青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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設計作業

仕事が溜まっているが昨日は休んだ。家内が体調を崩しているのと孫の誕生日があった。ワンコの散歩以外には外にも出ずボンヤリとテレビを見ていた。夕方一人で銭湯にでも行こうかと思ったが家内が一緒でないと行きたくない。 
 
今日も暖かく春のような陽気だ。ボイラー交換の現場をやることになり2時ごろ終えた。新築の現場は大工と板金が入る。外壁の通気下地をつけて板を張る。貼るのは簡単でもささらをつけるのは手間がかかる。 
 
年末に加工してあるので現場取付だけになる。毎日のように外壁張りにかかるようになる。どんなに早くても3週間と見ているが天気次第で遅れることもある。雪が吹雪いたりしたら外部の工事ができないからだ。 
 
図面作成が増えて考える時間が多くなった。敷地調査とか測量図の入手など時間を取られる。そこがはっきりしないと設計も何も進んでいかない。下手な素人図面より既存の図面とか測量図があればよほど助かる。 
 
自分が住んでいる所の地番や面積を知らない方は多い。固定資産税を支払っているのに大体の面積しか知らない。面積はまだしも敷地の寸法とか距離は測量図以外はわからない。 
 
相続とかで登記をする際に測量図がなくてもできるからだろう。権利の移動はできても面積とか敷地位置など正確なところはわからないのが普通だ。分筆とか売却時には必ず必要なのだが建築確認にも面積寸法は正確に証明しないとならない。 
 
設計作業はデザインとか使い勝手などが重要と思われている。法的な規制や構造上の観点は素人にはわかりにくい。建築確認はそう言った法規や構造計算などをチェックされる。デザインとか便利さなどは問題にされない。そこが素人にはわかりにくいところだろう。


メンテナンス

現場は今日から電気工事、作業場では大工が開始。お正月から暖かい日が続き今日も時折雪がちらつくものの暖かい。午前中は現場で打ち合わせ、午後からお客様のところへ。以前建てた方から電話で給湯器が故障したと。年数も経つので交換することにした。 
 
新年から打ち合わせがあったり修理や交換が続いている。過去につけた現場がほとんどで交換期に入ったと言うことだ。工事してから10年も経つと色々メンテナンスが出てくる。修理は業者を手配して日程を決める。 
 
まあぶっちゃけ儲かるわけではないがサービスの一種と思っている。自分がつけたのだから事情はわかるしつけた業者もわかる。業者だって自分がつけたものはよくわかる。 
 
以前大工の棟梁と話した時にメンテナンスはほとんど来ないと聞いたことがある。お施主様も大工に建ててもらったもののメンテナンスは他所に自分で依頼すると思っている。大工自身も面倒臭いと思っている節がある。 
 
長く仕事を続けると自分が建てた方が建て替え時期に入る。30年目に入って最初の家は28年になる。早いところは建て替えになるわけだ。リフォームは経験があるが建て替えはまだない。 
 
仮に私が引退して息子が後を継いでも建て替えが来るようでないとダメだろう。そう言う意味でメンテナンスが来るかどうかは重要な判断になる。来ないところは私に頼みたくないか他に依頼するものと思っているかだ。 
 
メンテナンスと言えば簡単そうだが実際のところ建てて2,3年で音沙汰なしもある。こちらの姿勢が悪かったか単に気まぐれでよそに依頼したか。メンテナンスも来るようでないと長く継続して仕事ができない。


本年も宜しくお願いします

今年初のブログになります。今年も年賀状を頂き有難うございました。本年も拙いブログではありますが書き続けていくつもりです。 
 
事務所へは3日から出社し昨日は打ち合わせもありました。昨年末から色々仕事が増えて図面やら見積もりで事務所にいる時間が増えつつあります。年末の掃除もいい加減で事務所も汚くなり今片付けの真っ最中です。 
 
明日から大工たちも仕事開始でまずは作業場での作業になり月曜から現場作業の開始です。古民家リフォームの広告も昨年11月より掲載中ですが手刻みの家つくりの引き合いが増えてきました。 
 
地方の人口減とか景気後退の中で住宅業界は低価格の競争が激しくなりました。大手の参入もあって地元の業者は押されっぱなしです。徹底的なコストダウンと巧みなイメージ戦略は大手の独壇場です。 
 
資金力も劣る地元業者ではとてもかなわないでしょう。当社はそう言った流れとは無縁の地域材の手つくり住宅を進めています。地域材も製材所や材木店の激減で流通が減りプレカットに押されてほぼ全滅に近い状態です。 
 
材料だけでなく加工する作業場とか大工の技術力とかも問題です。耐震性とかホームオートメイションとかの流れもやりにくい工法です。デザイン住宅が大勢を占めるようになり自然素材からやや遠くなってきました。
  
その中で手刻みの自然素材住宅を追求するのが当社の基本です。近隣の丸太を調達し製材在庫のシステムも順調で大工の技術も宮大工上がりの息子がいるので大丈夫です。ただプレカットと違い手刻みは手間がかかるので棟数が限られます。 
 
限られた中で目一杯頑張って建てていくつもりです。素材の良さと技術力の高さは当社の永遠の理想です。その理想に向かって今年も頑張っていきたいと思います。ブログも毎日頑張って続けていくつもりですので宜しくお願いします。