青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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朝から暑くて湿っぽい。午後から小雨が降ってほんの少し湿った。今日も業者が図面や見積もりで出入りする。ほぼ1日事務所は昨日と同じ。セッセと図面を描き見積もりを計算した。こもりっきりになると足腰が弱るのか歩くのがしんどい。家に帰ればワンコを散歩に連れ出している。 
 
当地方も多分にもれず製材所とか加工屋とか国産材を扱う業者が減っている。ほとんど廃業で大掛かりな機械設備が必要なので新規も滅多にない。市内に何ヶ所かあった製材所がとうとう無くなった。かろうじて設備だけは残っているが電気を止めて事実上の廃業だ。 
 
市内を離れるとまだ残っているが大工工務店向けと言うより大規模工場に納めたりするのが多い。小口の賃挽きとか小さい仕事はやりたがらない。客も減っているのでスピードに拍車がかかる。 
 
古民家風とかになるとフローリングや羽目板をオリジナルの加工品を使いたがる。自分の山から出した材を使いたいとかだ。構造材として使うには本格的に時間と費用を考慮しないとならない。 
 
祖父が植えた庭の木を使えないかと言うのが多い。安く上げるためと言うより記念としてだろう。未乾燥でしかも手間暇をかけてやるのだから業者はやりたがらない。面倒くさいだけだ。 
 
当社でも過去に何ヶ所か手がけた。普段から丸太買いをしていると太さの感覚がずれてくる。素人は直径2,30センチでも使えるように思うが買う側には使える代物ではない。最低年齢が5,60年、直径が5,60センチになる。 
 
しかも庭に生えている木は日当たりが良く年輪が荒い。狂いやすく割れやすくしかも釘などが入ったりで製材所も嫌う。そこをナントカ拝み倒して挽くのだが使い物にならなくて捨てることもあった。しかしお施主様の希望とあればなんとかしてあげたい。