青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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長い薪

昨日よりも一段と気温が上がって春っぽい。午前中は資材搬入があったりしたが職人は休み。午後から作業場で大工と打ち合わせ。型枠が明日から再開明々後日には打設なのだが雨の予報。 
 
昨日は事務所の残材を釘抜きした。釘がついたままだとチェンソーを傷める。大バリで一本ずつ抜くのだがなかなか手間がかかる。そのまま切って燃やした方が早い。 
 
新しく設置した薪ストーブは1mの長いのも燃やせる。14センチ角の煙突のような筒があってそのまま入れる。燃えるに従い少しずつ落ちていく。筈だがまだ試していない。 
 
薪ストーブは2万カロリーとFFの灯油ストーブの何倍も火力がある。なのだが薪が燃え尽きるとくべないと行けない、当たり前だが。この付きっ切りが事務所などには不向きなのだ。 
 
このストーブの長ものを入れる方式に惚れ込んだ。これだと出がけに長い薪を入れてそのままで済む。灯油のように自動でとはいかないが火力の点でこれしかない。それに当社には長い残材が出るから向いている。 
 
煙突が少し短くて注文しているが届いたらすぐ燃やす予定だ。長ものが便利なのか火力がどの程度なのか。明日にも煙突が来る予定なので試してみる。薪は長いのから短いのまで用意している。


新薪ストーブ

毎朝薪ストーブの着火は私の仕事になっている。まだ暗いうちから薪を準備し火を付ける。2,30分すると暖かくなり家内が起きる。今日は冷え込んで日中もあまり気温が上がらない。 
 
今日も基礎屋が3人型枠を付ける。断熱材が入荷したら型枠を完成させ水曜日に打設になる。少し遅いペースだが複雑な基礎なので仕方ない。大工の方は順調で構造材の刻みがほぼ終わる。 
 
事務所の移転で一番困っているのは冷暖房だ。エアコンはもちろんストーブも付いていない。元は薪ストーブがあったのだが自宅の居間に持っていった。展示場は冷暖房無しになっていた。 
 
薪ストーブは本体だけを持って行ったので煙突は付いている。遮熱壁と本体を設置するとまた使える。遮熱壁は鉄板製で置くだけなので安上がりだ。厳密には設置基準には少し足りない。 
 
最初の設置当時は確認申請も緩く計算式も提出しなかった。今ではかなり厳しく要求されるので遮熱壁も大きくなった。もっとも壁や柱などから離せば良いのだが。 
 
今回は遮熱壁は同じだがストーブ本体を薪専用タイプにした。ペレット兼用タイプだったがあまり使わなかった。ペレットはあまり暖かくない。 
 
煙突が少し短くて取り寄せてから設置する。前のタイプは薪長さも40センチと短く頻繁にくべる必要がある。今度は薪長さも少し長く燃焼室も大きいので火力があるだろう。
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アフター

午前中はアフターの現場へ行き補修する。職人は忙しくて多分来れないだろうと思い自分でやる。まあできるような事だったからだが。アフターの類は毎週のように来る。 
 
工事のことばかりでなく様々の依頼や相談が来る。その都度調べたり聞いたりして返事する。アフター関係は費用が発生することもある。できるだけ貰うようにするのだがほとんどこちらの自腹になる。 
 
30年前20年前と比べ小さなことでも電話が来るようになった。アフターやクレームはもちろん住まいに関することは何でも来る。スズメ蜂を退治とか屋根の上のカラスのフンを取れとか…..様々だ。 
 
30年前の若者と今の若者は大分変わってきた。概ね昔は夢があっておおらかだった。今は何でも神経質でキッチリしないと気が済まない。業者側から言うとうるさくなった。 
 
新築すると安定するまで2,3年は色々不都合が発生しやすい。もちろんセッセと直したり見に行くようにする。職人不足の時代はすぐ手直しに行けないことが多い。 
 
その間を何とか説明したり簡単なのは自分でやる。すぐ対応と言うのがミソだろう。少しでも遅れたら次々と仕事が増えてくる。お施主様だってずっと来ないのかと心配で次々と言いたくなる。


異常気象

これは少し異常だ。気温が高いとかそんなことより春ではないか。このまま冬が無しってことはないだろうな。基礎のベース打設があって防凍材を入れたがいらなかったかも。 
 
スウェーデンのグレタさんが怒るのも何となく実感できる。このまま温暖化が進むと雪も降らず水源が枯れて大変なことになる。農業や漁業に深刻な影響が出る。 
 
水位が上がれば沈んでしまう島や防潮堤が役に立たなくなる。食料に与える影響が最も深刻だろう。食料自給率が下がる一方の日本だが食料輸入と工業製品などの輸出を天秤に掛けていないだろうか。 
 
国産なら安心と思っていたら中国に次ぐ農薬使用率とは。そう思うと外食産業がほぼ輸入材なのが逆に安心できる。大好きな吉野家の牛丼は何十年も前からアメリカ産だ。ただ安いだけではなさそうだ。 
 
日本の農業が遅れたのはなぜだろうか。中途半端な兼業農家にセッセと肥料と農機具を売っているところが怪しい。効率化など無縁な素人に近い農家にツケで売りまくる。 
 
関税で輸入品を締め出し政治屋に献金や圧力をかける存在だ。農林族と呼ばれる議員がTPPなどに反対する。関税撤廃なんてとんでもないからだ。 
 
しかし肝心の農家が減り売上が減ってすっかり力が無くなった。今までのルートに乗らない新しい農業法人が活躍できないと日本の農業は壊滅する。そこに期待する以外にない。 
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国産の野菜

朝は寒かったが徐々に気温が上がり暖かい。日毎に変わる天気だが刻みの大工と基礎の職人には幸いする。何と言っても外の仕事は寒いと捗らない。疲れ方も違うから真冬の仕事はキツイ。良いのは早めに仕事切り上げることか。 
 
自宅周りの農家が毎年減っている。専業のプロではなく兼業から退職で専業になったセミプロだ。団塊を中心に70代が主力で体力がついていかない。田圃も毎年未耕作が出る。 
 
農業問題は将来に危機を抱く方が多いだろう。TPPやEPAの自由貿易協定で関税が下がり野菜や肉が安く入ってくる。高齢化の進んだ日本の農家が対抗できるかだ。 
 
農業は進化が激しく世界的に競争が激化している。高関税で守られた日本の農家が機械化と化学肥料を進めた結果農薬率の高い高コストの農業になった。中国に次ぐ農薬使用量になってしまった。 
 
ヨーロッパは進化が進み農薬率の低い野菜を安く生産する。その価格は日本の農家が太刀打ちできないものだ。消費者には国産にこだわる方も多く輸入野菜は少数派だ。 
 
外食産業からまず導入が進みスーパーでも増える。輸入肉には抵抗が無くなったが野菜もそうなるだろう。日本人は外材で家を建てるのに抵抗がないから簡単に進むだろう。
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