青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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工期

今朝は一番の冷え込みだった。窓ガラスが曇って起きてすぐ薪ストーブに点火する。一頻り燃えた様子を見て散歩に出る。流石に寒いと誰も歩いていない。日中はいつも通りの秋晴れの良い天気。 
 
事務所の現場が今日から社員全員がいなくなる。セコムが入っているので朝晩の管理をこちらがやる。鍵を預かりっぱなしと言うことだ。まあ大事なものはないと言うが責任は重大だ。 
 
当社は進行が遅いといつも言われる。予定より遅れ気味だと言うことだ。契約書を交わしているから違反にならないギリギリのところだ。毎回同じ悩みを抱える。一番は大工が遅いのだが職人不足もある。 
 
大工が遅いのは丁寧にやっていると言うことにしてかなりの業種が現場に来ない。当社は基本は重ねて仕事をしない。ひとつ終われば次と言う具合で大工は常に1カ所しかやらない。 
 
それ以外は各職種が来るのだが予定通りにこない。催促しようと怒鳴ろうと思うようにいかない。もうこれは工期を長く見るしかない。あまり重ねて仕事を取らないとかやるべきものを選ぶしかない。選ぶほどいっぱいある訳でもないが消極的なやり方しかない。


設計作業

次の現場の打ち合わせが佳境に入りメチャ忙しい。現場も解体作業があったり走行距離ばかりが伸びる。日が暮れるのが早くなってあっと言う間に暗くなるので外の作業ができない。 
 
次の現場は解体もやることになっている。手続きや書類でてんてこ舞いだ。確認申請もあるしいくら図面を描いても間に合わない。現場も仕上がりになるので業者から頻繁に電話が来る。 
 
こ言う時に間違い多い。毎日のように失敗があってキリキリ舞いする。材料が足りないとか発注をしていないとか有無を言わせないことばかりだ。だから走行距離も伸びる。 
 
いわゆる設計事務と現場管理は別な仕事だ。設計事務所とかは現場の管理はしないしましてや職人に指図の類はない。施主様との打ち合わせが主で図面を描く時間が長い。 
 
設計施工になるとこれが一緒になる。打ち合わせや管理で毎日現場に行くから時間が無くなる。図面を描くのは事務所に戻ってからと朝早くやる。7時前からやれば9時過ぎには現場へ行ける。 
 
戻ってから4時過ぎから6時まで毎日のように設計をする。設計は考える時間が長く何度も繰り返し修正作業がある。これが長いほど間違いが減り完璧に近くなる。すごく疲れるけど。


閲覧数

天気も良く秋晴れの一日。午前中は床屋さんへ行く。業者との打ち合わせや書類などにかかる。午後から現場へ行き新旧の壁を壊すことになった。鍵や整備の問題で打ち合わせが必要だ。 
 
HPの閲覧数が減ってきた。7月から減り始め今月も止まらない。消費税上げの影響なのかわからない。もちろん引き合いやメールなども減った。このペースが続くと2,3年前の水準に戻る。 
 
新築の場合だと上がっても減税やポイントなどで実質値上げはないに等しい。なのだが心理的に消費意欲がなくなったのだろうか。何となく不景気風が吹いていると感じるのだろうか。 
 
HPの解析結果を見ると初めての閲覧が減っている。2回目以上は変わらないから初めて見る方だけが減っている。これはそろそろ建てようねとか思い始めた方が見ないと言うことだ。 
 
当社だけでなく職人たちの動きもゆとりが出てきた。忙しくて全く来れない状態が緩和された.空きが出た大工もあって集める苦労が減りそうだ。あとは仕事さえあれば良いのだが。


長持ち住宅

昨日今日と台風一過の好天気。雨漏りの電話があって現場へ急行。土台と基礎の間から侵入したようだ。もう一件あって外壁の化粧の板が縮んで隙間ができた。 
 
どちらも今月中の補修を予定している。今回は風圧があって普段なら考えられないところから漏った。普通ならと言う言葉禁句かもしれないが滅多にないことだろう。 
 
工事は何年経験しても予想しなかったことが起こる。基本的なことを万全を尽くしても起こるときはある。誠意を持って修理すると言うことだろう。 
 
地球温暖化なのか台風や水害が頻繁に起こる。近頃流行の軒裏がない建物はこうした風雨に弱い。外壁のシーリングだけで持たせているから年数が経つと漏って来る。 
 
四方に軒の深い家は長持ちする。風雨に強いと言うことだ。ただコストと言う面では高くつく。予算を削るにはやりやすい部分だ。屋根材も木材や工賃と間取りに影響なく減らせる。 
 
価格競争が行き着くところまで行くと長持ちしない家が出る。間取りとかに影響しない部分は削りやすい。安易な家つくりの典型だろう。こう言うところは下地や金物とか手抜きに近いこともやっている。


コスト削減

今日もいつも通りの朝の日課。台風が来るので現場は後片付けに追われる。気温も高めで作業をすると汗ばむ。次の現場もスタートしたので忙しくなった。 
 
着工間近になるととにかく図面を書かないとならない。図面を描くと言うことは設計をしながらになる。基本から自分で考える、当たり前だ。 
 
図面作成と同時に見積もりもする。設計施工なので工事の段取りまで考える。材木は何本使うかから始まり各下請け業者に図面をばらまく。それらを調整しながら見積書にまとめていく。 
 
殆どはオーバーするからどこを削るかそれにより図面を描きなおす。その作業がきついのだ。どうやって減らすかどう言う工事に変更するか…。面倒な作業が続く。 
 
県産材を使うとか漆喰であるとか基本変えないものがある。そこを変えずに変更するのが難しい。建材とビニールクロスにすればドンと下がるのだが….。 
 
そうやって悩みに悩み最終決定をして着工となる。コストを下げるために在庫であるものを何とかして使うようにする。余っているから安くしても良いか、などと考えるから儲からない。お施主様には良いことなのだろうけど。