青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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最新のトレンド

今日は晴れて少し風が強いがいい天気。最後の一仕事に差し掛かる大工は階段とキッチンへ。階段はナラの集成材と無垢のささらを使う。在庫の曲がり梁を潰してささらを作った。 
 
大工が加工し集成材の段板と組み合わせる。いつもと作りが違うので大工はだいぶ悩んだ様だ。普段は古民家風が多い当社だが今回は今風の最新デザインも取り入れた。 
 
漆喰の代わりにクロスにしたり真壁ではなく大壁になっている。床がタイル貼りで巾木とかない作りになっている。ネットでよく見る最新のデザイン傾向だろう。 
 
ただ見た目は最新とは言っても手刻みの国産材には変わりない。あまりない大壁とは言え随所に無垢の材木を加工し使う。一部に集成材のカウンターとかを使っている。 
 
キッチンなども製作品で一品ものになる。そこは妥協はない。外壁やフローリングと羽目板は栗の板から作ったものだ。国産材にこだわり一品モノにこだわるところは変わりない。ただデザインが最新のトレンドなだけだ。 
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小住宅

昨夜来からの雨のが降り続く。時折強くなりながら3時過ぎには止む。大工が最後の仕上げにかかり階段とか佳境に入る。昼近くには足場を解体し全体が見える様になった。 
 
カラマツの板のを黒く塗装し小さいながらも存在感がある。四角で凹凸もなくシンプルな外観だが縦張りの板は前回よりも幅が狭く凹凸がある。幅広は少し間延びの感があったが今回はちょうど良い。 
 
黒い塗装が全体を引き締めて単調な外観と軒の出が非凡さを醸し出す。よくある様な外壁で凹凸や切り替えでデザインされたものと違て見える。軒のでは普通より出ていrのでそれだけでもポイントになっている。 
 
半地下という敷地状況も見る方角によって平家にも二階建てにも見える。それはインテリアにも言えて1階が低く二階を高くした天井で広い空間を作っている。 
 
小住宅なのに二階のリビング空間を大きく取った。水回りと玄関は半地下の1階に天井を低く作る。短い階段で二階のリビングを近く見せる。少し異質な空間が狭さを感じない様にした。 
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早めの手直し

今日は雨の予定で朝からパラつく。午後には本格的になるが春の雨と言う感じだ。久し振りの雨で現場も汚れが落ちて綺麗になる。花粉が屋根に乗っかって黄色になっていた。 
 
リフォームの現場へ業者と朝から打ち合わせ。足場をどの様に掛けるかとか板金の葺き方などだ。21年前に当社が建てた家で水回りを中心にリフォームする。 
 
多がかかりなリフォームの後建て替えた方はいた。自分が建てた方のリフォームは初めてだ。築年数からいくと少し早い気もするが早めの手入れをしたいとのことだ。 
 
早めのリフォームが最近の流行りだ。あまり高齢にならない内にと言うのもある。暖房とか水回りなど機械的な部分は消耗が早い。ついでに気になるところを直したい。 
 
その傾向は年々早くなり築10年くらいでも手直しする。常に機能的に完全を目指す。故障や傷などはすぐ直す。新築でも細部に渡って納得しないと工事ができない。打ち合わせが頻繁になる。 
 
設計者は細部の設計に時間をかける様になった。サンプルなどもかなり取り寄せるので時間もかかる。とにかく十分に説明をして確認をする必要がある。怠ると大変なことになる。


根の抜去

リフォームの現場の打ち合わせや見積もりに忙しい。今朝も業者と打ち合わせたり明日の現場調査を約束したり。新築と違いリフォームは経験がないと見積もりが難しい。その中でもどこまで交換するかとプロに聞いて見積もる。 
 
昨年事務所を移した際にお向かいの土地が解体売り出しになった。当社は庭ごとだったようだが売れなかった。そこで庭を撤去し伐採と根の掘り起こしをした。庭木の移転は先月寒い時にやった。 
 
今日は最後の木の根の抜去を大型ショベルでやった。樹齢100年以上とか古木があったので根が深く大きかった。無理に引っこ抜くと石垣とか土留めを傷める。周囲を十分に掘ってからでないと抜けない。 
 
私も以前農地の分譲をしたことがあって畑の周囲の杉の大木を抜去した。家が少なく畑が多かったので少し強引にパワーショベルで引っこ抜いた。周囲の地面が動き根から5m以上先まで届いた。 
 
杉は比較的根が浅いと言われるが松とか広葉樹だったらどんなにすごかったことか。隣の畑を荒らして後で謝りに行った。だから根っこは簡単に処理できないとわかった。ましてや庭木である。樹齢もさることながら広葉樹が多い。 
 
ベテランのオペレーターがゆっくりと周囲を掘ってから抜いていく。あっと言う間に片付けてダンプで運び出した。庭木の茂った鬱蒼とした古民家が綺麗な更地になってしまった。 
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薪伐り

昨日は朝から薪割り、自宅倉庫にある分だけですがね。現場の余りや解体した材木、伐採を頼まれた木…自宅の土場は宝庫なのです。昨年購入したのもまだあるのですが伐らないとなりません。 
 
だいたい半日で2,3週間分は作れる。刃が切れるうちは捗るのですが煙が出るようになると力技になる。当然普段の運動不足が一気に出てあちこち痛くなる。予備の刃も切れるなくなると研ぎに出さないと。 
 
刃物は何でも研ぎ次第と言います。切れる刃物はこんなに楽かと思うほどなのだ。7,8年は使っているSTIHLのチェンソーはバー長さが45センチある。まあ小型の部類でしょう。素人には十分だが。 
 
生の木ばかり伐るなら楽なものだ。引っ張られるように刃が食い込んで力も要らない。製材所からの乾燥した広葉樹の切れ端は硬くて重い。薪としては良品でも伐る方は楽でない。 
 
切れの悪くなった刃からは煙が出て押して伐るようになる。チェンソーの重みでスイスイ切れる生とは違う。変な体勢で力づくで伐るから体が持たない。半日が限界でそれ以上は夜寝れなくなる。 
 
コロナの影響で段々仕事が減るだろうから時間はたっぷりある。今年どころか来年の前半ぐらいは持ちそうだ。作業場だって残材があちこち積んでいる。これらも伐れば立派な薪になる。