青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

090-1060-9764

予報は雨だが朝は晴れている。お客様の山を見に行く約束で現場へ。広葉樹の雑木林で樹齢30から40年。建築用材で見れば物足りないがチップ用としては最適。直径50センチほどの栓が一本。あとは土台用の栗が取れそうなのが20本ほど。 
 
相続した山の木をどこかに使いたいとのこと。栓を使いたいとのことだったが太さはともかく乾燥がまにあわない。冬に切って4,5年は乾燥させないと。結局土台の栗を使うことになり伐採後の植林とか明日森林組合と相談することにした。 
 
2,3年に一度は伐採の話が来る。2年前は伐採のみで使い切れなくて宮大工に一部売却した。今回は土台だけなので使いきるかもしれない。クリは土台に他はチップに売却して費用を稼げるとは思いもしなかったようだ。 
 
山の木は使ってその後の植林も大事だ。中途半端な伐採は手入れにもならないし後々放置林につながる。植林は針葉樹と広葉樹があって杉とか松が多かった。近年は広葉樹が増えて成長は遅いが手入れが簡単だ。 
 
何より思いのある木は使いたい。全部とはいかなくとも一部だけでもと言う方は多い。プレカットとか住宅会社には無縁の話だろう。手刻みの良さは植えた先祖の繋がりを生かせることだ。多少多くても当社では買い取っている。お客様の負担は最小限に抑えることができる。DSC_5219 

DSC_5193