青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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フラット35

不幸ごとがあって朝晩しか仕事できない。気温も低めであちこち歩くので都合は良かった。ほぼ毎月のようにあって慶弔と言うが慶はほとんどない。仕事もお盆過ぎは低調な感じで先が思いやられる。 
 
朝の少ない時間で図面を描き始めたらあっと言う間に出かける時間に。慌てて自宅に戻り着替えて火葬場へ。次の契約が迫って図面の訂正がかなりある。直しておかないと後で困る。確認申請もなんとかなってフラットの申請を残す。 
 
住宅ローンは銀行とフラット35に分かれる。銀行は審査が多少厳しいが業者には緩い。着手金も繋ぎもすぐできる。ところがフラットは施主には優しいが業者には厳しいところがある。確認申請とは別にフラットの設計審査を受けて検査もある。作りが良くなるのと検査が二重にある。 
 
銀行ローンよりは多少仕様や検査がある分業者は面倒臭い。なので住宅会社は銀行ローンを勧めてくる。自分たちに有利に運ぶように銀行に変わり融資の面倒を見る。と言っても準備や段取りをレクチャーして客を囲い込む。  
 
ほとんどの方は初めての家つくりだからどうやって資金を作るか知らない。ただの借金なのだがさも提携しているように見せかける。金さえ掴めば後は設計次第となる。もちろん予算はわかっているしそもそも予算は自分が作ったものだ。 
 
土地購入からだとその時点でローンを組む必要がある。住宅の業者が決まらないとできないからローンを組ませたら家は付いてくる。なんだかな….こんな家つくりで良いのかね。家がまるで土地の付録みたいではないか。そう思っている私が変なのか。


庭の手入れ

一気に夏になり土曜、日曜と休んでしまった。あまり仕事もないし自宅の手入れもご無沙汰だし。で、家内と二人で庭や周辺を手入れした。おかげで綺麗になったは良いが身体中が痛い。日頃の運動不足ってやつだろう。 
 
お客さから何件か電話があったが作業中で出れない。後でまとめて電話をした。確か2年ぶりぐらいの手入れだ。家内はセッセとやるのだが私がサボっていた。庭木の枝きりから始まって草刈り、ゴミ片付け….。二日かかってどうやら見れるようになった。 
 
庭木は10年以上庭師さんを入れていない。だから松などは伸び放題でただの野山の木になった。もう手入れ不可能だろう。サツキ類は電動バリカンで刈って詰めている。一位の玉造りもほぼ伸び放題の木になった。もっとも庭はあまり興味がなくて父が亡くなって以来手入れなしだ。 
 
切った枝の処分も大変だ。トラックに積んで山に捨てるのだが何往復もした。薪になるようなものは残して枝は処分する。積んでおくと2,3年で無くなってしまう。太い枝を混ぜないのがコツなのだが。 
 
道路の目隠しにサワラを4,5本植えてある。30年以上経つが最初は目隠しで背が低かった。それが切っても切っても伸びくる。手に負えなくなって3mくらいのところでスポッと切った。一気に倒すには太すぎて徐々に倒す予定だ。 
 
玄関の前に梅の木がある。伸び放題の枝を切るのだが高さもあって怖い。で、一気に詰めて背を低くした。三脚で届く範囲にしたのだ。八助なのだが薬をかけないので実がつかない。父は消毒をして実がたくさん付いていた。 
 
少しだが綺麗になった庭を見ているとつくづく父は偉かったと思う。庭師を入れ手入れし自分も手間をかけて綺麗にしていた。旧盆が来るからと大慌てで掃除するこちらとはえらい違いだ。 

公務員だった父を最後まで介護したので年金額を知っている。同じ公務員の家内とは桁違いの金額だった。どんどん少なくなる年金は中高年の老後不安を煽る。息子たちも庭の手入れをすることはないだろうなと思う。


平屋

さすがに夏本番で今日は暑い。事務所は一日エアコンに世話になりっぱなし。省エネに協力したいのだが暑い。駐車場に置いたトラックが焦げそうになる程暑くなる。しばらくエンジンを掛けて冷やして…..省エネには協力出来そうもない。 
 
