青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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自然素材住宅

朝一番で頼まれた事務所の床を配達する。床のすのこが古くなったのと広げたくなった。こちらは2年前にご自宅を新築している。まあ追加工事ですね。 
 
何年も商売をしていると細かい仕事を追加でいただく。アフターを含めてかなりの件数になる。一昨日の講習会でもリピートの必要性を学んだ。クレームまがいも多いが解決することで次のステップに行ける場合がある。 
 
当社のような建て方は割れや隙間が見えやすいのでアフターは前提になる。事前に理解してもらったと思っても実際になると心配になる。4,5年経って塗装や内部の壁床が汚れてくるときになるようだ。 
 
自然塗料とかと呼ばれるものは長持ちしない。ウレタン塗装のように硬い皮膜で覆ったほうが長持ちする。特に築10年未満は綺麗な状態が続く。自然塗料と呼ばれるものは4,5年で劣化して古びてくる。 

健康住宅と呼ばれるものは一般的に建材とか石油系塗料を使わないものが多い。となると昔からあるものとか自然塗料とかになる。これらは皮膜が弱くまたは膜を作らないのですぐ汚れる。
 
内装材に無垢の柔らかい杉を使うと新しい時は快適だが傷がついて変色する。5,6年で何十年も経ったような感じになる。それを納得の上で使用しても実際に薄汚れるとどうにかしたいとなる。張り替える以外に方法がない。 
 
自然素材住宅とか健康住宅はほとんどこう言った素材のものを使うからリスクはある。そこをわかって使わないといらぬ後悔をすることになる。もちろん気にしない方やそんなものだと思う方も多い。建材だらけの家に住めない方だからだとも言えるが。


健康住宅

今日はリフォームの講習会があって午前中ホテルに缶詰。午後から作業場へ行き月曜の搬入に備えチェック。事務所へ戻り図面作成とか見積もり。

換気が悪いのか時間が経つに連れ咳が出て困った。ホテルなどは床がカーペットでクリーニングの薬の匂いがする。壁はクロスだし窓がなくエアコン頼りだ。若い頃はあまり気にしなかったが閉じ込められた空間にいると匂いなどで息苦しくなる。 
 
地下とかホテル内などでの飲食が苦手でやはり息苦しくなる。だいたい飲むようなところとか薄暗いとなる。床がカーペットだとなおひどくなる。そもそも外食が少ないので慣れないのかもしれない。 
 
自然素材にこだわる方の中に匂いやホコリなどに敏感な方がいる。若い頃は思い込みとか気のせいだと思っていた。自分がななると違うのがわかる。少しでも体調が悪かったりするといただけで変になる。 
 
色々な事情で自然素材とか健康に配慮した家を欲しがる方がいる。換気、明るさ、色使いなど要素がたくさんある。それ全てをチェックした家を建てるのは難しい。最低でも明るく匂いがない家を作りたい。それだけでもかなり環境が良くなる。


加工所

今朝早くフローリングの引き取りに行った。片道二時間ちょっと、7時に出て戻って昼になった。リフォームの現場に使う予定で栗の羽目板とフローリングになる。作る場合は早めに用意しないと遅れたり来たものが予定と違ったりする。 
 
今年は羽目板だけで100坪以上使用する予定だ。フローリングと合わせるとかなりの面積になる。もちろん中国製の既製品もあるのだが国産にこだわれば手に配し辛いものもある。 
 
杉などの羽目板はどこでも作っているから良いが広葉樹の羽目板はあまりない。今回も栗の羽目板が欲しくて加工してもらった。自分で栗の板を製材し加工してもらった時もあった。 
 
今回は加工所の方で板も用意してもらった。乾燥する手間と運搬費を考えると出来合いを買うのと同じなのは助かる。フローリングは中国製がいろいろあって選べる。値段もそれなりに安く少ないロットでも買える。 
 
問題は腰壁や天井にこだわった国産広葉樹を使いたい場合だ。以前は全部作っていたので客の要望に答えることができた。板材があまり手に入らなくなって乾燥在庫もできなくなった。板がなければ加工できない。 
 
今回は岩手木材市場の加工場から製品買できた。こちらでは膨大な在庫を持って各種フローリングや羽目板などの加工を専門にやっている。自社で機械乾燥をするので多少生でも加工はできる。何より在庫で各種広葉樹を持っているのが心強い。


小さな工事

晴れの予報が午後から雨。午前中は倒れかかった看板を起こす工事。アルバイト君と息子と二人でジャッキで起こして補強をする。終わりかかった頃から雨が降る。午後からはコンクリートの打設があって小雨の中終わった。幸いなことに徐々に雨が小降りになった。 
 
看板の工事の方は旧知の看板屋さんから頼まれた。独立目からの知り合いで久し振りの付き合い再開。かなり前に自身が設置した看板が柱の根元の腐朽で倒れかかった。 
 
脇にもう一本の電柱を立ててボルトで緊結し補強した。まずは倒れた柱を起こし控えの柱にボルトでくっつける。次に腐った柱の脇にもう一本の電柱を立てまたボルトで緊結する。言うは簡単なのだが3人で半日かかった。 
 
仕事はいろいろあるもので建築だけとは限らない。と言うより様々な職種が絡まったものが多いのだ。そして何日もかかるとか金額が多ければそれなりに職人を集める。機械等も必要なら投入するので金額も張る。 
 
半日とか一日もかからないようなレベルになると難しい。予算無制限であれば良いがそうもいかない場合もある。客の立場になれば少ない方がいい場合だってある。そのことでレベルアップするとか画期的に効果が出るとかなら良い。 
 
大流行のリフォーム工事だが大きく分けると元に戻すのと大きくイメージを変えるのとがある。ただ戻すなら安い方がいい。逆に予算がかかっても効果がそれ以上なら納得してもらえる。 
 
今回は放置すると危険があって急ぐのと小さすぎてどこも二の足を踏むケースだ。元に戻すのに時間と言う価値をつければ納得してもらえる。


車検

台風の影響で1日雨。現場は休みで作業場では加工が続く。午前中は図面、午後は経理の伝票整理。急ぐ用事もないので今日は早く帰れる。明日は倒れた看板を起こす工事がある。もちろん私も手伝う。 
 
昨日やっと車検からトラックが帰ってきた。1週間かかったがここ何年かはこう言う状態が続く。今回もちょっとした所の修理がいっぱいある。ドアハンドルが開かないとか荷台のアオリのドアが開かないとか。 
 
あとはどこが悪いのかよくわからない部分が修理されている。こんな些細なことでも放っておくとあとで動かなくなったりする。車検代と合わせ12万円ほどかかった。 
 
毎年車検なので年によって修理費でウン十万になったりする。自動車税も安く車検時以外に点検もしないからこんなもんだと思っている。いつも調子が悪くてもあと何ヶ月で車検だからと我慢する。 
 
代車に借りた軽自動車から乗り換えるとガッチリした安心感がある。ガタガタと音はするが歪むような感じがしない。乗用車は乗り心地は良いがどこか歪んでいるような気がする。 
 
車の背骨にあたるシャシが違うからだと思う。ラダフレームそれも荷物を積むための強度だから固い。フロアパンでしなるような構造だとガッチリ感はない。乗り心地が悪いと言うことはフレームが固い所為もある。 
 
これが長持ちの原因の一つと思って我慢している。空車時だとポンポン跳ねたりタイヤが滑ったりはもう慣れた。4輪駆動だとハンドルが切れなくなったり抵抗があって燃費が悪くなる。それらを差し引いても長持ちするのは価値がある。