青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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しつこい雨が降り続く。しばらく続いているので道路には側溝などから溢れている。明日あたりにはまた台風が来る。歯医者に寄ったり大学の支部の広告関係など午前中かかる。午後から作業場へ行く。 
 
刻みの始まった作業場では桁材を連結して刻みをする。その方が正確だし連結も金輪で繋ぐ。仕掛けは面倒だが組むと強いし狂いもほぼない。仕口は可能であればほぼ昔の通りやることにしている。栓や組み手で強度を保ち金物だけの現代風はやらない。 
 
こう言った仕口を刻める大工も減りまた面倒なので予算的にも難しい。現しで作るだけでも大変なのに仕口もややこしい。墨を付け刻む技術もやったことがない大工が増えた。腰掛け継ぎとかアリ継ぎはよくやるが金輪とかせん継ぎはあまり見かけない。 
 
宮大工たちはこう言ったややこしい知識を持っている。もちろん今でも使う現役の知識だ。現しが多い社寺は金物を使うことができない。壁で隠して補強もできない。仕口だけで強度を出すのでややこしく難しい刻みをする。 
 
住宅では大きさが違うので梁と柱の連結も簡単に差すだけだ。抜けないように栓を打つこともあまりない。逆に検査があるので金物を使う。大黒と大梁の取り合いは金物だけでは心もとない。やはりここはヤトイのサネを入れたり複雑な仕口で組むよりない。 
 
できてしまうと複雑な仕口も金物も同じ評価になる。どんなに太い大黒と大梁であっても金物は同じものを使う。検査のために貧弱に見える金物が飾りのようにつけてある。みっともないからと木で隠したりする。 
 
今回は8間14mの4本連結になる。連結した材木は一本の材木とほぼ同等の強度を持つ。折れる時は仕口の部分でなく材木が裂けて折れる。当社ではできる部分はこう言うやり方をすることにしている。手間がかかっても知識があってできる部分は全てやることにしている。長い目で見ると絶対に長持ちするからだ。
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