冬のことが一番気になる住宅だが夏も快適でないといけない。自宅は2種類の家がくっついている。親の家だったところへ子供部屋を足した。子供部屋は軒の出が少なくトタン張りだ。猛烈に暑く夜になっても冷えない。 
 
親の家は軒が深く平屋なので涼しい。どの位違うかと言えば30度くらいでも午前中は涼しい。エアコンなんて要らない。午後はさすがに暑くなるが昼寝が出来るほどだ。夜は窓を開けて寝たら風邪をひく。 
 
新築住宅の設計では断熱のことは関心があっても夏の涼しさは気にしない。他の住宅会社を見ているとそうとしか思えない。当然ながらエアコン付きで冬もこれで暖房する。窓が小さく通風は望めない。アパートは断熱も良く窓が小さいので冬は暖かい。夏はエアコン付きが前提なので部屋が臭い。 
 
それに比べると我が家のような昔風の家は快適な夏を過ごせる。設計する家はこの快適さをなんとか生かしたいと思う。デザインとかイメージ優先の方にはなかなか良さがわかってもらえない。老後の住宅は平屋が一番だ。


薪割り

今日も梅雨明け前の湿っぽい天気。降ったり止んだりすっきりしない。午後から倉庫で材木のチェックや片付け。来週にも発注があるからチェックしないと。 
 
この雨の中に倉庫の残材をトラックに積みっぱなしにしている。薪になると思われるものは積み込んでいる。自宅倉庫に積み上げて暇なときにチェンソーで切る。残材であるから広葉樹が多い。杉か赤松がほとんどで乾燥は完璧なので薪には良い。 
 
息子の家では薪ストーブ一台でほぼ冬を越す。スラブヒーターを設置したのが間違いで無用の長物になってしまった。夫婦共稼ぎなので朝晩しか燃やさないのに十分に暖かい。真冬に半ズボンで高断熱と薪ストーブは良い組み合わせだ。 
 
薪には不自由しない環境なので光熱費は安上がりだ。お湯のエコキュートとIHヒーターだけになる。33坪の小住宅なのですぐ温まるし高断熱なので冷え込まない。薪が手に入るなら理想的な暖房方だ。 
 
薪ストーブは熱が上に上がって下が冷え込むと思われがちだ。長時間薪ストーブを燃やすと輻射熱で壁や床が温まる。こうなると回りから暖かいのですごく快適だ。石油ストーブと似たようなものと思われるがまったく違う。高齢者にも向いている。朝早く誰かが起きて燃やすと朝から快適になるからよけい向いている。


ローンⅡ

時折雨が降って湿っぽい。気温は高いので蒸し暑くて昨夜は寝られなかった。梅雨明けはいつになるか知らないが実質梅雨明けだろうね。事務所で一日こもるが建材メーカーや業者が来る。メーカーの話だと今年はあまりパッとしないと言うことだった。 
 
住宅ローンのことを昨日書いた。ここ2,3年当社で新築した方がいずれもローンで苦労した。あまりはっきり言いにくいのだが所得や他の借り入れなどだ。私が年を取って頭が硬くなったのと今までローンのことを気にしたことがなかった。 
 
お施主様の専権事項だと信じていたので特にローンのことを聞いたことがなかった。各自の事情もあるだろうから根掘り葉掘り聞いてはいけないと思っていた。だからローンのことを詳しく知らない。 
 
作今は提携ローンとか住宅会社が金を貸すような印象がある。車を買うような感覚なのだろうか。ローンで土地と建物を買うと言うことだ。建売の感覚にかなり近づいている。 
 
若者の人口減と低所得化は確実に進行している。高齢者とくに80歳以上は年金も恵まれている。寝たきりでも年金で余裕で介護できるのもいる。ところが60代になると年金額がかなり減らされて厳しいのが多い。子供の教育費にもかかって貯金も少なく結構不安がある。 
 
リフォーム需要はこの世代が多いのだが金がない。そこでローンを組むのだがあまり借りられない。80歳までの短い期間で返すのは大変だ。若者の新築も中高年のリフォームもローンの難しさで将来が厳しい。あまり暗く考えたくないがどうやって食っていくか心配だ。