青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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平屋

今日も晴れて快適な1日。現場は電気工事がメドがついた。照明器具も取り付けてほぼ完成。明日は大工工事を予定している。 
 
見学会の案内配りであちこち廻る。廻るったって何箇所もある訳ではない。過去のお施主様とか業者くらいだ。お施主様のところへ行くとついでにクレーム処理を頼まれる。仕事をもらうと言うよりアフターになってしまう。それはそれで意味のあることはあるが。 
 
私の同年代も定年を迎え建てるか直すかの時期が少し遠のいた。退職金と言う一生に一度しかない裕福な時が過ぎた。建てて20年位が経ってあちこち直すところも出てくる。おがかりに直す方もいれば少しその都度と言う方もいる。いずれにしても壊れると直さないとならない。 
 
熊本の地震を見ても年寄り夫婦の古い家が倒壊している。建て替えはもちろん大掛かりな修理もままならないだろう。そう言った時に頑丈で地震に強い家だったらどんなに助かるだろう。デザインとか使い勝手などどうでも良いから壊れないで欲しい。 
 
しかし現実は相変わらずデザインとか便利な機能とかばかり注目される。本当はシンプルで丈夫な平屋が一番だと思う。私も平屋に住んでいるが別棟の寝室は二階建になっている。年々階段を上るのが面倒というか疲れる。平屋だったらそれだけで老後の住まいとしてかなり満足できる。残念だが現実はドンドンかけ離れたものが増えている。
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デザイン

雨も上がって快適な皐月晴れ。照明器具を運んだり見学会の新聞広告を作る。毎回自分で作っている。3年前まで新聞社任せだったが思うようなイメージに仕上がらない。だったら自分で作りゃ良いや…となるわけです。ところがグラフィックデザインもそれなりに難しく時間も取られる。 
 
設計と似たような作業が必要で作りながら訂正の連続になる。次の日見るとまた直したくなる。これが延々と続くが時間に比例して仕上がりが丁寧になる。隙がなくなりある意味では面白さも消えていく。 
 
設計はグラフィックと違いお施主様の意向と言うのがある。芸術作品を作っている訳でないので好きなようにとはいかない。設計は障害物レースのようなもので問題をクリアしながら自分の意図する方法に持っていく。ただ言うことを聞くだけではチグハグなものができる。 
 
設計者は常に自分の理想と施主の意向のギャップに悩まされる。あまり施主の言うことを聞かないタイプも多い。言うことを聞くから施主の満足を得られるかと言うとそう単純ではない。施主は自分の意図する以上のものを期待する。言う通りでは面白くない。 
 
設計者のウリは素人には思いつかないデザインをすると言うのがある。私はそう単純に考えてはいないがデザインオンリーと言うのが今時の主流だ。素材や技術にこだわるのは少数派かもしれない。特に若年層に見られる。 
 
家はファッションではないから飽きたからと言って取り替えはない。住宅デザインは流行があるから10年後どうなるかわからない。もう少し長いスパンで見る必要がある。自然素材とか本物にこだわると制約があるのでできないデザインもある。そこをどうやって今風に見せるかと言うことだ。
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ウォークラリー

どう言う訳か早く目が覚めた。仕方なく自宅倉庫のゴミを片付けた。日曜に少し片付けたがまだまだ残材は溢れている。早く片付けないと草が伸びてやりにくくなる。切れっ端や使えなくなった材を集めるとかなりの薪が出てくる。 
 
早起きをすると同年代の散歩族と会う。雨になる予報が出て少し肌寒いが一人も会わない。農作業に行く軽トラや犬の散歩にいつも会うが今日はない。もうすぐ田植えが始まるが準備に余念がないはずだ。 
 
実は私も夕方ワンコを連れて歩いている。と言ったってほんの20分ほど距離で1キロくらいか。家内に言わせれば散歩のうちに入らないらしい。来月には海岸沿いにワオークラリーがあって家内は毎年参加する。 
 
