじゃないかと思うでしょう。電話をもらっていきなりできませんと言うのも何です。遠回しに今年は難しいですよと言うのですが。 
 
30年の自営の道はほとんど仕事がなくて苦労の連続だった。滅多に来ない仕事は貴重なもので断るなんてできない。だからとりあえずお話だけでもとなって図面を書いて見積もりを出してとなります。 
 
決まるものは決まるしダメなものはダメになる。だから中途半端で尻切れトンボになる仕事が多く出る。パソコンのデータを見ると半分ぐらいはこう言う物件になる。 
 
仕事はお客様との相性もあるしこちらのプレゼンテーションが気に入られないのもある。それは仕方がないし他の業者に依頼するとしても参考になればと思っている。 
 
実際のところ素人であるお客様はいくらかかるかはっきりわかっている方は少ない。色々な業者に意見を聞きたいのは本音でしょう。まあ参考になればと気楽に考えている。それにしても忙しくて疲れますが。CIMG7329


超貴重な技術

今日は一番暑い、一日中エアコンを付けて走るのは久し振りだ。現場へ寄って作業場へ行く。今日から1週間応援の大工が来ている。来週から本格的に基礎工事になるので中旬には上棟したい。 
 
先月から始めた刻みも土台から二階の桁周りまで来た。横が終われば柱などの縦になる。柱など縦の部分は現しになるのが多いから仕上げも時間がかかる。 
 
残りは間柱とか下地材を加工し外壁の板まで仕上げる。プレカットと違うのはここまでが工場で加工されるところだ。約2ヶ月一人で墨付けから刻みまでやる。この2ヶ月がプレカットだと無いので安くなる。 
 
なぜ手刻みにするかは真壁だからに尽きる。柱現しの真壁構造は和風や昔の家つくりでは基本仕様になる。これがなかったらプレカットの方が圧倒的に安く早い。国産材にこだわるとか自然素材とか本当は大したことでは無い。 
 
真壁の手刻みと言うところがミソでここに価値がある。そこを大した価値と思わないのであれば手刻みの意味はない。プレカットだって和風は作れるし古民家風だってやれないことはない。 
 
手刻みは製材して乾燥した材木を使う。外材だって使えないことはないが節のない狂わないものはあまりない。しかも角以外にも内法材とか小割材が必要になる。外材でここまで揃えるのは容易ではない。 
 
とここまでは普通の家つくりのことで古民家風で曲がり材をなんてのは別な世界になる。超難しいことは間違いなくてどこでも誰でもの世界ではない。材料だけでなく大工たち職人の腕も超貴重な技術が必要になる。