青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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職人の手配

今日も小春日和で暖かい。午前中は打ち合わせで午後は現場へ。
事務所前の公園もナナカマドがすっかり裸になった。事務所のカエデは半分以上散った。
現場も朝一番の仕事は落ち葉掃きから始まる。散ってしまうと本格的な冬の到来だ。
現場も外の仕事はだんだん減って職人たちも少しずつ暇になる。筈なのだが今年は例外のようだ。

息子が暇なときはよそに手伝いに行く。行くとなかなか返してもらえない。
職人が不足するからだが特に土工とか大工のような職種が多い。比較的高年齢が多い職種だ。
60代の中で前半と後半では労働時間が違う。65歳以上の年金組はあまり働きたがらない。
休みが多い方が喜ばれる。さもありなんで孫をかまったりノンビリしたい気持ちはわかる。

今後も進むと思われるので現場をとる苦労より職人の手配で悩むかもしれない。
リフォームの増大は小工事が増えて職人手間がかかる。頑張れば利益を上げられる仕事の方がいい訳だ。
段取りや発注の面倒さとデザインの多様化で増えた種類がさらに難しくする。
メーカーも在庫を置かない現場は段取りの責任者の仕事が増えた。手慣れた現場監督が引っ張りだこなのもわかる。


田圃

今日はあまり予定がない。入る予定だった業者が来れなくなって遅れる。
明日の打ち合わせの図面を描く。午後から買い物と支払い、その他。
天気も良く快晴の秋晴れで隣の公園も散歩がチラホラ。赤ちゃん連れの方が多かった。
近くにアパートも多く若夫婦が多い。散歩は公園と決まっているが舗装も良くなり乳母車も安全になった。

TPPの影響は肉牛や養豚業者には大きい。自宅の周辺には乳牛農家が何軒かある。
もちろん田圃や畑も所有している。長期的には飲用牛乳にも価格下げの圧力になるかもしれない。
兼業農家からの転向なので規模は小さい。加工牛にはほとんど出さないので影響は少ないだろう。
後継者もいて土地や建物も自分の物だから簡単には潰れない。葬儀で一緒になって田圃のことが話題になった。

彼らも田圃は私同様貸して工作してもらう。一帯を借りているのは一人で彼も60歳を超え後継者もいない。
あと10年もしたら誰が田圃を耕作するのかが問題だ。私的には大規模の会社のような組織が全部借りてやってもらうと助かる。
買い取りたいと言うなら大喜びで売るつもりでいる。畑や山林と違って田圃は用水路を使うので維持費がかかる。
それに税金だって一番高い。所有するだけで結構な負担だのだが売りたくても買う人もいない。


コーヒー

実は昨日も現場に出ていた。昼に帰ったので半日ってとこです。
今日は午前中ご近所の葬儀があって昼までかかった。午後は現場へ材木を運んだ。
積む時はリフトなのですがおろす時は手降ろし。明日から職人を定配していたので誰もいません。
すっかり汗をかいて喉が渇いたのでコンビニでコーヒーを買った。すごく美味しい。

学生の頃からコーヒーが好きでアルバイトもしたことがあります。ドリップしか飲まないのでマシンとかの濃いのは嫌いです。
流行りのコンビニは100円でマシンなのですが豆も新鮮で画期的に美味しい。
思い込みが強いので一度こうと決めたら何十年と変えません。喉が渇いたのもあって100円だし飲んでみるかと…。

何事も進歩しているという当たり前のことを思い出しました。マシンの性能なのか豆が良いのか素晴らしいです。
いつも買っているコーヒー豆が少し古臭く感じました。渋みやほんの少しですが臭いも違います。
仕事にも言えるののですが進歩がなくなるとただのオジさん仕事になります。
たったコーヒー一杯で大げさですが衝撃を受けました。何事も最先端とはいかなくとも遅れないようにしないといけません。


キチンと作る

息子たちの都合で昨日の午後は孫の世話。小さい子の動き回るエネルギーはすごい。
そして疲れるといきなりグッタリなって寝る。起きればまたせわしなく動き回る。
目を離すと何をするかわからないので夫婦で必死で世話をする。こうやって子育てしたのが嘘のように疲れる。
午前中温泉に行ったら休業かと思えるほど空いている。せっかくの温泉が吹っ飛んで疲れて早めに寝た。

今日も午前中は打ち合わせ。午後から雨になり外部の仕事は休み。
前に建てた現場を見たお施主様は作り方を気に入っていただいた。真壁で柱を出して漆喰で仕上げる。
窓や建具枠も4寸角を使ってきっちりと作る。厚さ2,3センチの枠で簡単に作るのが普通だ。
単なる真壁造りだけでなく枠材や巾木、廻り縁なども今の基準では到底やらない方法でやっている。

そう言った技術を発揮するには材料が肝心で丸太購入で可能になる。大工の技術は宮大工の息子に任せている。
私の仕事は設計と材料、丸太の購入にある。製材所、材木店などが廃業して入手が困難になって私の役目が重要になった。
良い材料と良い技術、家造りの王道だが年々かけ離れていく。見た目最優先のオモチャのような家が増えた。
見た目はいつかは古臭くなるが良い材料と技術はいつまでも変わらない。きっちりと作ることが一番だ。


ゴミ

小屋の現場が屋根工事で使える状態に。お施主様に鍵をお渡しその後薪用に置いてある木をあげることになった。
現場確認に山に案内した。道路に近いところにあり薪用とか残材などを置いてある。
春に役所から不法投棄である旨の表示をされて除去するよう言われた。自分の山に何を置こうと勝手だ。
まあ注意を受けたと言うことで撤去するつもりだった。自宅の倉庫へ持っていくと倉庫前が塞がる。

それでなくとも残材や木が置いてあるので持っていけない。欲しいかたがいれば差し上げたいと思っていた。
不法投棄パトロールをしているので捨てるなとの看板とロープが張ってある。行政の熱意はありがたいが少し面倒で迷惑でもある。
草や残材などは燃やせないし詰んで腐らせるのが一番だ。このごろ増えたゴミ片付けの中身はこれだ。
昔だったら燃やしてどうと言うこともなかったのに金をかけて捨てる。捨てるのも指定された処分場しか持ち込めない。

近頃流行りのリフォームだって出るゴミの量は半端でない。業者に頼んでいるが費用もかかる。
確かにプラスチック類とか燃やせないものが多いので仕方ない。腐る木や草などは山に積んで腐らせるのもアリとは思う。
違法といえばそうだが焼却炉で処分は可能なのだ。燃やすよりは自然に腐らせる方が環境には良いと思う。
不法投棄と紙一重だと思われて注意を受けたのだろう。何かとやりづらい世の中になった。