青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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小さな工事

晴れの予報が午後から雨。午前中は倒れかかった看板を起こす工事。アルバイト君と息子と二人でジャッキで起こして補強をする。終わりかかった頃から雨が降る。午後からはコンクリートの打設があって小雨の中終わった。幸いなことに徐々に雨が小降りになった。 
 
看板の工事の方は旧知の看板屋さんから頼まれた。独立目からの知り合いで久し振りの付き合い再開。かなり前に自身が設置した看板が柱の根元の腐朽で倒れかかった。 
 
脇にもう一本の電柱を立ててボルトで緊結し補強した。まずは倒れた柱を起こし控えの柱にボルトでくっつける。次に腐った柱の脇にもう一本の電柱を立てまたボルトで緊結する。言うは簡単なのだが3人で半日かかった。 
 
仕事はいろいろあるもので建築だけとは限らない。と言うより様々な職種が絡まったものが多いのだ。そして何日もかかるとか金額が多ければそれなりに職人を集める。機械等も必要なら投入するので金額も張る。 
 
半日とか一日もかからないようなレベルになると難しい。予算無制限であれば良いがそうもいかない場合もある。客の立場になれば少ない方がいい場合だってある。そのことでレベルアップするとか画期的に効果が出るとかなら良い。 
 
大流行のリフォーム工事だが大きく分けると元に戻すのと大きくイメージを変えるのとがある。ただ戻すなら安い方がいい。逆に予算がかかっても効果がそれ以上なら納得してもらえる。 
 
今回は放置すると危険があって急ぐのと小さすぎてどこも二の足を踏むケースだ。元に戻すのに時間と言う価値をつければ納得してもらえる。


車検

台風の影響で1日雨。現場は休みで作業場では加工が続く。午前中は図面、午後は経理の伝票整理。急ぐ用事もないので今日は早く帰れる。明日は倒れた看板を起こす工事がある。もちろん私も手伝う。 
 
昨日やっと車検からトラックが帰ってきた。1週間かかったがここ何年かはこう言う状態が続く。今回もちょっとした所の修理がいっぱいある。ドアハンドルが開かないとか荷台のアオリのドアが開かないとか。 
 
あとはどこが悪いのかよくわからない部分が修理されている。こんな些細なことでも放っておくとあとで動かなくなったりする。車検代と合わせ12万円ほどかかった。 
 
毎年車検なので年によって修理費でウン十万になったりする。自動車税も安く車検時以外に点検もしないからこんなもんだと思っている。いつも調子が悪くてもあと何ヶ月で車検だからと我慢する。 
 
代車に借りた軽自動車から乗り換えるとガッチリした安心感がある。ガタガタと音はするが歪むような感じがしない。乗用車は乗り心地は良いがどこか歪んでいるような気がする。 
 
車の背骨にあたるシャシが違うからだと思う。ラダフレームそれも荷物を積むための強度だから固い。フロアパンでしなるような構造だとガッチリ感はない。乗り心地が悪いと言うことはフレームが固い所為もある。 
 
これが長持ちの原因の一つと思って我慢している。空車時だとポンポン跳ねたりタイヤが滑ったりはもう慣れた。4輪駆動だとハンドルが切れなくなったり抵抗があって燃費が悪くなる。それらを差し引いても長持ちするのは価値がある。


着工できない

台風の影響で雨が降る予定だったが朝は晴れた。午後から予報通りに雨がパラつく。気温も低めに推移して上着が欲しくなる。現場は午前中基礎が最後の仕事で水曜日の打設に間に合わせる。 
 
リフォームの見積もりがあって届ける。その後別なリフォームの現場へサッシとゴミのカゴが搬入される。電気工事のも入ってエアコンの取り外しと分電盤などの調整をした。 
 
肝心の大工が目処がつかず着工ができない。溜まっている現場もいつ着工できるか苦労している。一番は大工で左官や基礎も見つからない。大きなリフォームになれば3人ほどいないとできない。 
 
職人がいなくて仕事ができないなんてそんな時代が来るだろうかと思っていた。その予想はあっさり外れ断りを入れるのに苦労する。できないのであれば最初から言えばよかったのにと言われる。 
 
細かな仕事が目白押しでお盆前は超忙しい。私も手伝いで荷物を運びたいのにトラックの車検が長引く。モノを運んだり現場からゴミを引き上げたり私の仕事は途切れない。 
 
修理が完了したとの電話があったので明日から張り切ってと思ったら雨が降る。明日も雨で基礎の現場も進まない。来週から本格的に新築の準備になるのでその前に目処をつけたい。


大工を育てる

いきなり気温が10度も下がって自宅ではストーブに火をつけた。事務所も暖房を入れようか入れまいか迷う。午前中は霧雨も降って現場はあまり進行しない。来週中になんとか完成するようにはなっているのだが。 
 
再来週には材木の搬入が始まる。トラックも予約したし手伝いも頼んだ。6トンのクレーン付きで3回ほどで運べる。作業場から現場までも一本道で20分ほどで着く。これからも材料の加工やら引き取りも容易だ。 
 
職人不足は深刻の度合いが増すばかりだが手をこまねいてばかりもいられない。一人前の職人を探すから見つからない。自前で育てればいいことだ。真剣に育成する方向も考えなければならない。 
 
職業訓練所とか大手の工務店などでも募集はしている。工業系の高校などに積極的に勧誘はしているだろう。大工だったら基本的には在来の工法から教えるだろう。基本はプレカットだから初めから専門に教えた方が早い。 
 
墨付けや仕口などを教えても実用的ではない。職場が主に住宅会社になると覚えなくとも良いことだ。在来工法で大工が家を建てる時代ではない。教える方が時代に合っていないと現場で困るばかりだ。 
 
当社ではノミカンナの研ぎから墨付けまで宮大工と同じ修行を積まないと仕事ができない。覚えるのにも道具を揃えるにも時間と金がかかる。それを生かす職場がないと無用の長物となる可能性もある。 
 
現実的に言うと墨付けなどはできる大工がいるのでノミカンナを使いこなせれば良い。やる気さえあれば何年か修行を積めばできる。さらに上を目指す者は墨付けとかを覚えれば良い。当社で仕事をすればそう言ったことは自然に覚える。


現場は遅れる

午前中は新しいリフォームのお客様のところへ。午後から作業場と基礎の現場へ。内部の土間部分の整地と砕石の敷きならし。ワイヤーメッシュを入れて明日の打設。何日か養生後周りの整地で完成となる。 
 
18日からは材木の搬入になるのでトラックの手配をする。製材所の大型トラックを借りて運ぶ予定だ。クレーンがついているので捗る。作業場と現場は近いので2往復ぐらいはできそうだ。 
 
相変わらずの大工不足だがアルバイト君を頼んで運んだり積むのを手伝ってもらっている。解消されることが無そうな職人不足だが今後も請負にも影響が出そうだ。取っても完工できなければ意味がない。 
 
今もリフォームを別な大工に頼んでいるが2週間遅れでまだこない。お客様は準備万端待っているのに職人がこなければ現場は進まない。わざと遅れている訳ではない。自分の現場が遅れて玉突きでこちらに来れない。 
 
ありがたいことに仕事の引き合いは増え続けているのに断るのは忍びない。なんとか対策を考えないとならないがこれと言った妙案もない。息子がいるだけでも心強いと思わなければならない。CIMG7412

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