青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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見学会

小雨が降って気温も低くヤマセ気味の天気。しばらくは続きそうだ。これから7月の梅雨明けにかけてこの天気が続く。昨日は家内がウォークラリーに参加で一人事務所。午後から来客で夕方は自宅庭の手入れ。 
 
今日は朝から現場へ解体の見積もりで行った。値上がりの激しい解体工事だが業者により開きがある。処分の方法が違うのか手間暇をかけて分別するのか安いところがある。ゴミ処分業者に紹介してもらって見積もりを依頼する。 
 
昨日もメールで展示場を見たいという方がいた。先月の見学会以来続いてある。30代の新築希望者があちこちの見学会や展示場を見て回るのが普通になった。だから普通に見学会をやるとものすごい数の来場になる。 
 
見学会は10組を超えると常に2,3組が来場している計算になる。相手をするこちらが一人だと全部を相手するのは不可能だ。結局ほとんどの方はどこの誰か知らない状態になる。 
 
来場者は見学会で見て参考にしたり業者の見極めをするのが目的だ。現場を見るのが主で話を聞いたり資料をもらうのは従だろう。じっくり話したい方は事務所に電話で予約するのが普通だ。 
 
業者は見るだけの客ではなくじっくり相手をして欲しい方を探している。見学会で何人見えつけられるかが重要だ。見学会に限らず接客は欲しがっているのと見るだけの客を見極めるが仕事だ。 
 
それでも人数が多く相手しきれないのは金をかけて無駄なことだ。できるなら相手をして欲しい方だけに来場してもらいたい。それに近いのは予約制の見学会になる。当社ではできるだけ相手をしたいのでその方法を採っている。


庭の手入れ

晴れて良い天気の1日。急ぐ用件もなく久しぶりに事務所の狭い庭の手入れ。紅葉やハナミズキの剪定とツツジの刈り込み。サラサドウダンも丸くカットして存在感が出てきた。メインのハナミズキ以外はすべてお客様からもらった。 
 
新築すると車庫と庭はやる方が多い。車庫は新築工事の一環としてあるが庭は原則後でやる。施主の好みで自分で好きな業者を選ぶ方が多い。植樹など一部の工事はあるがいわゆる庭園つくりは少ない。洋風のガーデンつくりもこの頃増えた。 
 
庭を作って何年かすると庭師を入れないで手入れ不足のところが出てくる。リフォームなどをやるとついでに片付けを希望される。せっかく金をかけて作った庭も最後は混んできて間引きをするわけだ。で、処分を頼まれた木を自宅や事務所へ植えていた。 
 
もとはりっぱな庭木も型崩れしてただの木になっている。花が咲くとかツツジなど低木の木は素人でも植え替えできる。そうやって自宅も事務所も庭木は増えて手入れしないと林のようになる。たまにこうやってバリカンで刈ったり枝を落とす。 
 
電動のバリカンでツヅジやドウダンを丸く刈り込む。コツはあまり上を平らにしないように下を丸めて上に丸くする。庭師に聞いたから正しいやり方なのだろう。自宅の庭は庭師に作ってもらったが父が亡くなってから自分でやるようになった。もう今ではただの林の如くなってしまった。 
 
事務所も道路側にはみ出したところはいつもま刈り込んでいる。歩道にかぶさっているのは見苦しい。町内の方には迷惑をかけたくないから草も抜いている。住んでいないので町内会には未加入だが知り合いは多い。定期的に公園の草刈りなどに来る。できるだけ駐車に事務所を提供したりして協力している。


伸び伸びとした家

今日は晴れて暑い。事務所の隣の駐車場を見ると子供たちが一杯いる。遠足か何からしい。朝から晩まで高校生や小学生が通る。夕方には部活の高校生が階段を駆け上がる。 
 
午後から展示場を見たいという方が来る。いろいろ説明をする。古民家風を好きだと言う方は思ったより多い。特別な方と言うイメージがあるが本物とか自然素材が好まれるからだろう。家つくりも工業化が進みプレカットだ集成材だと組み立てる方式が主流だ。 
 