2,3年前は馬鹿にして用もないのに歩いていられるかと参加しなかった。距離も10キロはあるのでいい運動になる。今年に入って膝が痛くなり医者に聞いたら運動不足だと。で、ワンコを連れ出したと言う事だ。1キロくらいでもそれなりに疲れるので10キロだったらと心配になる。 
 
歩ける自信がないと言えないので暇つぶしは嫌だと駄々をこねている。多分参加したら途中で伴走車の世話になるかもしれない。そんな事になったら一生言われるのが悔しくて参加しないと決めている。同年代の散歩族を少し甘く見ていたがそうも言ってられなくなった。
デーリー古民家見学会


省エネポイント

爽やかな青空になり現場は最後の仕上げでごった返す。採寸や確認でひっきりなしに業者が出入りする。借りていた駐車場が期限切れで4台しか入れないので道路に溢れる。細部の寸法とか日程の件で電話もひっきりなしだ。今週でほぼ完成になるので養生を剥がして清掃になる。 
 
省エネポイントの完了報告と証明書を送らないとならない。本来は昨年の10月までだが特例として一定の金額のリフォームのみ6月までになる。20日過ぎには完了するので報告書を作成している。申請時の資料のコピーを紛失して思い出しながら作成している。 
 
ポイントは申請時にもらっているので急ぎ報告するようにと事務局から催促が来た。受付はもちろんポイントの送付もほとんど終了している(らしい)。過去にもポイント制度はあってほぼ申請をしている。 
 
事務局は申請時の厳しさに比べ完了は緩い。訂正も申請時に比べすでに交付さているので何事もなく速やかに終了したい。役所関係にありがちな事なかれ主義と言うか揉め事もなく早く終わりたがる。期限前なのに何度も催促のハガキが来る。 
 
もちろんこちらもゴマカシやエセ工事をしているわけではない。たまたま10月に小屋工事が着工するので5月完成でも対象になるので申請した。もらえるものであればもらった方が良い。景気振興策の一環なのだから役所も使い切りたい。 
 
建材店などに聞くと申請している業者は意外に少ない。対象になる工事は多かろうによその業者は面倒がるのだろうか。よそ様の事はともかく当社としては貰えるものは何でもと思っているのでできるだけおすすめしている。
デーリー古民家見学会


レンガ積み

午前中は湿っぽかったが午後から晴れて風が強い。給排水の器具付けとレンガ積みの現場は今日も続く。来週は各種の仕上げ工事が始まって土曜日には養生を剥がして完成へとなる。何だかんだと連休中も各職種とも休まず仕事が続いて現場進行が順調だ。言われるほど景気回復が進んでいない証拠かもしれない。 
 
薪ストーブ設置が増えて遮熱壁がつきものでレンガ積みも増えた。赤っぽい普通レンガは古いタイプや焼き過ぎなどに比べ施工が簡単だ。レンガは材料屋はあまり在庫を置かない。むしろホームセンターが種類も多くすぐ入荷する。レンガメーカーも主力が移って在庫はほとんどホームセンターになってしまった。 
 
普通レンガは余っても材料屋に返品できるがホームセンターは受け付けない。考えようによってはホームセンターは前金だし配達もないので高く感じる。実物を見れるのと比較的価格が安い。レンガだけでなく建材類もホームセンターで買うのが増えた。在庫を見て少量買いができるのが良い。 
 
建材店とか材料屋は取り寄せが主で返品も在庫品以外はできない。商取引の慣行が変化して前金や直接メーカーから現場へ搬入する。ホームセンターに近づいているのか少量買いが増えたのか。建材店は大工相手の零細は消えて全国展開の大手に代わられた。 
 
配達も遅くメーカー直の便で現場搬入だからホームセンターと同じだ。支払いも地元業者よりも格段に厳しい。返品もきかないところが多い。チョコチョコデザインを変えたり凝った仕上げをするとホームセンターのほうが便利だ。建材店はますます厳しくなるわけだ。
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