青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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今日は上棟式、昼早めに終わってシートを貼って準備万端。お施主様はじめご家族、親戚の方々と業者。大黒柱に設えた祭壇に棟札、幣束コメ塩などを並べ拝礼。建物の四方に大工が米塩お神酒を撒きます。一通りの神事のあと酒宴に入ります。風が強く冷たい日だったのですが心は熱気でいっぱいです。 
 
何度も経験した上棟式ですが当社ではほとんどの方がおやりになります。もちろんお施主様次第ですが記念になるし一生の思い出にもなります。本当はじっくりと時間をとって語り合いところですが明日も仕事だしノンアルコールで乾杯です。ご親戚の方々にも曲がりや大黒柱を褒めていただきました。 
 
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今日は大工は応援もなく二人だけ。屋根の垂木をかけて明日から野地板を貼ります。その上にウレタンボードを張って断熱してまた垂木をかけます。二重になるわけですが外断熱なのでウレタンも3枚貼らないとなりません。その分屋根の工事は手間がかかるのに大工不足。 
 
二階の屋根裏は現しなので束がずらりと見えます。そのままロフトになりますがリビングの上は吹き抜けになります。そこには束に貫を通し込栓で止めて揺れ防止をします。本格的な貫と込栓は古民家の代名詞でしょう。曲がりはどちらかと言うと農家風なのですが貫は町家でも多く見かけます。 
 
こう言うところまで気を抜かず丁寧に作りたいと思っています。野地板現しの登りの垂木に貫、一番古民家らしい部分でしょう。曲がりや大黒柱にばかり注目が行くのですが本当は貫とか栓など細かい部分が”らしさ”を出すポイントになります。