青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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自然素材の塗装

朝から現場の片付けと清掃。やり残しやチェック漏れを見つけてその都度手直し。3時頃までかかってなんとか終了。その後クレームの現場へ。ゴミやボード類を作業場まで持っていく。降ろして事務所へ戻りブログ。 
 
クレーム処理の現場は6年前に建てた。1歳だった娘さんが小学生になる。南側がベランダになって木現し。クリアのキシラデコールを塗ってある。カビたり変色してお施主様は気になっている。 
 
木部の塗装は日焼けやシミを防ぐために塗るのだが効果は永久ではない。それがどのくらい持つかは現場により違う。雨風が強く当たるところと陰になりやすいところではだいぶ違ってくる。 
 
こちらは目の前が崖で景色は良いが風や雨は当たりやすい。もちろん日も当たるから変色しやすい。神社などは無塗装で変色してもそのままが多い。建材が当たり前の昨今では変色はクレーム扱いになる。 
 
自然素材と聞いて石油系塗装でがっちり塗装したものを連想はしない。なのだが自然に変色していくのも許せない。その辺の思い違いがクレームの元を生む。事前によく説明するよりない。
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平屋

今日も晴れて快適な1日。現場は電気工事がメドがついた。照明器具も取り付けてほぼ完成。明日は大工工事を予定している。 
 
見学会の案内配りであちこち廻る。廻るったって何箇所もある訳ではない。過去のお施主様とか業者くらいだ。お施主様のところへ行くとついでにクレーム処理を頼まれる。仕事をもらうと言うよりアフターになってしまう。それはそれで意味のあることはあるが。 
 
私の同年代も定年を迎え建てるか直すかの時期が少し遠のいた。退職金と言う一生に一度しかない裕福な時が過ぎた。建てて20年位が経ってあちこち直すところも出てくる。おがかりに直す方もいれば少しその都度と言う方もいる。いずれにしても壊れると直さないとならない。 
 
熊本の地震を見ても年寄り夫婦の古い家が倒壊している。建て替えはもちろん大掛かりな修理もままならないだろう。そう言った時に頑丈で地震に強い家だったらどんなに助かるだろう。デザインとか使い勝手などどうでも良いから壊れないで欲しい。 
 
しかし現実は相変わらずデザインとか便利な機能とかばかり注目される。本当はシンプルで丈夫な平屋が一番だと思う。私も平屋に住んでいるが別棟の寝室は二階建になっている。年々階段を上るのが面倒というか疲れる。平屋だったらそれだけで老後の住まいとしてかなり満足できる。残念だが現実はドンドンかけ離れたものが増えている。
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デザイン

雨も上がって快適な皐月晴れ。照明器具を運んだり見学会の新聞広告を作る。毎回自分で作っている。3年前まで新聞社任せだったが思うようなイメージに仕上がらない。だったら自分で作りゃ良いや…となるわけです。ところがグラフィックデザインもそれなりに難しく時間も取られる。 
 
設計と似たような作業が必要で作りながら訂正の連続になる。次の日見るとまた直したくなる。これが延々と続くが時間に比例して仕上がりが丁寧になる。隙がなくなりある意味では面白さも消えていく。 
 
設計はグラフィックと違いお施主様の意向と言うのがある。芸術作品を作っている訳でないので好きなようにとはいかない。設計は障害物レースのようなもので問題をクリアしながら自分の意図する方法に持っていく。ただ言うことを聞くだけではチグハグなものができる。 
 
設計者は常に自分の理想と施主の意向のギャップに悩まされる。あまり施主の言うことを聞かないタイプも多い。言うことを聞くから施主の満足を得られるかと言うとそう単純ではない。施主は自分の意図する以上のものを期待する。言う通りでは面白くない。 
 
設計者のウリは素人には思いつかないデザインをすると言うのがある。私はそう単純に考えてはいないがデザインオンリーと言うのが今時の主流だ。素材や技術にこだわるのは少数派かもしれない。特に若年層に見られる。 
 
家はファッションではないから飽きたからと言って取り替えはない。住宅デザインは流行があるから10年後どうなるかわからない。もう少し長いスパンで見る必要がある。自然素材とか本物にこだわると制約があるのでできないデザインもある。そこをどうやって今風に見せるかと言うことだ。
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ウォークラリー

どう言う訳か早く目が覚めた。仕方なく自宅倉庫のゴミを片付けた。日曜に少し片付けたがまだまだ残材は溢れている。早く片付けないと草が伸びてやりにくくなる。切れっ端や使えなくなった材を集めるとかなりの薪が出てくる。 
 
早起きをすると同年代の散歩族と会う。雨になる予報が出て少し肌寒いが一人も会わない。農作業に行く軽トラや犬の散歩にいつも会うが今日はない。もうすぐ田植えが始まるが準備に余念がないはずだ。 
 
実は私も夕方ワンコを連れて歩いている。と言ったってほんの20分ほど距離で1キロくらいか。家内に言わせれば散歩のうちに入らないらしい。来月には海岸沿いにワオークラリーがあって家内は毎年参加する。 
 
2,3年前は馬鹿にして用もないのに歩いていられるかと参加しなかった。距離も10キロはあるのでいい運動になる。今年に入って膝が痛くなり医者に聞いたら運動不足だと。で、ワンコを連れ出したと言う事だ。1キロくらいでもそれなりに疲れるので10キロだったらと心配になる。 
 
歩ける自信がないと言えないので暇つぶしは嫌だと駄々をこねている。多分参加したら途中で伴走車の世話になるかもしれない。そんな事になったら一生言われるのが悔しくて参加しないと決めている。同年代の散歩族を少し甘く見ていたがそうも言ってられなくなった。
デーリー古民家見学会


省エネポイント

爽やかな青空になり現場は最後の仕上げでごった返す。採寸や確認でひっきりなしに業者が出入りする。借りていた駐車場が期限切れで4台しか入れないので道路に溢れる。細部の寸法とか日程の件で電話もひっきりなしだ。今週でほぼ完成になるので養生を剥がして清掃になる。 
 
省エネポイントの完了報告と証明書を送らないとならない。本来は昨年の10月までだが特例として一定の金額のリフォームのみ6月までになる。20日過ぎには完了するので報告書を作成している。申請時の資料のコピーを紛失して思い出しながら作成している。 
 
ポイントは申請時にもらっているので急ぎ報告するようにと事務局から催促が来た。受付はもちろんポイントの送付もほとんど終了している(らしい)。過去にもポイント制度はあってほぼ申請をしている。 
 
事務局は申請時の厳しさに比べ完了は緩い。訂正も申請時に比べすでに交付さているので何事もなく速やかに終了したい。役所関係にありがちな事なかれ主義と言うか揉め事もなく早く終わりたがる。期限前なのに何度も催促のハガキが来る。 
 
もちろんこちらもゴマカシやエセ工事をしているわけではない。たまたま10月に小屋工事が着工するので5月完成でも対象になるので申請した。もらえるものであればもらった方が良い。景気振興策の一環なのだから役所も使い切りたい。 
 
建材店などに聞くと申請している業者は意外に少ない。対象になる工事は多かろうによその業者は面倒がるのだろうか。よそ様の事はともかく当社としては貰えるものは何でもと思っているのでできるだけおすすめしている。
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