青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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人生最後の一大事業

今朝は慣れもあるのかだいぶ暖かく感じる。氷点下2,3度以下になると朝が寒い。
小寒も過ぎて大寒が来るのだから寒くて当たり前だ。

月曜日に干し餅用の餅つきをした。普通の餅と違うのは水をたくさん入れるのと味を付ける。
私が子供時分には赤や緑に着色した。ゴマを入れたり砂糖を少し入れる。
寒風に晒しながら乾燥させる。およそ2,3週間で硬い干し餅が完成する。

昔はそのまま食べたりしたが炙って食する。何と言っても餅だから一切れでも腹がふくれる。
これで自家製の甘酒を飲めば食事がいらない。戦国時代には干し飯と干し味噌が携帯食だった。
お菓子がふんだんにない時代には腹が減ると干し餅を食べた。

冬に作ったのは外に干した際にハエなどが付きにくいからだったろうか。小鳥の餌になってしまうこともある。
軒先きとか雨の当たらないところに干すのが定番だ。

友人が趣味の畑で採れた野菜を大量に持ってくる。食い切れない分は漬物にするしかない。
簡単な浅漬けが多いがタクアンとかヌカ漬けにも挑戦している。味噌汁も凍み豆腐とか干し菜を使う昔風に変えた。
中性脂肪が増えたのを受けての対策だ。

日本人の衣食住のなかで一番遅れいるのは住だ。いまだに2,30年しか保たないような家つくりが多い。
地方停滞とか若年層の低収入から増えているように思う。

その中で中高年のリフォームが比較的予算もあって今後の需要の重要性が増えた。
ローンを組むのではなく自己資金という特徴がある。新築時には子育てなどでモノ入りで予算が少ない。
退職金と手直しの必要な住まいのリフォームが重なる。

長生きは食生活だけではダメで住まいも重要なポイントになる。介護まで見据えた大改革が必要だ。
その時に新築時にはできなかった夢を同時に実現するチャンスだ。古民家とか自然素材とかを考える。
家全部ではないので費用も新築ほどではない。

自分たちの生活スタイルに合わせ住まいを直す。できれば食生活同様自分好みに改善できるならそれもまた楽しい。
人生最後の一大事業となるだろう。


冬の食べ物

事務所へ行くと暖房の調子が悪くてボイラーが着火しない。何度か試すがラチがあかず業者に電話。
仕方ないので展示場のストーブで暖を採る。展示場までネットが届くのでiPadを持ち込み仕事。

2,3時間してからボイラーのスイッチを入れると動くではないか。業者に連絡しキャンセル。
原因がなんだったかわからずじまい。また悪くなるかもしれない。

午後は支払いやら伝票。三上氏が地産地消の本の総集編を届けてくれる。
新しい編集者に変わったがさっぱり進まず刊行すら危ないと。

夕方また手すりの現場へ材料を持っていく。息子も別現場から駆けつけ完成する。
一日仕事だったはずが二日がかりになった。手配が狂うとこう言う風になる。

ここ2,3日冷え込みが厳しい。暖冬のはずがなかなかそうはいかない。
家内が干し餅や干し柿を作る。冬の寒さが出来栄えに影響する。
子供の頃は祖父母が大根を干したり凍み豆腐を作った。
凍み豆腐は高野豆腐と違い味がしっかり豆腐の味がする。

甘酒もこの季節に大量に作り春まで飲んだ。ご飯と麹を入れて温度が下がらないように暖かいところに置く。
発酵し始めたら冷たいところへ置いた。暖かくなると発酵して酒になって真っ赤な顔で飲んだものだった。
漬物小屋があって味噌や漬物がたくさんあった。この頃こう言う食べ物が妙に懐かしく美味しくなった。


知名度

冷え込んで寒い朝、手すりの取り付け現場へ息子と行く。材料を積み込み午前中で外部終了。
午後から内部手すりの予定がモノが入荷しない。昼に予定していたが明日になると。
建材関係にはよくあることで余裕を見なかったこちらが悪い。

補助金がらみとなると入金が遅れるので月末締め日に間に合わせたい。少々危ないと思っても予定を組む。

工事する息子が明日は別なところを予定していたので急遽夕方にする。完了を見に来るケアマネージャーにも連絡しないと。
補助金を使っての工事となるとこう言うところが難しい。

