青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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ショールーム

曇りがちだが気温は高め、午後から雨が降る。作業場では外壁材の加工が進み明日にも完成する。上棟まで仕事がなくなって別な現場へ行くことにした。 
 
メーカーや建材店の話だと消費税上げ後景気はさっぱりなところが多い。大工も行く所がないのもチラホラ。春になれば状況は変わるとは思うが。 
 
月末の上棟には人数集めは要らなくなりそうだ。来てくれる大工の目処がついた。苦労すると思ったら拍子抜けする。先日のメーカーの講習会も実質は客集めの為にやったようなものだ。 
 
メーカーが指定した日に各業者にチラシを撒いてもらいショールームに集める。販売店や工務店にはチラシを作らせ費用も負担させる。実質メーカーの営業をやらせる。 
 
住宅会社だけでなくメーカーだって必死なのである。冷え込んだ新築需要をリフォームで挽回しようする。自社の営業マンだけでなく販売店なども参加させる。 
 
元請け業者だけでなく建材店、メーカーだって厳しいのは同じだ。元請けが取ってくるのを口を開けて待っているようでは競争に勝てない。


職探し

昨夜からの雨が降り続く。大工たちは作業場で基礎は現場で作業。基礎もポンプで圧送しないと出来ない部分が来週にも完成する。その後は通常の基礎工事と同じになるので早まるだろう。 
 
先日の雨で山の雪もすっかり融けて真冬とは思えない景色が広がる。現場は泥んこでまるで春先の現場のようだ。工事関係は助かる天気なのだが景気が悪いのか職人たちが職探しに歩いている。 
 
住宅会社も下請けの大工にランクがあって長く付き合っているところが上だ。少し仕事が減るとランク通りに回っていく。新しいところとか仕事が遅いところは後回しになる。 
 
その後回し組があぶれてあちこち電話する。どちらかと言うとオフシーズンは冬なので今頃になる。業者により様々で格差がある。当社も基礎工事が遅れているので大工があぶれそうだ。 
 
月末でないと上棟できないので刻みが完成すると仕事がない。2,3週間他所へ行くしかない。上棟後は二人いないと進まないので確保したいのだが月末になる。 
 
4月以降は各社忙しくなるので探すのは難しい。で、今何ヶ月か誰かを押さえないといけない。でないと一人で建てないとならない。それはそれでシンドイので思案中だ。 
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手刻み

昨日よりも暖かい。朝の事務所は10度以上になっている。断熱と気密が高いとこんなに暖かい。長期優良住宅の認定を受けているから一度暖房すると下がらない。 
 
日中も暖かく夕方に少し雨が降る。午前中は作業場で打ち合わせ、午後からクレームの現場へ。事務所の現場は給排水と基礎業者が午後から来る。 
 
雨漏りの現場は屋根部分は補修したが壁が残っていた。壁に上からポリカを貼ることにした。危ないところを全部塞ぐようにする。これでダメなら大事だ。 
 
昼食に戻るときに大工が訪ねてきた。息子が来るまで付き合っていた大工のところにいた。事情があって別なところへ行っているが当社に来たいと言うことだ。 
 
44歳とまだ若く手刻みとか国産材しかやらない大工のところにいた。住宅会社の下請けに行っていたが手仕事に慣れているので物足りないのだろう。 
 
少々耳が遠い事もあって他人と馴染みにくいところがある。私も難聴気味なので補聴器を使う。彼は両耳に入れてそれでも聞き取れない。そう言う事情もあるし手刻みが忘れられないのだろう。


雨漏り

昨夜は強い雨が降った。こう言う日は雨漏りの電話が来る。午前中は降り続いたので午後から電話の現場へ行く。雨漏りは構造的な欠陥がある場合が多く時間がかかる。 
 
デザイン的な要素で軒の出を小さくすると漏りやすい。昔からあるような軒の出が深い家は漏るのはもちろん外壁も長持ちする。平家だとさらに完璧だ。 
 
何度も漏る現場はリフォームなどで補修したところだ。原因を見つけにくく補修も難しい。軒の出が無いところとか直してもすぐ漏ってくる。何度も行くはめになると経費もかかる。 
 
それとは別に漏っているのに直さないところも意外に多い。建てて年数が経ったからとかこんなもんだと放ったらかしだ。リフォームに行くと何年も漏ったようなところがある。 
 
こう言う基本的な知識もない業者や設計事務所もある。デザイン優先は生死に関わるからどうしてもその場限りになってしまう。瑕疵のある現場は保険があると言うもの業者の負担になっていく。

競争激化で安い物件も増えた。中にはこういった瑕疵のある物件もあるだろう。コストを下げるには軒の出など減らせるところは極限まで削る。新築物件を見ていると危ないところが多くなった。


薪ストーブ設置

朝から雨、どう言う訳か孫のお迎えのタクシーが来ない。一緒に乗る予定の子供の親に連れて行ってもらう。こんなことは初めてだが雪でも降ってこれないわけでもあるまいし。 
 
待望の新事務所の薪ストーブ設置が終わった。早速点火し燃やした。ストーブの塗料が焦げて煙と匂いが充満する。このストーブは今までのぺレット兼用とは違って薪だけのタイプだ。薪長さも入る量も桁違いに大きく相当暖かいだろう。 
 
このストーブの気に入った点は1mの長い薪を立てて燃やせることだ。小型の薪ストーブは薪が短くて割ったのでないと燃えない。これは12センチ角の長い薪を立てて入れる。少しずつ燃えて自然に落ちてくる。 
 
薪ストーブの欠点はつきっきりでないと消えることだ。このストーブだと少しくらい放って置いても燃え続ける。チョロチョロと燃えるのでそのまま出かけても火事の心配はない。長い薪さえ用意できるなら便利な仕掛けだ。 
 
息子の自宅にも長い薪を燃やせるストーブが付いている。70センチほどの残材をそのまま入れている。長く燃え続けるから楽だと言う。当初同じストーブにしようかと思ったがいろいろ試して見ようとこちらにした。 
 
薪ストーブは煙や匂いが出るのでお隣と近い場合は難しい。当社は三角敷地で道路と公園以外は一軒しかない。しかもお隣と離れている。薪そのものも作業場や現場で残材が出るし伐採も頼まれる。どちらかと言うと向いている方だ。