だから選ばれる基準も見た目のデザインに重点が置かれる。グラフィックデザインのようにイメージやブランドで決まるようになった。それに断熱や耐震性をプラスしてデザインする。現実は住宅メーカーのコストダウンを巧妙に進めている。建材メーカーと住宅メーカーはうまくす擦り合わせている。 
 
高断熱も耐震強化もメーカーに有利にできている。在来の家の強度は仕口や貫によるものだが建築基準法は一切認めない。耐震性の根拠はもっぱら金物に拠る。耐震性の検査は金物検査と呼ばれる。さらに強度を増すために床壁に合板を張る工法が主流だ。 
 
画一化と建材多用を好ましからざると思う方もいる。自然っぽい伸び伸びとした家と環境に魅力を感じる方も増えた。それらの方が古民家という言葉に惹きつけられる。自然素材とか木の家とか今まで謳ってきたが分かりにくかったようだ。その点古民家はすぐわかる。
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再アタック

今日は朝から雨がシトシト。太陽も出そうでなかなか出ない。蒸し暑い1日で図面などを描く。午後から登記所に行って公図を取る。測量図ではないので大体の大きさしかわからない。測量図がないと言うことなので測量する必要がある。 
 
図面作成が何ヶ所かあって混乱する。ダメになったり延期になったりでがっかりしたり急に忙しくなったりする。年に何人かはお見えになる。話を聞いたら現場を見に行くし図面を描いたりする。もちろんほとんどはたち消えになる。 
 
客の立場になって考えると様々の都合があって複雑な事情がある。家を建てたり直したりするのは急に決まるケースが意外と多い。いろいろな伏線があって事情が揃うと急に実現する。それこそあっという間なのだ。 
 
いい状況になっても急に心変わりしたり多いものだ。仕事なので仕方ないがすぐ諦めないで何年かしてぶり返すのもあった。若い頃なら話が壊れそうになるとすぐ縁を切った。今はなりなりに時間をおいてアタックしたりする。 
 
客の方でもおいそれと業者が見つかるわけではない。新しい業者選定だって手間がかかるだろう。信頼できるか判断だってしないといけない。少しでも人となりがわかると話をしやすい。だからダメになりそうでも簡単に諦めないで再アッタクもやってみるべきだ。過去にそうやって成功したことがあった。


自分とこの木

朝から暑くて湿っぽい。午後から小雨が降ってほんの少し湿った。今日も業者が図面や見積もりで出入りする。ほぼ1日事務所は昨日と同じ。セッセと図面を描き見積もりを計算した。こもりっきりになると足腰が弱るのか歩くのがしんどい。家に帰ればワンコを散歩に連れ出している。 
 
当地方も多分にもれず製材所とか加工屋とか国産材を扱う業者が減っている。ほとんど廃業で大掛かりな機械設備が必要なので新規も滅多にない。市内に何ヶ所かあった製材所がとうとう無くなった。かろうじて設備だけは残っているが電気を止めて事実上の廃業だ。 
 
市内を離れるとまだ残っているが大工工務店向けと言うより大規模工場に納めたりするのが多い。小口の賃挽きとか小さい仕事はやりたがらない。客も減っているのでスピードに拍車がかかる。 
 
古民家風とかになるとフローリングや羽目板をオリジナルの加工品を使いたがる。自分の山から出した材を使いたいとかだ。構造材として使うには本格的に時間と費用を考慮しないとならない。 
 
祖父が植えた庭の木を使えないかと言うのが多い。安く上げるためと言うより記念としてだろう。未乾燥でしかも手間暇をかけてやるのだから業者はやりたがらない。面倒くさいだけだ。 
 
当社でも過去に何ヶ所か手がけた。普段から丸太買いをしていると太さの感覚がずれてくる。素人は直径2,30センチでも使えるように思うが買う側には使える代物ではない。最低年齢が5,60年、直径が5,60センチになる。 
 
しかも庭に生えている木は日当たりが良く年輪が荒い。狂いやすく割れやすくしかも釘などが入ったりで製材所も嫌う。そこをナントカ拝み倒して挽くのだが使い物にならなくて捨てることもあった。しかしお施主様の希望とあればなんとかしてあげたい。