青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

090-1060-9764

公共建築物

昨日は近隣の市部に建てた施主様のところへ伺った。4年目に入り外壁の板の塗装が少し薄くなってきた。
大きなねじれや隙間もなく何年か経ったら塗り替えが必要かもしれない。片道1時間かかるのでそう頻繁には行けない。
灯油タンクが空でシーズンで3回ほど入れるが5万くらいだ。薪ストーブを設置すると煙突だけで30万以上かかる。
ストーブ本体も入れると50万以上になって薪代がタダでも考えてしまう。自宅優先で事務所は難しいかもしれない。

2008年に開舘した美術舘が有名だが新たに二つほど著名建築家による建物ができた。家内と二人で見学に行った。
一つは隈研吾の交流センター、もう一つは安藤忠雄の教育プラザ。交流センターは鉄骨造りで平家。
外壁や内部天井に杉板を隙間を空け張っている。仕切りはガラス多用で今風な造りだ。
屋根の折り上げと内部の仕切りが一致しないのが特徴だ。外部内部の都合は切り離され直角でないのが斬新だ。

教育プラザは最近できたもので図書館と教育センターが同居する。安藤忠雄のコンクリート建築で平家の迷路のような作りだ。
こちらはいつもの安藤建築で元からある桜の古木や道路の景観をうまく利用している。どちらかと言うと隈研吾の方が新しく感じる。
これは美術館などと近くにあるので建築マニアらしき方が写真を撮ったりしていた。建築で人を集めたり知名度を上げる戦略が功を奏している。
敷地の広さもあって道路や公共物ともうまく調和が取れている。建築家の知名度を利用しながらうまくいった例だろう。


中高年の夢

さしたる予定もなくリフォームの図面を描いたりする。午後も一応事務所なのだがまあ遊んでいるようなものだ。
集金に来た業者以外来客もなく早めに仕事終了。来春にでもHPを手直ししようと思いプランを練る。
8月の更新以来閲覧数も伸びて引き合いも増えている。その流れを加速できるよう変更をしたい。
もう自分では作っていないので有料なのだが逆に他人の意見も取り入れられる。

来年は消費税上げの駆け込みもあるので各社必死の営業になる。来年9月以前に契約すると消費税が8%のままになる。
前回の8%上げの時はあまりなかったので今回は何とかしたいと思っている。思っているが客様しだいなのでどうなるか。
さっきも例の大人の小屋の建主が来て滔々と夢を聞かされる。今後増えそうなリフォームの例で建材とクロスでは味気ない。
板貼りとか曲がりとかにすると喜ぶのが多い。まあ一種の夢の実現ってところだろうか。

考えてみると今年の客は大きく分けると自然素材にこだわる若い世代と大人夢実現タイプの中高年に分かれる。
実はHPもこの線で作り変えようとしている。どちらかと言うと若い世代は予算的に厳しく建材も使わざるを得ない。
逆に中高年は本物それも曲がったり割れたりも味があって良しとする。作り方も材料も少し違う。
割れたり細すぎるとか使い道がなかった材料も提案次第で喜ばれる。薪にでもしようかと言うのが生かされる。


良い仕事ありき

晴れたり曇って雨になったりの安定しない天気。見積もりと図面の提出予定なので完成させた。
合間に家内とインフルエンザの予防接種に行く。いつもの内科の先生は高校の先輩で何かあると行く。
先月は無料の肺炎の接種に行っている。今回の予防接種も65歳上は安くなる。
高齢者対象ってとこが気に食わないが安いのは助かる。高齢者福祉の一貫なのだろうが知らないと損をする。

ステンレスの手摺工事の見積もりで業者のところへ行った。事務所の近くで中学の後輩だ。
夫婦でステンレスや鉄の加工専門だ。職人肌の几帳面で融通が利かない昔気質のタイプだ。
金儲けより技術で勝負というタイプなのでとても裕福とは言えない。子供に障害があったり個人的にも苦労している。
繊細なステレスの看板などが得意で値段がいつも考えれない位安い。こう言うところも昔の職人さんと言う感じなのだ。

作業場があってよく遊びに行くが仕事量に比べ加工機械が大げさだ。私の息子もそうだが職人は良い道具とか機械はケチらない。
だから儲からないとも言えるのだが職人の宿命のようなものだろう。挙句に信じられないほど安いとくると成り立つのか心配になる。
他人のことを心配するより自分のことを心配しろと家内には言われる。良い仕事をするには良い材料と道具、機械が必要だ。
利益ありきではなく良い仕事ありきなのだ。彼に仕事を頼むとつい余計な心配をする。
反面教師ではないが会社は利益がなければ成り立たないのも事実だ。


古民家床屋

今朝は久しぶりに暖かい。夕方から雨になったが相変わらず暖かい。
午前中は床屋へ行ってマイナンバー用の写真撮影。手摺工事の図面を書いたり見積もりで業者のところへ。
午後も同じ作業が続く。地域材を使った家つくりの本が来春刊行されるらしい。
原稿の打ち合わせが来週あるが日程が決まらない。打ち合わせ要領がさっぱりでキャンセルでも音沙汰なし。

いつもの床屋は家内の実家で兄が経営している。店舗も4年前に曲がりや大黒を立てて漆喰仕上げの古民家床屋にした。
近年若者は古い床屋を敬遠して年配者しか来ない。そもそも床屋は男性専用で変える方が少ない。
お馴染みさんしか来ないので経営は安定している。売り上げを伸ばすとか最新のものとかはできない。
定年もない床屋は元気さえあればいつまでもできる。年金をもらいながら高齢者相手ののんびりした仕事だ。

1億総活躍と言うが高齢でも働ける職業は少ない。勤め人では70歳以上は難しい。
自営とて体力を使う仕事はできそうもない。その点、床屋パーマ屋はあまり体力がいらない。
高収入は無理でも食う分くらいは稼げる。最新の技術とかデザインとか要らない客も存在する。
自分と同年代は客としていつまでも来てくれる。しかも年代的に古民家とか好きな方が多くて床屋さんは大いに満足している。


人生の楽園

今朝も凍って初冬の澄んだ空気が気持ちが良い。クレーン付きトラックを売却したのでピックアップを置いてある。
広い駐車場にポツンと小さいトラックが鎮座する。朝のフロントガラスの氷かきがないだけでも屋内の有り難みを知る。
いつも間にか増えた家族で自宅前には4台分の車庫がある。私夫婦と息子夫婦に娘がいたので入りきらない。
で、大型がいなくなった倉庫が空いて私が屋外に押し出された。今冬はフロンガラスのガリガリがいらないだろう。

大人の遊び場を作りたいと言う同級生の家を下見した。昨秋に家の周りの木の伐採をした。
中学生の時に遊びに行ったことがあって鬱蒼とした木が当時もあった。あれから40年も経って車の通行すらままならなくなった。
住宅地なので伐り倒すこともできない。で、例の吊るし切りをした現場だ。
あれから1年過ぎ明るくなって杉の枯葉もなくすごく快適であると満足頂いている。それが今回の工事のきっかけでもある。

理由は他にもあって見積が安かったと言うのもある。葉やゴミの片付けは自分で処理する条件だったので安かった。
彼は公務員だったこともあって年金の心配もない。趣味の木工や釣りなど町内会の活動を通じて仲間もできた。
人生の楽園と言うテレビ番組がある。定年後の有意義な過ごし方として地域交流や趣味が紹介されている。
今年はこう言ったリフォームが出てきた。今後一番期待できるリフォームの例だと思っている。