夕方会計事務所の来訪。伝票だけなのですぐ終わる。あまり忙しくないので来訪間隔が開く。
伝票が少ないと会計事務所の仕事も減る。至極当然ではあるが。

来月頃からリフォームの現場が続く。何度も打ち合わせをしているがなかなか決まらない。
結局工事しながら決めることになるだろう。リフォームの苦労はこう言うのにある。
何度も図面を描いたり材料を見せたり手間がかかる。

もっともこだわりも無く建材で作るならどうと言うこともない。カタログを見せてサッサと決める。
色や材質さえ決まれば寸法は現場次第だし簡単だ。こだわりのリフォームは言うは易しで意外と少ない。

工事手間と少ない金額では利益確保もままならない。今年はこだわりのリフォームを展開したいと思っている。
知名度を上げたりチラシなど広告を打つなどしてみたい。例年通り地産地消の本も刊行される。
今回で6冊目で知名度を上げるには効果がある。


これからのリフォーム

小寒を過ぎても本格的な寒さとは程遠い。今朝も少しだけ雪が積もって冬らしい。
明後日の工事のためにお客さんに電話をしたり打ち合わせる。本当は今日打ち合わせ予定だったが流れる。

昨年末の打ち合わせが残ったのでこれから続ける。春には着工したいと思うがどうなるか。
リフォームの現場がこれから立て続けに始まる。その後が決まらないのが残念なのだが。

今年からリフォームに力を入れてみようと思う。同年代である中高年には自然素材とか古民家風など選択肢が少ない。
新築に比べて予算の余裕があるのにだ。

お勧めはメリハリをつけて掛るところと省くところを決めるのだ。全部金をかけたら新築になってしまう。
必要最低限と贅沢する部分を分ける。リビング部分を木や漆喰で仕上げ薪ストーブを付ける。
最近多いパターンだが薪の入手や作業スペースの如何による。

趣味の農業で畑や山があるとかだ。チェンソーを使ったりすると音がうるさい。
割った薪を積むのも場所がいる。そもそもゴミが大量に出る。
それらをクリアできれば安上がりだしフトコロにも優しい。

意外と多いのが子供の頃に見た古民家というか古い家のイメージが好きだと言うことだ。
居間に囲炉裏となると煙が大変だ。外に小屋を新設して薪ストーブなどを設置と言うのが現実的だ。
仲間が来ても家族に気兼ねなく騒げる。

減り続ける若年層と違って数に不足はない。ちょっと遊び心があれば夢と諦めていたこともできるかもしれない。
孫子のために金を残したって揉めるだけだ。自分へのささやかなご褒美で良いではないかと思うけどね。


施主とのコミュニーション

今日は比較的暖かい。午前中は暖房の故障と基礎のひび割れの現場とまわる。
業者を手配し終了。手摺の現場が材料が揃わなくて来週になる。

チラシの原稿作りに精を出す。昨日のデザインが気に食わなくて修正。
なんどやってもイマイチで完璧にはいかない。プロが作ったようにはならない、当たり前か。

家もそうだがデザインだけ考えると上手くいかない。機能面や構造とか総合的になものがしっかりしないとダメだ。
とって付けたようなモノや飾りは時間の経過でダメになる。

本当にいいデザインは結構意識しないところに出てくる。表面的な意図よりは深層的な本質から生じるモノだろう。

ブログも10年経つが良いのと悪いのがある。後で読み返してわかる。
書いている時に分かれば苦労はない。

ウケようとしたモノは大概ダメだ。そう言う意図的なモノは自分が読んでもわかる。

家は施主とのコミュニケーション次第で変わる。施主に喜んでもらおうとしたことはデザインも良くできる。
逆に施主の意向がアヤフヤだとできたモノまでアヤフヤだ。初期の頃に建てたのが以外と新鮮で良くできている。
お施主様がいるので言いにくいが出来不出来はある。

お施主様の意向がはっきりしているものはやりやすく良くできるものだ。逆に迷ったり変更が多いとダサくなる。
どうしたってこちらも迷ってしまって良くなる訳がない。

家のデザインは施主とのコミュニケーションが大きくものを言う。