青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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昨日の霙が嘘のような春本番のお天気。午後は暑くて上着を脱いで仕事です。現場は床張りと作業場の加工に分かれます。入口枠とかをつけながら壁を作っていくのですが手間がかかるのでなかなか進まない。 
 
せっせと材料を運ぶのは少しずつ減って大工たちのスピードが落ちてきます。まあこれで仕上がりが決まるのだから慎重です。現場で作業している大工は平均年齢が若くなりました。一人60代後半。50代が二人、息子の30代になります。どこでも60代が一番多くて平気年齢を押し上げる。 
 
住宅会社専門の組み立て大工は若いチームが時々見かける。修行の要らない組み立てだからです。当社の現場のように手刻みとか加工がつきものの現場ではやることがなくなった。メンバーは常に動いているので毎年変わる。 
 
加工や刻みをやらせると得意なものも下手なものもいる。60代だからと言っても満足に刻めないのもいるのです。ここ10年やったことがないとか言い訳はするが。本当はもっとやっていないのでしょう。 
 
プレカットが主流になって20年くらい経ちます。もっと前から安物の小屋みたいな建物しかできない大工もいたのです。通称便所大工と言いますが年は食っても腕は未熟です。私の勝手な推測では60代でも刻みや加工ができるのは半分以下です。 
 
何の職種でも腕を磨く気持ちがないと便所大工のままです。ボードを貼るとか外壁を貼るとか建材を使う仕事しかやらせてもらえません。そのことに特に不満とも思わず年月を経てレベルの低い大工になってしまったのです。 
 
もっとも腕をあげたくともそういう現場が減ってできなかったと言う面もあるでしょう。腕のある大工が気合を込めて仕上げた現場は綺麗です。見た目だけでなく触るともっとわかります。鏡面のようなカンナがけができても施主に白く塗装するように言われてがっかりの時もありました。