青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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昨夜来からの雪で一面真っ白。降り続く雪で道路も積もりノロノロ運転。現場へ行く途中もいつもより時間がかかる。午前中はお施主様も来て打ち合わせ。階段や入り口など内部が中心になる。大工も現場組と加工に分かれる。 
 
いつもように息子は作業場で加工をする。ケヤキや内部の入り口枠など時間がかかるのが増えた。仕上げ材なのでカンナがけや緻密な仕上げが要求される。もう一人の大工は年上だが段取りが良く現場作業が得意だ。手際よく進めて行くタイプでスピードがある。 
 
応援の大工はどちらかと言うと丁寧タイプで住宅会社には不向きだ。せっつかれて仕事をするのを嫌がるタイプでゆっくりやるを好む。当社は基本的には息子のペースで進むのでペースが遅い。管理する私も余りせっつかない。 
 
本当に施主様の意向に沿った家つくりをめざしている。そのためには工程より仕上げが一番と考えるし材料も家に見合ったものを用意している。集成材のプレカットが主流の時代に仕上げ材にこだわり手間をかけると言う考え方そのものが減って来た。 
 
チラシのコピーだけの手つくりの家が増えた。元をたどれば同じなのに特別な工法のような宣伝をする。いかにも手刻み風のチラシが実際はプレカットなんてのは普通だ。材料の杉材からして乾燥した材が容易く手に入らない。もちろん自社在庫をすることもなく工期も早いから手刻みは廃れてしまったかのようだ。 
 
今日も新聞にはチラシや広告が多く載っている。自然とか手つくりを標榜しているが実態はどうなのか。集成材の古民家風なんてどんな人が建てるのだろうと思う。見てくれが流行るのは今風だが業者が年々ズーズーしくなって来た。 
 
昔々は勝手にファックスやメールを送りつけるなんて余りなかった。今では不要必要を分けるのが大変な時代だ。広告も同じで偽物本物を見分けるのが難しい時代になった。