青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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零細の生き残り

朝は晴れていたが徐々に曇り夕方には雨。気温は高めで明日は久しぶりの雨になりそうだ。明日の予定のコンクリートの現場打ちは今日に変更。明日は気温は高めのようだから問題無し。 
 
午後からメーカーの講習会。平成元年から見ると新築は減りリフォームは増えている。新築は28兆円から15兆円、リフォームは2兆円から6兆円になった。まだ金額ベースで新築優位だが4,5年で拮抗しそうだ。 
 
空き家の増加は新築よりリフォームに有利に働く。中古住宅の流通でリフォームが増加する。リフォーム客は高齢者が多いから潜在需要も含め有望だ。 
 
新築は今後大手が力を増し中小は押され気味になる。規格化の流れは大量仕入れの大手が安くなる。建材メーカーも生き残りをかけ住宅会社と組むことが多くなる。ますます零細は隅に押しやられる。 
 
今日の講習会も中小向けの戦略の一部になる。大手は別な方法でタイアップする。メーカーと組むことも出来ない零細はかなり厳しい。利益率も厳しいし広告も打てない。 
 
中小と組んでショールームに集客して自社製品を売る。経費の一部を負担させられるからある程度の数が見込めないと出来ない。零細の生き残りはこれから本格的に厳しさを増す。


長い薪

昨日よりも一段と気温が上がって春っぽい。午前中は資材搬入があったりしたが職人は休み。午後から作業場で大工と打ち合わせ。型枠が明日から再開明々後日には打設なのだが雨の予報。 
 
昨日は事務所の残材を釘抜きした。釘がついたままだとチェンソーを傷める。大バリで一本ずつ抜くのだがなかなか手間がかかる。そのまま切って燃やした方が早い。 
 
新しく設置した薪ストーブは1mの長いのも燃やせる。14センチ角の煙突のような筒があってそのまま入れる。燃えるに従い少しずつ落ちていく。筈だがまだ試していない。 
 
薪ストーブは2万カロリーとFFの灯油ストーブの何倍も火力がある。なのだが薪が燃え尽きるとくべないと行けない、当たり前だが。この付きっ切りが事務所などには不向きなのだ。 
 
このストーブの長ものを入れる方式に惚れ込んだ。これだと出がけに長い薪を入れてそのままで済む。灯油のように自動でとはいかないが火力の点でこれしかない。それに当社には長い残材が出るから向いている。 
 
煙突が少し短くて注文しているが届いたらすぐ燃やす予定だ。長ものが便利なのか火力がどの程度なのか。明日にも煙突が来る予定なので試してみる。薪は長いのから短いのまで用意している。


新薪ストーブ

毎朝薪ストーブの着火は私の仕事になっている。まだ暗いうちから薪を準備し火を付ける。2,30分すると暖かくなり家内が起きる。今日は冷え込んで日中もあまり気温が上がらない。 
 
今日も基礎屋が3人型枠を付ける。断熱材が入荷したら型枠を完成させ水曜日に打設になる。少し遅いペースだが複雑な基礎なので仕方ない。大工の方は順調で構造材の刻みがほぼ終わる。 
 
事務所の移転で一番困っているのは冷暖房だ。エアコンはもちろんストーブも付いていない。元は薪ストーブがあったのだが自宅の居間に持っていった。展示場は冷暖房無しになっていた。 
 
薪ストーブは本体だけを持って行ったので煙突は付いている。遮熱壁と本体を設置するとまた使える。遮熱壁は鉄板製で置くだけなので安上がりだ。厳密には設置基準には少し足りない。 
 
最初の設置当時は確認申請も緩く計算式も提出しなかった。今ではかなり厳しく要求されるので遮熱壁も大きくなった。もっとも壁や柱などから離せば良いのだが。 
 
今回は遮熱壁は同じだがストーブ本体を薪専用タイプにした。ペレット兼用タイプだったがあまり使わなかった。ペレットはあまり暖かくない。 
 
煙突が少し短くて取り寄せてから設置する。前のタイプは薪長さも40センチと短く頻繁にくべる必要がある。今度は薪長さも少し長く燃焼室も大きいので火力があるだろう。
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アフター

午前中はアフターの現場へ行き補修する。職人は忙しくて多分来れないだろうと思い自分でやる。まあできるような事だったからだが。アフターの類は毎週のように来る。 
 
工事のことばかりでなく様々の依頼や相談が来る。その都度調べたり聞いたりして返事する。アフター関係は費用が発生することもある。できるだけ貰うようにするのだがほとんどこちらの自腹になる。 
 
30年前20年前と比べ小さなことでも電話が来るようになった。アフターやクレームはもちろん住まいに関することは何でも来る。スズメ蜂を退治とか屋根の上のカラスのフンを取れとか…..様々だ。 
 
30年前の若者と今の若者は大分変わってきた。概ね昔は夢があっておおらかだった。今は何でも神経質でキッチリしないと気が済まない。業者側から言うとうるさくなった。 
 
新築すると安定するまで2,3年は色々不都合が発生しやすい。もちろんセッセと直したり見に行くようにする。職人不足の時代はすぐ手直しに行けないことが多い。 
 
その間を何とか説明したり簡単なのは自分でやる。すぐ対応と言うのがミソだろう。少しでも遅れたら次々と仕事が増えてくる。お施主様だってずっと来ないのかと心配で次々と言いたくなる。


異常気象

これは少し異常だ。気温が高いとかそんなことより春ではないか。このまま冬が無しってことはないだろうな。基礎のベース打設があって防凍材を入れたがいらなかったかも。 
 
スウェーデンのグレタさんが怒るのも何となく実感できる。このまま温暖化が進むと雪も降らず水源が枯れて大変なことになる。農業や漁業に深刻な影響が出る。 
 
水位が上がれば沈んでしまう島や防潮堤が役に立たなくなる。食料に与える影響が最も深刻だろう。食料自給率が下がる一方の日本だが食料輸入と工業製品などの輸出を天秤に掛けていないだろうか。 
 
国産なら安心と思っていたら中国に次ぐ農薬使用率とは。そう思うと外食産業がほぼ輸入材なのが逆に安心できる。大好きな吉野家の牛丼は何十年も前からアメリカ産だ。ただ安いだけではなさそうだ。 
 
日本の農業が遅れたのはなぜだろうか。中途半端な兼業農家にセッセと肥料と農機具を売っているところが怪しい。効率化など無縁な素人に近い農家にツケで売りまくる。 
 
関税で輸入品を締め出し政治屋に献金や圧力をかける存在だ。農林族と呼ばれる議員がTPPなどに反対する。関税撤廃なんてとんでもないからだ。 
 
しかし肝心の農家が減り売上が減ってすっかり力が無くなった。今までのルートに乗らない新しい農業法人が活躍できないと日本の農業は壊滅する。そこに期待する以外にない。 
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